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記者会見

予算委員会終了後 石原伸晃幹事長記者会見

平成22年10月12日(火)
院内第24控室

質疑応答

Q
予算委員会が終了しましたが、感想をお聞かせください。
A
一番印象に残りましたのは、尖閣諸島における中国漁船の衝突問題で、政治が関与することに異常なまでにナーバスであった。私はそれは正しいことだと。明らかに逮捕までに時間があるということは、上に上がっているということを認めていますから、政治決断がされているわけです。ただそれを質問でも言いましたが、石にかじりついてでも押し通す、外交力、当然にその間は外交ですから押したり引いたり、水面下で行うわけです。そういうことがなかったのが問題だと言っていて、諸般の情勢を考えると、釈放せざるを得ないと言えば、尖閣諸島を始めとする日本の領土をどう守るか、次のステージに進めます。刑事訴訟法の248条に、閉じこもっていたらその議論ができない。私はそこが一番印象に残りました。
もう1点苦言を呈するならば、政治とカネについて自ら自浄能力を持って明らかにするということは、やらないと言っていたのが印象に残りました。そんなにビクビクする必要はないのではないでしょうか。新聞の社説を示しましたが、8割くらいの国民の方はあのように思っているのではないでしょうか。何かビクビク、おどおどしている。私は変わったんだと、最後にまた開き直りました。あれがオドオドしているということです。私はもう突っ込みませんでした。すごく気になったのは、ずっと書類を見ながらああやっている。ああいうことはなかったと思いました。
Q
仙谷官房長官の発言機会が多かったと思いますが。
A
官邸には総理が2人いると皮肉りましたが、私が次に質問したことを仙谷さんが答えられました。あれは菅総理が自身の言葉で言わないと、国民は納得しないと思います。やはりそこは総理の言葉で聞きたかったです。
Q
テレビ朝日の世論調査で、内閣支持率が45.8%になり前回に比べて大幅に下落しました。一方、自民党支持率は、28.1%になり前回よりも回復しましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
これはいつも言いますように、すぐに支持率がV字で野党が上がることはありません。今日も役員会で話が出ましたが、やはり民主党を支持していた方々が無党派層に流れる。そこから他の政党に支持に向かうのか、それとも無党派のまま留まるのか、また与党に戻るのか。そういうことをしっかりと見ていかなければならないと考えています。
Q
内閣支持率の大幅な下落の原因はどう分析されますか。
A
各社の世論調査と同じ傾向ではないでしょうか。それは尖閣諸島における中国漁船の衝突事件の対応がまずいのだと思います。国民は不安に感じている。大丈夫か。やはりそこに対して、政治は明確なメッセージを発信しないといけないという表れだと思います。
Q
小沢一郎氏の証人喚問について、必要だと答えた人が75.7%と8割近くに達しましたが、今後の自民党の対応をお聞かせください。
A
今日も確認書を示しました。皆さんもあの記者会見に行かれた方もいると思いますが、確認書というのも怪しいと思ったし、小沢さんから同じ小澤さんに書いているというのもおかしい。沢が違うのがおかしい。今回の検察審査会の議決書の中で、これは日付を偽造したものだとしっかり書いてありました。証拠をねつ造しているわけです。そういう人に政倫審が非公開のところで、私は正しい、私は何も悪いことはしていない。それこそ何のための国会招致だということになりますので、やはり偽証罪のある予算委員会でしっかりと問いただしていく問題なんだと考えています。
Q
北海道5区の補選について、どういうことを争点に、また何を訴えていきたいとお考えですか。
A
何で、北海道5区で補欠選挙が行われるのか。本来なら裏金で選挙をやって当選した人が見つかって、失格になったわけですから、その候補者を擁立した政党は、今回は静かにしているのが選挙民に対するマナーだと思います。それどころか今度は、仇をとるんだと言って選挙戦は展開されている。これは記事になっていますが、FAXを使って北教組の人が勤務中に選挙活動を北海道5区で行っている。やはりそういう政治体制とどう対峙していくのか。これは町村信孝候補個人の問題ではないような気がします。その点をしっかりと訴えていかなければならないと考えています。
Q
「大風呂敷」の意味について、菅総理は「そう簡単にはできないが、やりたいこと」と発言していましたが。
A
大言壮語。広辞苑に書いていることを私は読んだので、総理はご自身の大風呂敷の意味を開陳されたのかと思います。
Q
菅総理はビクビクしているようだと言われましたが、どうしてそのようになってしまったと思いますか。
A
幹事長としてではなくて、政治記者風に言わせてもらうと、党内事情なのではないでしょうか。菅さんは世論は見方なわけですから。だから小沢さんに対する、おかしいという話をするとすごい野次がありました。ちょっと意外な感じを持ちました。