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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員会後)

平成27年6月1日(月) 17:39~17:49
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日は冒頭、細田幹事長代行から町村信孝前議長がご逝去されたというご報告がありまして、突然のことで皆驚愕した次第です。町村前議長のご功績、ご遺徳を偲んで全員で黙とうをさせていただきました。私からも、心から町村前議長のご逝去、ご冥福をお祈りしたいと思っております。
本日の役員会ですが、安倍総裁からは、町村前議長に対する追悼の言葉、それから、口永良部島の噴火は、国・県・町が連携して、全島民が避難することができた。今後は、避難の長期化を懸念しながら生活支援に全力を挙げるという趣旨のご発言がありました。また、平和安全法制の審議は、私の発言でご迷惑をかけたが平和安全法制の重要性、必要性を国民に理解していただくべく丁寧に説明していきたいので党の方もよろしくお願いしたいということでした。それから、G7サミットが今週、ドイツで行われる。来年は日本なので、開催地は一任をいただきたいというご発言でした。
高村副総裁からは、平和安全法制の審議は進んでいるが、安倍総理がどういう見解を持たれているのか、安倍総理の発言を国民は知りたがっているのでよろしくお願いしたいということでした。
私(谷垣幹事長)からは、平和安全法制法案は、連日、総理はじめ政府において的確丁寧な答弁をしていただいていると思っている。引き続きしっかり議論を進めて、国民の理解をさらに深めて、成立に向けて努力していきたいということを申しました。また、口永良部島の爆発的噴火と小笠原西方沖の地震について、党も本日、政調で火山・災害対策合同会議を開催した。連続噴火は一応止まったようだが、引き続き警戒しながら、島民支援に万全な対応を行って、地震についても、課題となったところをしっかり対策・検討するよう政府に求めながら、党としてバックアップしていきたいということを申し上げました。
佐藤国対委員長からは、平和安全法制特別委員会の日程、本会議日程等についてご報告がありました。
吉田参議院国対委員長からは、各委員会、本会議の日程についてご報告がありました。
溝手参議院議員会長からは、参議院選挙制度改革の協議は、与党の取りまとめに努力していきたいということでした。

以上です。

質疑応答

Q
NHKの瀧川です。町村前議長の逝去について幹事長は今どのようにお考えか、改めてお願いします。
A
町村前議長は、私個人としても同い年でして、学生時代から町村前議長のことは存じ上げております。特に入学したころは、私は山岳部で町村前議長はラグビー部でしたから部室も隣というようなことでいろいろ町村前議長の思い出は数多くございます。それだけに、あのような形で議長をお辞めになって、しかしまだ体調を回復されてご活躍になると当然予想しておりましたが、このような急なご逝去でなんとも言葉がないというのが正直な思いでございます。非常に町村前議長を失った痛手は我々にとっても大きなものがありますが、しっかりその後、我々も頑張って、町村前議長の志に応えられるようにしなければいけないと思っております。ご冥福を心からお祈りするのみという心境です。
Q
時事通信の大沼です。役員会の中で安倍総理からはどういった言葉があったのですか。
A
安倍総理からは、突然のご逝去、そのご遺徳を偲んで心からご冥福をお祈りしたいということだったと思います。
Q
テレビ朝日の千々岩です。学生時代からのお付き合いということですが、何か一番心に残っている思い出があれば教えてください。
A
我々の時代には大学紛争というのが私たちの大学にもありまして、それをどう収拾していくかというときに、町村前議長は学生側のリーダーだったのですね。非常に厳しい紛争でしたが、その中で一方のリーダーとして当時からそういう後年の町村信孝を彷彿とさせるような闘志に満ちた活動をしておられたことを今でもよく記憶しております。
Q
共同通信の比嘉です。町村前議長の逝去に関して、党として葬儀など何かされるお考えはありますか。
A
細田幹事長代行ご自身も、役員会の15分ほど前に町村前議長の奥様からお電話があったということで、今後どういう手順でどういうご葬儀が行われるか、まだ何も、急なことで分かっていない段階ですので、あまり思いつきで申し上げることは差し控えたいと思います。