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記者会見

田野瀬良太郎幹事長代理記者会見(役員会後)

平成23年11月22日(火)10:45~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

田野瀬良太郎幹事長代理

【谷垣禎一総裁発言】

「3次補正予算が成立したが、今後は、迅速に執行されるかしっかり監視していく」
「TPPについては、我々としては、この時点での参加表明には反対と言ってきたが、政府が方向性を出したからには、我々としても情報をしっかり集めて、守るべきものはきっちり守らなければならない。その点を踏まえて、政調会でしっかり検討を進めてほしい」
「政府は予算編成に入る。協力を求められることも出てくるかもしれないが、腰の据わっていないものには協力できない。その点を見極めながら対応していきたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「復興までは協力すべきところは協力してきたし、その通りやってきた。予算関連法案の処理が終われば、終盤国会も新しいステージに入っていくので、心してやっていきたい」との発言があった。

【岸田文雄国対委員長発言】

「政治とカネ等の集中審議は、12月5日(月)に決定した」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「今日から参議院先議の法案の処理を行っていく。ペルーとの経済協定について、本日の外交部会での、外務省のTPPとの関係の説明が不明確であり、整理されない限り、採決できない」
「枝野経産大臣の(TPP資料に関する)答弁が、嘘であることがわかったので、さらに追及していかなければならない」
「30日に党首討論(QT)を開くべく、これから対応したい」との発言があった。

【茂木敏充政調会長発言】

「公務員給与引き下げは、公明党と基本的に合意した」
「TPPは、総裁の指示の下、検討していく」
「労働者派遣法、復興特区法は、現場で修正協議が進んでいる」
「サイバーテロについても、検討を重ねていく」との発言があった。

【塩谷立総務会長発言】

本日の総務会についての発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

福島県議会議員選挙の結果と大阪府知事・市長選挙の状況についての発言があった。

【塩崎恭久報道局長発言】

世論調査についての発言があった。

質疑応答

Q
第3次補正予算と関連法案が成立する見込みですが、今後は、野田政権に対して、対決姿勢に転じるということは、今日の役員会で確認されましたか。
A
大島副総裁の発言に滲んでいましたし、私どもも、復旧、復興には全面的に協力してきました。概ね、来週には関連法案も成立する見通しになってきたので、いよいよ来年の通常国会を主戦場としての準備に入っていく。すなわち是は是、非は非で、野田政権の矛盾点をあぶり出していく。徹底的に議論しながら国民の皆様に、自民党の姿勢を訴えていくことになると思います。
Q
社会保障と税の一体改革について、消費税の増税法案に対する対応に関しては、何かご発言はありましたか。
A
特にはありませんでした。
Q
大阪府知事選や大阪市長選に関しては、何か議論はありましたか。
A
報告と情勢分析で、これに対してどのように対応するというようなことはありませんでした。情勢分析のみです。
Q
選挙制度改革について、民主党の樽床幹事長代行が訪米しているなど、議論が進んでいないようですが、今国会における対応はどのようなものになりますか。
A
各党協議会に出席している立場でお話ししますと、私の見た目では、かなり突っ込んで順調に話し合いが進んできたと理解していまして、先日、民主党の輿石幹事長から間に合わないというような発言がありました。私はちょっと意外な感じがしました。私の感覚では良い所まで来ていました。もうちょっと最後の詰めをしっかりとやればまとまるのではないかという思いでいますので、ただ協議会はやらないとか、これくらいにしておくという話も全くないので、しっかりと各党協議をしっかりと重ねていくべきだと考えています。
Q
中選挙区制に変えるべきだとの声もありますが。
A
どちらかと言えば、かつて細川内閣時代に、小選挙区制が導入されたのですが、我々は反対でした。ただ、衆議院で賛成、参議院で否決されて、両院協議会で小選挙区制になったという経緯がありますが、あのときは民意がある程度、あのころよく言われたのは、49%の民意が否定される案はよくないとの議論がありましたが、そうではなくて、二大政党制に持って行って、政権交代が可能な選挙制度にすべきだということで、成立したことを記憶しています。当時、賛成した方々がやはり民意が反映されていないと、中選挙区制に戻すべきだという意見が多いのに、意外性を感じながら議論に参加していましたが、そういう意味では、目標をある意味達成しています。二大政党制、まさに政権交代したので、これを是とするのか、非とするのか。これをもう一度議論すべきではないかと思います。あのときは、小選挙区制を導入するという大きなうねりがあったと思います。中選挙区制に戻すということになると、またそのような盛り上がりがないと、なかなか選挙制度を変えるのは、難しいのではないかという感じがしています。中選挙区制は良いところもあるので、自由に検討するのは、結構なことだと思います。そう簡単に中選挙区制に戻すというのは、なかなかなりにくい感じがしています。
Q
昨日、関東ブロックの幹事長会議が開催され、また30日には、全議員・選挙区支部長懇談会が行われますが、落選中の全議員の声、執行部に対する地方の声に対してはどのように対応していくおつもりですか。
A
今日の役員会で、昨日の会議で出た厳しい声を報告させていただくということで、お話がありました。そのひとつは、自民党が前回の選挙以来、野党に転落したのに、自民党が変わったという印象がないので、もっと党改革をすべきだ。また自民党は、何をしようとしているのか。民主党政権を批判するだけで、自民党であればどういう日本の国づくりをするのかというメッセージが伝わってこない。これらの意見が出たとの報告がありました。