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記者会見

田野瀬良太郎幹事長代理記者会見(役員会後)

平成23年6月21日(火)10:20~10:33
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

田野瀬良太郎幹事長代理

【谷垣禎一総裁発言】

「会期末を迎えたが、政府与党がどのように、いろいろなことを処理するのか、今までのところ固まっていない状況にある。政府与党が物事を決められないのが、問題の、政治混乱の根源である。再生エネルギー買い取り法案について、総理が『自分の顔を見たくなければ、早く通せ』との発言は、一国の責任者として、言うべきことではない。立法府をまったく侮辱している発言である。まさに惨状の状況だ。いろいろと動きがあるが、会期末処理については、一任をお願いしたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「総裁の判断の下、会期末の処理にしっかり対応したい」との発言があった。

【田野瀬良太郎幹事長代理発言】

「明日で会期末を迎えるが、昨日、与野党幹事長・国対委員長会談を開き、与党より会期延長幅について、各党の意見を聞きたいとの切り出しであった。『与党としては、3次補正予算を積極的に考えたいので、10月中旬までの4か月程度の延長を内々に検討しているが、各党の意見を聞きたい』との発言が冒頭にあった。菅総理は、2次補正予算、特例公債法、再生エネルギー買い取り法案に強い関心があるとのことであった。自民党としては、7月中に一旦国会を閉じて、民主党代表をおやりになり、その後新体制の下で、臨時国会を開くべきだと申し上げた。本日、11時半に再度会談を開き、与党からいよいよ具体的に延長日数の提示をする」と発言したが、その後、11時半が13時半に変更された。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「会期延長してもしなくても、しっかりと問題が内容に対応していく」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「菅総理が、『参議院自民党は信用ならない』と、どこかで発言したようだが、そっくりその言葉をお返ししたい。どんな根拠で言っているかわからない」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「菅総理は、参議院予算委員会が一番嫌いだということだが、一国の総理が好き嫌いで判断すべきでない」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

自公民政調会長会談の報告について、「民主党に対し、子ども手当について総括すべきだと申し入れた。実現しなかったマニフェスト、子ども手当マニフェストによって、落選中のかつての候補者がいることをしっかり踏まえて、しっかり総括してもらいたい。実現不可能なことを言って、選挙を行った責任は大きいということで、民主党に申し入れている」
「エネルギー政策については、党内の今日、明日中に組織を立ち上げて、対応していく」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

「特に案件はないが、このような会期末であるので、11時から総務会を開き、心を一つにしたい」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

群馬県知事選挙についての発言があった。

【古川禎久青年局長発言】

福島産野菜全国一斉チャリティー街頭販売会についての発言があった。

【野田毅代議士会長発言】

「汚染水の海洋流出を食い止めることを、東京電力に任せてしまうのではなく、国がしっかり対応すべきだ。大火事を起こした家主に早く火事を止めろと言っても、消化させる能力があるはずがない。東電もそういう状況だ。東電に任せるのではなく、国がしっかりとやるべきだ。特に、汚染水が海洋に流れて言っていることは由々しきことであり、早くこれを止めなければならないが、東電にお金がないということで、設計ができているのに、(海洋流出を食い止めることが)できていない。国際的信用をますますなくしてしまうので、設計図ができているので、国がお金を出して、汚染水海洋流出を防ぐべきだ」との発言があった。
関連で、「菅総理の下では、とにかく国がしっかりやらなければならない職責を果たすことは無理である」との発言もあった。

質疑応答

Q
昨日の幹事長・国対委員長会談で示された、会期を10月中旬まで延長したいとの民主党の方針について、今朝の役員会では賛否を含めて、出席者からはどのような意見がありましたか。また菅総理は、2次補正予算、特例公債法案、再生エネルギー買い取り法案に強い関心を示しているとのことで、この3つの条件を終えるまで菅総理に続けさせることについては、どのような意見がありましたか。
A
その点については、全く意見がありませんでした。昨日の幹事長・国対委員長会談の繰り返しになるかと思いますが、菅総理は2次補正予算、特例公債法、再生エネルギー買い取り法案、あるいは3次補正などに強い関心がある。(民主党の)執行部としても3次補正をしっかりやりたいということで、10月までの4か月程度の延長という概ね考えは持っているけれども、野党の皆さんいかがですかと。必ずこれでやりたいということで、一つ協力してくれという発言ではなかったということです。
Q
昨日から今日にかけて、これでやりたいので協力してくれという要請はありませんでしたか。
A
各党のいろいろな意見を聞いて、しっかりと持ちかえって検討して、今日の11時30分に提示をするということで別れたようです。その11時30分がさらに伸びて13時30分ということです。今日の13時30分に正式な要請があると。会期幅について、そのような受け止め方です。
Q
石破政調会長から、エネルギー政策について、党内に組織を立ち上げて対応していきたいとの発言がありましたが、どのようなものをイメージしているのですか。
A
菅さんが再生エネルギー買い取り法案を持ち出しています。こういうことも含めて、別組織で、専門の組織を作りたいという政調会長の意向から、そういう報告になったと思います。
Q
どのような組織ですか。
A
全くそのことについては、言及はありませんでした。今日、明日中に作りたいとの報告でした。
Q
会期末処理について、どのような判断をするかは、役員会において谷垣総裁に一任したということですか。
A
今日、明日、この会期末ということで大事な日になると思います。最後の判断は、総裁に任せてもらいたいとのことでした。
Q
逢沢国対委員長から、幹事長・国対委員長会談の時間が13時半に延びた理由について、何か発言はありましたか。
A
理由について、報告はありませんでしたが、民主党も本当に混乱しているんでしょうねというつぶやきはありました。困ったことですねということです。
Q
石原幹事長が遅れて出席されましたが、何か発言はありましたか。
A
私が代わりにやりましたので、(石原幹事長からの)発言はありませんでした。