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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成23年7月19日(火)10:20~10:30
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

今日は皆、寝不足だと思うが、なでしこジャパンには感動した。チームワークがいかに大切か、本日の役員会でも、「女子力」ということで、3名の女性の役員の方々からご発言があったところである。

【谷垣禎一総裁発言】

なでしこジャパンの快挙についてと、「補正予算の議論に入るが、協力すべきところは協力しながら、問題点はしっかりと正していく。政策課題については、長期的に自民党としてどうするか、国家戦略本部の6分科会でのとりまとめを頂いた。これを明らかにしていきたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「今日から2次補正の予算審議に入るが、わが党の考え方を示しながら、協力すべきは協力する。先週の菅総理の脱原発依存表明は個人的見解だと、公共の電波を使って、記者会見を行い、個人的見解だと発言したのは許されることではない」と発言した。

【逢沢一郎国対委員長発言】

今日・明日の補正予算審議の日程の報告と、「仮払い法、原賠法と併せて、修正協議に向けて、参議院とも協力していきたい」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「衆議院を受けて、21日・22日に補正予算の審議を行う予定。仮払い法は、原賠法と併せて、修正協議に向けて、党内に衆参でPTを作ってほしい」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「なでしこジャパンの勝因は、チーム一丸となって、あきらめなかったことだ。今の官邸は一丸となっておらず、バラバラである。早くあきらめたほうが良い」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

3党政調会長会談についての報告があり、「安易な妥協はしない。我々は、何をしていただきたいとお願いするような筋ではない」「昨日、福島県を視察したが、仮払い法の早期成立が生活を救うことになると実感した」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

「本日13時から総務会を行う。なでしこジャパンの『女子力』にエールを送りたい」との発言があった。

【河村建夫選挙対策局長発言】

選挙日程についての発言があった。

【森英介組織運動本部長発言】

『自由民主党再生可能エネルギー・省エネ関係団体連絡協議会』の設置についての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

世論調査についての発言があった。

【石井みどり女性局長発言】

『全国女性部(局)長・女性議員合同会議・政策研究会』についての発言があった。

【その他の発言】

「16日(土)に、日本体育協会・JOC創立100周年記念祝賀式典が行われ、天皇皇后両陛下がご臨席にもかかわらず、横の総理の席は、福山官房副長官の代理出席であった。こんなことがあって良いのか」との発言があった。

質疑応答

Q
子ども手当について、15日(金)の自民党、民主党、公明党による実務者協議で、民主党は、自民党と公明党が求めている「所得制限」の導入に関して、年収1800万円以上の世帯への支給を取りやめるか、一定の年収以上は段階的に支給を減額するのかという二案を示し、自民党、公明党は持ち返り、あらためて協議するようですが、今日の役員会では何か進展はありましたか。
A
安易な妥協はしませんというご報告があり、子ども手当の所得制限に関しては、政調会長からご発言はありませんでした。文言を詰めているところだが、なかなか文言が詰まっていないと。こちらからどうしてくれとお願いする筋のものでもないとのことでした。
Q
関連で、幹事長の見解をお聞かせいただけますか。
A
年少扶養控除については、我々のかねてからの主張ですので、年末の税制改正で検討すると。そこのところは、我々は給付ではなくて控除ですから、大きな政策の隔たりがあるわけです。そこのところをどう真剣に取り組むかの提示が公にされないと、なかなかはっきりしたことは言えないのではないでしょうか。
Q
特例公債法案に対する自民党の姿勢について、お考えをお聞かせください。
A
特例公債法は、三党合意の通りやってくれたら通せば良いとずっと思っています。民主党がそれをやらないから、どう考えているのか。政府の責任ですから、今までほったらかしているわけですから。我々がほったらかしているわけではないので、16.8兆円のお金を出す。政権を取って、2年間経ったから、まけて8兆円を出せばいいじゃないですか。約束したんだから、できなければ国民の皆様に謝るのが筋だと思っています。
ですから、しっかりと謝って、自分たちは嘘をついていましたと、16.8兆円と言って1兆円くらいしか出ませんでした。これからは駄目ですと。子ども手当も2万6000円は出せません、ごめんなさい。高速道路無料化もあきらめます。高校無償化、農業の戸別所得補償もお金がないとはっきりと認められれば、よろしいのではないでしょうか。あくまでも民主党内の問題だと思っています。
Q
今後、民主党の岡田幹事長と幹事長会談を行うお考えはありますか。
A
私どもは野党ですから、向こうから改めますと言ってくれれば、いつでもドアは開いていますので、お会いすることには、やぶさかではありません。
Q
2次補正の組み替え動議に関するお考えをお聞かせください。
A
政調会を中心に検討していると思いますが、2次補正予算で組み替え動議を出しても、この補正予算はとってつけたようなもので、もっと早くつなぎ的にやっておかないといけない。1次補正を補うものなので、私たちの言っている2次補正予算は17兆円で、既に発表させていただきました。この組み替え動議を出しても、今の予備費を積み上げるようなことが中心の付け焼き刃的なものと比較しても、あまり意味のあるものでないと思います。
Q
出すかどうかは、決めていないということですか。
A
私たちの2次補正は、17兆円で、復興を念頭に置いて作ったものです。それを今日から審議されているのは、月とスッポンの差があって、我々が野党であるのに、各省に全部問い合わせて、積み上げたもの、つまりできることをやらない政府の怠慢。しかし、ないよりはあった方が良いもの。そういうものなので、それにどうこう言うことは、そんなに意味のあることだと思っていません。政調会の方で、的確なご判断をされるものだと思っています。
Q
自民党が報道のチェック機関を作るとの報道がありましたが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
誤報です。私には情報はすべて入ってきますので、全部教えて下さるものを、チェックのしようがありません。(わが党には)広報本部があります。新聞局も情報調査局もあり、そこでは全ての情報は、これまで通りチェックさせていただいています。皆さん方の情報は、皆さん方が私に届けていただいていますので、チェックする必要がないと信頼しています。