ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成23年9月13日(火)10:00~10:09
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

国会の会期について、いまだ与野党で合意がされず、本日の本会議で札入れをして、会期を16日(金)までの4日間にするということを民主党が行おうとしている。先日のNHK「日曜討論」でも、協議の申し入れを盛んにしておいて、協議というのは国会で、与野党で協議するわけだから、国会を閉めると言っておきながら、協議をしようでは非常に矛盾している。
鉢呂前経済産業大臣が辞任をされ、今度はその後継に菅内閣のスポークスマン、原子力政策の情報発信をしていた枝野氏が経済産業大臣に就任する。予算委員会等々などで、徹底的に国民の皆様に真実を明らかにする責任が野党にはあるわけだから、その中で予算委員会をいつやるということも言わない。あるいは、協議、協議と言いながら、国会を閉める。この矛盾点は、野田総理の「誠実に」、「正心誠意」という言葉とは、まったく相反するのではないかと思います。

【谷垣禎一総裁発言】

「新政権になって初めての国会を迎える。この間の経緯を見ると、2年間、自民党との対立軸であったマニフェストや政策決定のあり方などが破綻して、すり寄って来た。この国会では、それが真実なのか偽りなのか、問いただしていかなければならない」
「鉢呂経済産業大臣が辞任したが、任命責任以前の幼稚なものだ。国難を乗り越えるための危機感が問われる問題だ。その中で、4日間で国会を閉じようとするのは、重要な問題に対して、国民に説明しようとの意識が欠如したものとしか言いようがない。代表質問でそれらの点について、自身厳しく問いただしていく」の発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「総裁の方針に沿って、必死に戦っていきたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「正心誠意、誠実という言葉とは裏腹に、4日の会期で国会を閉じようとする姑息なことをしている。わが党としては、復旧復興には協力を惜しまないが、内閣の問題については、徹底的に追及していかなければならない」と発言した。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「会期は採決で強引に決められる。野田内閣の事実上の審議拒否だ。他党と一緒に、予算委員会や各委員会で大臣所信、前国会での積み残し法案の処理を求めていく」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「2年間の総括と今後の方針を示し、問いただす国会であるのに、4日間で閉じることは、極めておかしなことで、大変な暴挙だ」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「大江康弘参議院議員が会派入りし、『自由民主党・無所属の会』となった」
「国会を4日で閉じることは、国会を軽視しており、前にも申し上げたが、皇室を軽んじている。明日、代表質問に立たせていただく」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「民主党内閣の問題点を追及していく」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「政策協議の申し入れは、前原政調会長とテレビで一緒になることはあっても、政調会長間レベルでは、まったくない」
「台風12号対策について、7日に対策本部会議を開き、翌日官房長官に申し入れた。3次補正予算への盛り込みや法改正をしなければならない」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

本日の総務会についての発言があった。

【河村建夫選挙対策局長発言】

岩手県知事選挙・県議会議員選挙についての発言があった。

【森英介組織運動本部長発言】

『絆プロジェクト第2弾 全国菜の花キャンペーン』についての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

世論調査についての発言があった。

【中谷元・情報調査局長発言】

野田総理の発言等についての発言があった。

質疑応答

Q
臨時国会の会期について、民主党が4日間で強引に押し通してきた場合でも、代表質問や閉会中の予算委員会に応じるということでよろしいですか。
A
閉会中の予算委員会の話は、NHKの日曜討論で民主党の輿石幹事長が発言されましたが、国対委員長レベルや幹事長レベルで、具体的な話がないのでわかりません。代表質問には、当然、出ます。
Q
復興復旧には協力するが、内閣の問題は徹底的に追及していくとのことですが、自民党と公明党には温度差があるとの報道もあります。
A
自公は、小選挙区で次の選挙を(一緒に)戦いますので、今朝も太田前公明党代表とお話ししましたが、言われているようなことは、まったくありません。
Q
辞任した鉢呂前経済産業大臣のオフレコの言動について、昨日、民主党の輿石幹事長は、「報道のあり方についても考えてほしい」と報道陣に対して発言しましたが、メディア出身の石原幹事長のとしては、この一連の流れをどのように受け止めていますか。
A
私は、詳細はわかりません。家に帰ってくるところとか、担当の記者の方々のところで軽口を叩いたと、そういう報道があって、その中で「放射能をつける」発言があったと聞いていますが、それはオフレコとかオンザレコードという以前の問題だと思います。
子どもさんたちを傷つけているわけですから、良識ある大人が酔っぱらっても、どんな状態でもそんな話をしてはいけないと思います。オフレコとかオンザレコードの問題とは、異次元の話だと思います。
Q
経済産業大臣に枝野前官房長官が就任したことについて、今朝の閣議後の会見で平野復興担当大臣は、「即戦力で仕事ができる方ではないか」と発言しています。これは、これまでの大臣が即戦力ではなかったということを示唆していると思いますが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
民主党の平野国対委員長が(野田内閣は)「不完全な内閣」と発言しているように、人材がいないということなんだと思います。防衛大臣が安全保障は素人だと言うから、ロシアのツポレフが日本を一周するわけです。そういうことがまったくわかっていない人の集まりである。ですから、国会で委員会を開いて、国家の安全保障、国民の財産を守る観点からも、各委員会で審議をしなければいけないのだと思います。