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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成23年8月30日(火)10:00~10:07
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

今日は8月30日、2年前ちょうど、衆議院総選挙があった日だ。懐かしいもの、相手の宣伝をしてしまうが、民主党のマニフェスト、これで国民の皆さんを騙したわけです。2万6000円ずつ子どもにお金をあげる。高速道路無料化、農業戸別所得補償。そして今日、くしくも3人目の総理大臣に、野田さんが選出される首班指名が行われる。民主党政権の正統性は、まさに失われている。わが党としては、復興の目途が付けば、解散総選挙を求めていく。そういうことを今日は申し上げたい。

【谷垣禎一総裁発言】

「この2年間、2人の総理を退陣に追い込み、本日3人目の総理を迎えることになる。民主党には構造的欠陥があることは、明らかになった。我々は心を一つにして、追い込んでいく」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「(政権を失って)2年目でここまで来ることができた。2人の総理大臣を追い込んだ。さらに追い込み、この日を境に政権奪還の日のスタートとしたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「今日の首班指名では、谷垣総裁で結束していきたいので、よろしくお願いしたい」
「故増岡博之衆議院議員のお別れの会について、宮澤政権時代に国対委員長を務められたので準党葬に該当する」と発言した。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「今朝、公明党と二幹二国を開き、新総理が誕生した後は、早期の国会召集を求めていくことを確認した」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「首班指名では、(決選投票の場合)みんなの党・共産党・社民党は白紙対応となる可能性があり、結果はどうなるかわからない状況である」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「菅総理の退陣については、参議院としても一定の役割を果たせたと思う。参議院としても、2年後の参議院選挙に向けて、準備に入っていきたい。しっかりとした挙党体制を築いていきたい」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「本日の参議院本会議終了後、参議院議員特別総会を開き、人事・決算についてお謀りする予定だ」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「野田新代表の過去の発言等をしっかり精査していく2年前の総選挙で、16.8兆円のマニフェストを実現するための財源について、特別会計の見直し、無駄の削減等々で捻出できると発言している。まったくの嘘であるので、追及していく」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

本日の総務会についての発言があった。

【河村建夫選挙対策局長発言】

各種選挙の結果についての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

世論調査についての発言があった。

質疑応答

Q
自民党として、3次補正予算の成立後に解散・総選挙を求めていくとのことですが、具体的にはどのような戦略で野田新政権を追い込んでいくお考えですか。
A
役員会では特に発言はありませんでした。今日の全議員・支部長懇談会でも大連立の話がありました。野田さんは、「信頼できるような人間に見えるだけで、実は信頼に足らない」という辛辣な意見も出たと思います。そういう方が総理になったときに、どのように対峙していくかというご質問だと思いますが、基本的には、これまでもガレキ処理、二重ローンについて、そして今国会で最後まで残っている国会に原発事故の検証委員会を設けることに、民主党は次期臨時国会の冒頭には設置するというところまで、こぎつけてまいりました。震災の復興、復旧については、自民党がイニシアティブをとってリードをしてきました。この姿勢に変わりはありません。
しかし、大切なことは、三党合意があります。子ども手当をやめて、平成24年度からは児童手当を拡充するとしっかりと書いてある。その一方で、「誤解しないでください。子ども手当は存続します」というビラを作ったり、機関誌に書いたり。今回の代表選でも野田さんはマニフェストを守るということを言われている。
どこが真意なのかわかりません。ダブルスタンダードなのかもしれません。まず、ここから新幹事長が決まったら質していくということになると予想しています。まだいずれにしても、先方の役員も決まっていないので、まだどうするかということは未定です。
Q
基本的には、マニフェストの矛盾、民主党の変遷などをついていくということですか。
A
どう攻めるかということは、企業秘密ですから申しません。問題点の原点は、三党合意を履行するのか、しないのか。言っていることに嘘があるのか、ないのかということを質していくところから、新内閣との間合いは決まっていくということをお話しさせていただいたところです。
Q
本日で、菅内閣が総辞職しますが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
遅きに失した。この3か月の空白は、取り返しがつかない。被災地の方々に申し訳ない。ここに尽きると思います。