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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成22年12月17日(金)
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
民主党の岡田幹事長が、小沢元代表と会談しまして、衆議院の政治倫理審査会の出席を求めましたが、小沢元代表は拒否しました。これについて、どのように受け止めていますか。
A
岡田さんがこうやって白旗を振ったんじゃないの。茶番だよね。小沢さんにしたって、野党が国会招致を本気で求めていない。1年前から証人喚問と言っているわけで、この年の瀬に、パフォーマンスはいい加減にしてもらって、来週、総理は小沢さんと会うのか、会わないのか、知りませんが、もういい加減にしてくださいと。証人喚問を各野党が求めているのだから、民主党という政党として、証人喚問をやりましょうと言えば、一件落着。いい加減にしてもらいたい。
Q
問題を先送りする民主党内の姿勢、体質について、幹事長はどのようにお考えですか。
A
結局、岡田さんが党内を掌握していないし、菅総理もリーダーシップを発揮していないということで、予算編成作業がこれから行われるわけだし、沖縄の方でも1000人もの人が、菅総理に「帰れ」コールで迎えたそうだけど、それは何も根回しをしないで、あれだけ県民感情を逆なでして、知事選挙にも自分たちの意思を表示できないで行ったら、ああいうふうになるのは、わかりきっていますよ。もう少し、為政者なんだから、菅総理にも考えてもらいたいと思います。
Q
そういった状況の中で、自民党として、小沢さんの国会招致については、どのように対応するのですか。
A
ともかく早くこの問題を蹴りをつけて、難問山積でしょう。税制だって、あれだけ無茶苦茶な税制改正をやったら、チグハグな、継ぎ接ぎだらけのパッチワークみたいな、我々だって協力できませんよ。それをもし協力してもらいたいならば、税制をどうやって議論していくのかということも考えていかなければならないし、予算だって、あの歳入では財源不足が出ますよ。それについて、どうするのか。党内でゴタゴタするよりも、国民の事を一番に考えて、為政者なんだから、行動してもらいたいと思います。
Q
小沢さんが、なぜ野党は本気で(証人喚問を)求めていないと感じられていると思われますか。
A
それは小沢さんに聞いてもらいたいけれども、やはり私たちは証人喚問と言っているわけですよね。政倫審というのは、小沢さんご自身が作った制度だから。ご自身が身の潔白を疑義があると言われたときに、ご自身の身の潔白を表明できる機会だから。それに出てきてくれと言っている政党はないわけです。証人喚問なわけです。そういうことを捉えて、そういうふうに言っているのか、まったく野党の声を聞いていないのかのどちらかだと思います。
Q
そこは逆に言いますと、野党側から一致結束して、与党側に求めていく姿勢が足りないということではないのでしょうか。
A
ないんじゃないの。1年間もやっているから。
Q
政倫審への対応は、どのようにお考えですか。
A
出てこないと言っているのだから。私たちは、あくまでも偽証罪が適用される証人喚問と終始一貫言っていますし、これからもそうです。民主党だけオッケーしていなくて、民主党がオッケーしたら、今度はご本人が断っても出なければいけないわけでしょ。なぜそういうことをやらないのですか。本人が出ないと言っているわけだから。よくわからないですね。取り計らいが、アリバイ工作だから、その程度なんでしょう、きっと。
Q
民主党が出席を議決した場合、民主党として姿勢を示したことになるのですか。その場合、自民党の問責閣僚、予算審議の対応が変わることはありますか。
A
小沢さん出てこないと言っているんだから、出てこないですよ。何も変わらないじゃないですか。
Q
今日、菅総理が沖縄県を訪問しましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
私も仲井眞知事の選挙のとき、沖縄に入りましたが、県民の方は、本当にどこを支持する、支持政党の区別なく、皆さん、鳩山さん、民主党政権に対してすごく怒っていらっしゃる。やはり、県民の感情をズタズタにしてしまった。ここに来てまた、「沖縄県民は米軍基地を甘受せよ」みたいなことを官房長官が言う。そういうことでは、この問題は解決できません。やはり、1つ1つ県民の皆さん方の信頼をどうやって政権が担っていくのか。今日もちょっとひどいよね。ベストだと思わないけど、ベターだからお願いしますということを言う自体、仲井眞知事にバッドと言われたら、その後どうするんですか。やはりその辺が稚拙ですね。県民の皆さん方の感情を逆なでしているし、選挙でご苦労された仲井眞知事は、県外と言うことをおっしゃっているのだから、それにどう応えていくかということを、やはり政府として模索していかなければならないと思います。