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記者会見

定例記者会見(役員会後)

平成22年12月14日(火)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

茨城県議会議員選挙勝利の御礼のご挨拶があり、「今後、無所属の方が会派に加わるので、前回とほぼ同じ人数になるのではないか。大変良かった。民主党も前回と同じ議席だが、政権政党としては、拒否反応があったのではないか」
「政治とカネの問題で、民主党内が混迷している。総理の仮免許発言に見られるように、政権を担う能力がないと言わざるを得ない。各位、地元でしっかりと訴えてほしい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「脇を締めて頑張っていこう」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

総裁と同様の発言をし、「奄美異常豪雨災害救援募金について、全国から515万845円の善意が寄せられた。本日、谷垣総裁が鹿児島県に入り、朝山毅・奄美市長に目録を手渡す」と発言した。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「茨城県議会議員選挙の勝利について、民主党の支持が下がっているので、我々がさらにしっかりやっていかなければならない」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「年末までに、情報発信、世論喚起を図っていきたい」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「年末までに、統一地方選挙並びに総選挙の公約策定作業を進めていく。広報本部とも連携して、しっかりしたものを作っていく」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

「年度内に、宮崎県・山梨県・愛知県知事選挙・北九州市長選挙があるので、しっかり対応していく」との発言があった。

【山東昭子党紀委員長発言】

党大会表彰と、大村秀章衆議院議員の除名についての発言があった。
私(石原幹事長)から、大村秀章衆議院議員より再審査請求が出ているという報告をした。

質疑応答

Q
昨日の民主党役員会において、小沢一郎氏の国会招致について話し合いが行われました。当初、小沢氏の政倫審出席への議決を目指すと言われていましたが、結局は岡田幹事長に一任ということになり、結局、振り出しに戻ったという印象を受けますが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
いい加減にしてください。予算や税制をしっかりとやっていただかないと、国民の生活は一体どこへ行ってしまうのかという強い怒りを覚えました。
Q
役員会で、民主党の森ゆうこ議員に対して抗議を行うとの話が出たようですが、この詳細に関してと、また本当に抗議を行うのかどうかお聞かせください。
A
今、広報本部の方でビデオを取り寄せましてその内容を精査していますが、私はその番組は見ていませんが、かいつまんでお話しさせていただくと、予算委員会の理事会等々で、わが党が小沢一郎元代表の証人喚問を要求しているのは、あいさつ代りというようなニュアンスだったというご指摘があったので、もしそれが事実であるとすれば、それは公党に対する大変な侮辱ですし、参院の予算委員会の理事会でそのような発言はされていないので、抗議をすることになるとのお話があったところで、今は広報本部で精査をしているところです。
Q
愛知県知事選挙について、大村氏から再審査請求が出ているようですが、これは総務会にかけるのかどうかお聞かせください。また、愛知県連から推薦要請が出ている重徳氏に対しては、どのような対応を行うのかお聞かせください。
A
前段の方から申しますと、規則に則って請求を処理しないといけません。この取り扱いについて、今日、総裁にご一任をいただきましたので、総務会長と私で相談させていただいて、この再審査請求を処理したいと思っています。その処理が片付いた段階で、本部としての推薦について検討して結論を出したいと思っています。
Q
昨日、菅総理は法人税減税5%を指示しましたが、これを実行すると財源はどうするのかということになります。しかし、政府による予算編成の前提となる税制改正大綱の取りまとめが遅れているようですが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
法人税5%を減税すると、約1兆5千億円かかるのだと思います。高額所得者の方への増税、あるいは相続税の増税、さらには法人税の中の繰越欠損金への増税で賄うのか。それとも税制の抜本改革が行われるまでの間、赤字国債を出して財源を手当てするのか。さらには帳尻が合わなくなって、昨年と同じように公共事業にしわ寄せが行くのか。まったく分からない。まったく分からないというのは、哲学がまったくない。哲学があれば結論は見えるわけです。去年の二の舞、すなわち暫定税率の廃止をめぐって、やれ廃止だ、廃止ではないとすったもんだした挙句、去年は小沢さんの鶴の一声で暫定税率の廃止を取りやめる。それは一体何なのか。マニフェストとまったく違うことを決めたわけです。ですから何をしたいのか。何のために法人税を減税するのか。そこがまったく見えてこない。これは国家にとって大きな悲劇だと思います。
Q
大村氏の再審査請求について、幹事長が一任を受けたと言われましたが。
A
幹事長ではなくて、正確に申しますと、再審査請求が出されているのは、総裁宛てなので総裁に一任を取り付けたということです。
Q
関連で、今後のスケジュール観について、幹事長のお考えをお聞かせください。
A
まずは総務会マターなので、この後、総務会長とお話をさせていただいて、総務会でどのような段取りでやるかをさせていただきたいと思っています。年内はまだ日付があるので、年内には方向は示していただくように、総務会長にお願いしたいと思います。総務会長の日程がまだ分かりませんので。いつまでもああでもない、こうでもないという話ではありませんので、ルールに則って、手続きに則って処理させていただきたいと思います。