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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成22年11月5日(金)
党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
海上保安庁が撮影したとみられる、尖閣諸島の中国漁船衝突時のビデオがインターネットに流出しましたが、政府の情報管理体制、またその責任について、幹事長のお考えをお聞かせください。
A
本日9時30分からの外務委員会で質問させたところ、まだ政府としては調査中とのことでした。ですから正しいものなのか、贋作なのかは、まだ正確には私がコメントできる立場にはありません。
しかし、このビデオを見た、政府から提出されたビデオを見た塩崎議員に確認したところ、ほぼ同一のビデオであるという心証を得たと話しています。また私も(インターネットに流出した)ビデオを見させていただいて、その結果から言って、この衝突事件に関するものだという認識を深めています。
もしこれが政府が撮影した、海上保安庁が撮影したものが流出したとするならば、一体我々は何だったんだ。全面公開を我々は強く主張していたにも関わらず、いまだに予算委員の全員にも見せていない。直ちに政府が所有するビデオの全面公開を求めるとともに、これが示されない限り、これは国益、国会の主権がかかった問題ですから、補正予算の審議だってどうなるかわからない。それくらいの強い気持ちで当たっていきたいと思います。
Q
全面公開がないと、審議拒否も辞さないということですか。
A
そんな生易しい話ではなくて、誰が流出させたのか。政府関係者が流出させたとするならば、一義的には国交大臣、法務大臣がこのビデオを持っているわけですから、そのどっちかです。その両大臣、どちらかが明らかになったら、これはトレースしていけばだいたい分かります。こういうネット上のものは。徹底的に追及して、罷免に値するのではないでしょうか。担当大臣は。
Q
自民党としたら、問責決議案も視野に入れるということですか。
A
当然ですよ。政府が出したとしたならば。政府が情報管理を怠ったとしたら、大変なことです。国会を馬鹿にしている。国民を馬鹿にしている。とんでもない話です。
Q
ネット上の流出と言いますか、明らかに意図的な漏洩という感じもしますが、こういうことを生んだ政府側にどのようなお考えがあるとお考えですか。
A
この問題を取り仕切った仙谷官房長官、菅総理の責任は極めて重いのではないですか。私も朝からずっと見ているのですが、中国のネットに中国語で何か言っているものもあります。これが意味わからないのですよ。中国語の言葉が。何を言っているのか、もし今、これだけ日中関係がきしんでいる中で、国際社会に対する影響はすごく大きいと思います。簡単な話ではないと思います。
Q
国際会議APECも控えた中で、政府の機密情報が漏れることは、今回だけでなく、将来に渡っても日本の国益を損なうと思いますが。
A
そんな人に政権を担当していて良いのかという話です。あれだけ出さないと言っていたものが、国政調査権で出したものを委員長が出さないんだと言っていて、未だに見ていない。こんな馬鹿なことを許してはいけないと思います。