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記者会見

橋下徹大阪市長表敬訪問後 石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成23年12月20日(月)15:20~15:27
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
橋下大阪市長からは、どのようなお話がありましたか。
A
谷垣総裁以下、竹本大阪府連会長、私も同席させていただきましたが、大阪市長に就任されてのご挨拶ということで、挨拶だけではなく、かなり踏み込んだディスカッションが、谷垣総裁と橋下大阪市長との間でできたと思います。
Q
具体的には、どのような発言がありましたか。
A
大阪の努力が実らないと、わが党は道州制を模索していますが、道州制なんてできませんよと、大阪市長からありました。財政調整、これは東京都と区とか、東京都から市とか。あるいは総務省から地方というものがありますが、国が集めて地方に配るということでは、真に強い自治体はできない。これは橋下さんの持論だと思いますが、谷垣総裁も財政調整を全く失くすわけにはいかないけれども、努力しないところが豊かになるなど、少し限界に来ているのではないか。
橋下さんがおっしゃるには、今年は3000億円の交付税をもらっています。日本で二番目の大都会が3000億円。一年前は6000億円。これでは、独立している地方自治とは言えないという話があって、そうですよねと。そんなことでは、国が駄目になりますよねと。谷垣総裁と非常に話が合っていたと思います。
橋下さんが言うには、昔は各省庁のいろいろな許認可や特別な交付税なもの、交付税というか補助金がありましたが、それが無くなったので、地方自治体もなかなか言うことを聞かなくなっている。逆を返せば、国の言うことを聞かない。自分でも独立していない。そういう国と地方の間では、国がままならなくなる。ここも谷垣総裁と意見が一致していました。
国の姿を変えるわけではなくて、大阪市と大阪府の権限の再調整、これが第一段階で、谷垣総裁が堺市はどうなんですかと聞いたところ、堺市は次の段階でとりあえず大阪市と大阪府、松井さんが知事になって、私が大阪市長になったので、ここで前を向いて行けるようになった。
しかし、二人の任期は4年しかない。その後どうなるか分からない。誰が市長でも、誰が知事でも前に進められるようなことを考えていかなければならないと。谷垣総裁は、その通りですと発言していました。
民主党も総務省も、地方制度調査会を作るところから始めようとしている。それではいつまでかかるか分からない。大阪がすでに始めているので、それを応援してほしいというような具体的なお話が最後にありまして、谷垣総裁からは大都市問題に関するPTをすでに党内に作り、細田博之先生のもとで6回、私も2回ほど出席しましたが、大阪都構想の基本的な考え方を学者から聞いて、すでにそれがフィードバックされて、菅義偉先生が座長ですが、年内にも法案の骨子を取りまとめていく。それに対して、竹本府連会長が「自民党はスピード感があるんですよ」と言って、和やかなうちに会談は終わりました。
Q
維新の会との連携を含めて、国政選挙などの話はありましたか。
A
そういう生臭い話は、一切ありません。今日は、表敬訪問ですから。
Q
橋下市長とお会いした印象をお聞かせください。
A
私は旧知の仲ですが、総裁がお二人でフレンドリーに話されていたのが印象に残っており、私が「総裁は橋下市長と親しいのですか」とお聞きしたら、「知事になりたての頃、京都で演説したこともあるんだよ」と総裁が話されていました。
Q
具体的に、橋下市長から期限を区切った要求など、具体的な話はありましたか。
A
表敬です。
Q
昨日の外交部会で、警察庁の方から、事前に特別放送があるということを地元から伝えていたと言っていましたが、今日の官房長官会見では、事務方は伝えていなくて、連絡ミスだったと、言を翻しています。政府の対応についてのご所見をお聞かせください。
A
これは、誰が言った言わないと、犯人を作るのではなくて、安全保障会議に出席しなかったこと、これがポイントです。保安院が原発警備の強化をしてくれと言った責任者は誰ですか。国家公安委員長でしょう。国家公安委員長が官邸に着いた時、会議が終わって、出てきて、その責任を事務方になすりつける官房長官も官房長官ですが、皆さんも昨日何かあると知っていたでしょう。大体知っていますよ。それを自分で察知していないのも問題ですし、個別の名前は控えますが、政務でそこの開校式で挨拶していたことはわかっているのだから、往生際が悪いですね。
Q
橋下市長は、今朝、みんなの党が提案している法案について「期待している」と発言しましたが、みんなの党の法案についてのお話はあったのですか。
A
表敬ですので、他党の話は一切ありません。