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記者会見

田野瀬良太郎幹事長代理記者会見(役員会後)

平成23年12月13日(火)10:47~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

田野瀬良太郎幹事長代理

【谷垣禎一総裁発言】

「この臨時国会は、復興にしっかりと協力してまいったが、民主党の現在のそれ以外の対応を見ていると、非常に心許ないことが明らかになってきた。外交を見ても、日中・日米とも厳しい状況のあると言わざるを得ない。税と社会保障についても、問題を先送りするような対応がはっきりしている。年末に入り、締めくくりの段階に入るが、選挙を視野に置きながら、そのための準備体制を整えてまいりたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「臨時国会はよく頑張った。法案成立は34%で、野球に例えれば1割バッターだ。民主党は2軍に行って、鍛え直す方が良いのではないか」との発言があった。

【田野瀬良太郎幹事長代行発言】

「参議院で、一川・山岡両大臣の問責が可決した。御礼申し上げる。世論調査でも7割以上の人が辞任すべきという結果も出ている。参議院の意思と民意を踏まえた対応をすることを、民主党内閣に強く求めていきたい」と発言した。

【岸田文雄国対委員長発言】

「法案成立率34%は、平成に入って最低の数字である。TPP・外交についての集中審議を求めているが、それに対し、一川・山岡両大臣を出席させざるを得ないと、挑戦的な話を交えながら、固辞している」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「参議院の意思を一川・山岡両大臣に示したので、交代を強く求めていく。2大臣のみならず、2年あまりの政権担当能力のなさがはっきりしている。下野することを強く求めていきたい」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「問責可決後の対応は、衆参連携して、やっていきたい」との発言があった。

【茂木敏充政調会長発言】

「税と予算についての考え方は、今、議論中だ。今週中に24年度予算に対するわが党の考え方をまとめたい」
「大都市問題に関する検討プロジェクトチームを設置した」
「農業戸別所得補償の3党実務者協議は、全くのゼロ回答で、今のところ、全く話を進める環境にない」との発言があった。

【塩谷立総務会長発言】

「本日と16日(金)に総務会を開催する」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

これからの各種選挙についての発言があった。

【山東昭子党紀委員長発言】

第79回党大会表彰者についての発言があった。この後、総務会に諮られる。

【菅義偉組織運動本部長発言】

「東日本大震災の募金について、党本部に寄せていただいた募金総額は、約2億3000万円であった。タイ洪水・トルコ大地震の募金もそれぞれ500万円近く集まった。大使館にお届けしたい」との発言があった。

質疑応答

Q
来月1月に予定されていた、野田総理の訪米が見送りになりましたが、幹事長代行の受け止めをお聞かせください。また役員会においては、日米関係に関するお話はありましたか。
A
特に日米関係について、役員会ではありませんでした。今のお話に対する見解ですが、とにかく訪中の延期に続いて、今回の訪米の見送りを見ていると、この2年間で日本の外交は、まったく脆弱であるということを次から次へと明らかになってきました。訪米見送りは、その表れのひとつでもあると感じています。
Q
一川・山岡両大臣の問責可決について、野田総理がいまだ更迭しないことに関しては、どのようなお話がありましたか。また、このまま両大臣を交代させないまま、来年の通常国会が始まった場合、審議拒否も辞さないという意見は出ましたか。
A
特にその話は議論の中では出ませんでしたが、ただ国対委員長、あるいは参院の皆さん方からは、とにかく徹底的に辞任に追い込んでいかなければならない。それが参院の意思でもあり、ぜひ衆院もそういう意思を固めていただいて、協力、連携していきたいという話でした。
Q
役員会の出席者によると、谷垣総裁のリーダーシップについて言及があったと聞いていますが、具体的にはどのようなものだったのでしょうか。
A
両論出ました。いろいろな部署で議論する中で、確かに自民党としての、あるいは総裁としての発信力が足りないのではないかという意見がちょくちょくあって、党内がまとまってから総裁が発言するということではなくて、遠慮せずに自分の思っていることを言ってもらいたいという意見もありましたが、すかさず反論もありまして、政策は一個人のものではないので、党全体の問題であって、これは徹底的に議論してまとめたことを総裁が発言していくべきだとの議論がありました。それをまとめるというような議論ではなかったのですが、両論が出てまいりました。