ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

定例記者会見(役員会後)

平成22年12月21日(火)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

「予算編成は大詰め作業をしているようだが、矛盾点が多く出て来ている。小沢問題では、民主党内が複雑な状況だ。十分に注視しながら、我々として、来年に向けてやるべき準備をしっかり行い、勝負の年としたいので、よろしくお願い申し上げる」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「この1年、大変お世話になった。いろいろ政治が動いているようだが、来年に向けて、頑張っていこう」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「政調会の下にある『沖縄振興に関する特別委員会』(川口順子委員長・島尻安伊子事務局長)で、2000円札の活用についてのコンテスト、アイデア募集をしている」という一任をお願いした。
「来年の役員会は1月5日(水)に行う。新年仕事始めも1月5日に行う」と発言した。

【岸宏一人事局長発言】

人事案件についての発言があった。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「小沢問題は、政倫審100%なくなった。岡田幹事長の発言通り、2つ(証人喚問、政倫審)しかないので、証人喚問しかない。野党としっかり連携していく。併せて、仙谷・馬淵大臣問題もしっかり対応していく」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「先般、テレビで民主党の森ゆうこ参議院議員の「小沢氏の証人喚問の発言は本気ではない。野党は本気ではない。挨拶代わりだ」という趣旨の発言があったが、そういうことを言っている議員には、私どもの間にはいないので、厳重に抗議した」
「仙谷・馬淵大臣問題は、辞任しない限り、一切審議には応じられない」という当然の指摘があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「西岡参議院議長も問責決議の重さについて発言しているが、まさにその通りである。参議院において、問責決議案は重い。一致して辞任を求めていく」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「政権公約と併せて、テーマ別にどうやって法律を出していくか示していくための立法カタログを作成していく。来年1月31日を締め切りとして、各議員どんな議員立法、一部修正案等でも良いから、1人1本の気概を持って、エントリーしてほしい」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

「本日、年内最後の総務会を開催する」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

「本日午前9時から支部長選任委員会を開き、2人決定し、207支部長が決定した。公募審査中が50支部、残りが40支部で、1月中には選挙態勢が整う。いつ選挙があっても大丈夫である」との発言があった。

【森英介組織運動本部長発言】

「党大会の『自由民主』号外の配布について、選挙区支部長が中心になって、各党員にしっかり手渡しで配ってほしい」
「地方議員への情報提供として、メールアドレスを選挙区支部に送った各級地方議員に対して、携帯電話に情報発信していく」との発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

各社の世論調査等についての発言があった。

【古屋圭司中央政治大学院長発言】

まなびとスコラ、その他のプロジェクトについての発言があった。

【その他の発言】

八ッ場ダムの問題について、山本一太参議院政審会長、小渕優子人事委員長、脇参議院国対委員長から、「現場を見ていだたければ、このようなものを止めることは誰も思わないし、民主党政権ができてからも、着実に事業が進んでおり、代替道路も10キロメートル完成した。これを止めることはあり得ないということが、1都5県の地方議員の方々とお話しした中で確認できた。その一方で、馬淵国土交通大臣の発言によって、本当にどうなんだということが起こっていて、その言葉を本当に真に受けていいのか」という発言があった。

質疑応答

Q
昨日、菅総理と小沢一郎元代表が会談し、菅総理から小沢氏に政倫審への出席を求めましたが交渉は決裂しました。石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
あくまで民主党内の話で、年末の一番大切な時期に何をやっているんだと、早く決めてくださいと。一貫して証人喚問と言っているので、民主党の皆様方が小沢さんの証人喚問を決めていただければ、話は次に進むのだと考えています。
Q
仮に民主党が証人喚問に応じた場合、自民党の対応はどのようなものになりますか。
A
遅いです。もう1年前から言っているので、1年間何をしてきたのか。この年末の予算が一番忙しいときに、また昨日は韓国軍の訓練があった。そんなときに小沢さんと話し合っている政治センス、危機管理能力、まさに菅政権にはそのようなものがまったくないことを国民の皆様方の前にさらけ出したのではないでしょうか。恥ずべきだと思います。
Q
政倫審の議決が求められた場合、自民党の対応はどのようなものになりますか。
A
“If”の質問でしたので、なかなか明確な答えはできませんが、小沢問題で政倫審は100%なくなったのではないかと国対委員長から報告をいただいているので、その線に沿って、私たちは1年前から証人喚問を要求しているので、証人喚問を1日も早く実現すべく菅民主党代表が決断すれば簡単に済むことだと思っていますが、なかなか決断できなくて1週間、問題が先送りされたのが現状ではないでしょうか。
Q
関連で、引き続き証人喚問を求めていくとのことですが、今日あたり野党が集まってその意思を確認される予定はありますか。
A
再確認しなくても1年前から終始一貫しています。
Q
仙谷官房長官と馬淵国交大臣の問責が可決されましたが、参院側から両氏が辞任しない場合、審議に応じないとの認識が示されていますが、これに関しても今日の役員会で何か言及はありましたか。
A
西岡参院議長は、民主党から出ている議長ですが、その民主党から選ばれて出た議長が、今は会派を離脱していますが、参院の問責の持つ意味の重さ、そして両大臣の対応について言及されている以上、私たちもそこはまさしく同じ気持ちで参院がいる以上、衆院側としてもこの参院が院として決められた議決を重んじていくことが、自民党という政党に中においても一致しているということを今日は確認しました。
Q
証人喚問が実現したとしても、仙谷官房長官と馬淵国交大臣の辞任を求めていくということでよろしいですか。
A
これはまったく別問題だと思います。
Q
愛知県知事選挙について、先日、大島副総裁が愛知入りをして、重徳和彦(しげとくかずひこ)氏を自民党として支援するとの発言をされましたが。
A
愛知県連が支持をしている。これに何の変わりもありません。これからも愛知県連の皆様方を中心に、しっかりと支援をしていくということだと思います。
Q
大村氏の処分問題について、年内に結論を出すとのことでしたが。
A
これは再審査請求というものが出されて、現在は総務会の正副会長会議で議論されているのだと思います。その報告はまだ結果は受けていません。今日も議論するというようなお話は、先ほど総務会長からご報告がありました。その結果を受けて、正副会長会議で不服審査請求を審議するということになると、総務会で議論されることになると思いますし、総務会での議論の結果、再戻しという結論になると、今度は党紀委員会にこの問題は舞台が移る。党則に則って粛々と進んでいるのだと思っています。