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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成23年9月6日(火)10:07~10:17
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

台風12号の被害により、被災された方々に心よりのお悔やみとお見舞いを申し上げたい。新内閣が誕生して、バタバタしていたのかもしれないが、この災害に対する政府与党の対応は、少し緩慢ではないかと怒りを覚える。
今日の役員会で、被害に遭われた地域の方々から報告を頂いたが、構造的な山の問題等々に端を発した、川の側の集落の被害というものがかなり大きいということなので、わが党としても一日も早い復興に向けて全力を尽くしていきたい。激甚災害の指定を政府に求めていきたい。

【谷垣禎一総裁発言】

「台風による大雨の三重県・和歌山県・奈良県の被害に、心からお見舞い申し上げる。わが党も4日(日)に災害対策本部を立ち上げ、いろいろ情報を集めながら、遺漏なきように対応する」「野田政権の体制が見えてきた。一番大事なのは、協議して合意した3党協議の遵守である。民主党から協力要請もされているが、我々としては、復旧復興に協力していくが、無原則なことは行わない。野田政権がどのようなスタンスでくるか、国会の臨み方、野党への対応の仕方など、臨時国会できちんと予算委員会まで開いて、問いただしていくことが必要である。それぞれの対応をよろしくお願いしたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「どっと構えて、しっかりとこれまで通り対峙していきたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「台風12号災害について、野田総理が床屋に行く、髪の毛が伸びて床屋に行くのは結構だが、危機管理センターに行くのが先ではないか」と発言した。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「昨日、民主党の平野国対委員長が国対の幹部を連れて挨拶に来た。早期の国会召集を求めている。できることなら、今日中に、いつ召集するかということまで回答を求めていきたい」との発言があった。

【山本順三参議院国対筆頭副委員長発言】

「衆議院と連携して、しっかりとやっていきたい」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「支持率上昇は想定されたものであり、しっかりとどっしりと構えていくことが大切だ」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「少しずつ支持率を下げられるよう、頑張っていきたい」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「明日、わが党としての災害対策本部の第1回目の会議を開く」「民主党政調も、自民党と同じ体制になってきた。これまでは、玄葉政調会長が閣内に入っていたので、やりにくかったが、今回は我々とほぼ一緒の体制だ」「公約作成の準備も進めていく」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

「今回の野田政権で民主党政権を終わらせることが大切だ。早期の解散総選挙を行うことが国益に資するという観点で頑張っていきたい」との発言があった。

【河村建夫選挙対策局長発言】

選挙情勢についての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

各社の世論調査についての発言があった。

【田野瀬良太郎幹事長代理発言】

奈良県の豪雨災害についての発言があった。

【山本一太参議院政審会長発言】

「民主党の人事で、わが党から引き抜いた浜田和幸参議院議員を外務大臣政務官にしたのは、大きな矛盾ではないか。菅総理も委員会で申し訳ないと陳謝し、総務大臣も陳謝していたのに、今度は外務大臣政務官に抜擢するのは、まさに由々しき問題だ」との発言があった。

質疑応答

Q
野田総理に外国人献金問題が浮上していますが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。また、来週にも国会が召集されようとしている中、野田総理から協力要請もあり、難しい対応が迫られるかと思いますが、代表質問や予算委員会に臨む基本スタンスをお聞かせください。
A
ただ今ご指摘があったのは、いわゆる外国人、並びに外国人の経営する企業からの企業献金、ご本人は知らなかったということですが、これをわかっていてやったら、政治資金規正法に著しく抵触する、議員辞職に匹敵するものです。この点については、それはそれ、これはこれと、復旧復興と分けて、正すべきは正していきたいと思います。
復旧復興、これは台風12号による災害もそうですし、東日本大震災の復旧復興についても、これまでもわが党は全面的に協力してきましたし、民主党の前執行部との間に約束している二重ローン問題、あるいは国会に原発事故の検証委員会を置く問題。これは臨時国会の冒頭で処理すると約束しているので、こういう大切なことは、それはそれ、これはこれということで、しっかりと対応していきたいと思っています。
Q
役員会の中で、解散・総選挙については、どのような議論がありましたか。
A
特に、解散権は総理大臣しか持っていないので、我々野党としては、小池総務会長の言葉ですが、解散・総選挙で国民の信を問うことが、一番国益に資するという考えで一致していますので、それに向かって全員で頑張って行きたいと考えています。
Q
先日、野田総理から3つの協議機関の提案がありましたが、新しい民主党の執行部ができた中、あらためて協議機関に対する石原幹事長のお考えをお聞かせください。
A
考え方は変わっていません。これまでも、復旧復興には全面的に協力してきましたし、これからもできることは協力していく。しかし、これまで実務者で協力してきています。現に、二重ローン問題、ガレキ処理もそうですし、全部、実務者で協力をしてきています。
この方法に何ら変わりはありませんが、ここから一足飛びに、税と社会保障の協議会を作ってくれと、そう言われても、その前にはまず、増税反対という方々が民主党内にはいますから、民主党内をまとめるのが先決だと思っています。私たち野党を利用して、民主党内をまとめるという手段は、政権党としていい方法だとは思いません。そういうことには、協力しません。
Q
本日の役員会では、長期間の国会開催を求めていくということで、一致されたのでしょうか。
A
まだ今日中に、民主党に対して国会の会期と召集日を決定させたいとの逢沢国対委員長の報告がありました。当然に、我々は野党なので、短期間の臨時国会ではなくて、3次補正の議論もしていかなければならない。そういう十分な時間をとる召集をしたら、年末までの長期間の国会が望ましいものと考えています。