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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年5月26日(火) 10:33~10:43
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、本日から平和安全法制の審議に入るがよろしくお願いするということでした。
私(谷垣幹事長)からは、本日から平和安全法制について衆議院本会議で質疑が始まるが、本日は稲田政務調査会長に質問に立っていただいて、基本的な論点や考え方等々、しっかり安倍総理の答えを引き出していただく。ただ、世論調査を見てもまだ国民の理解が深まっているとは言えないので、切れ目のない法整備を行うことで抑止力を高め、そして国民のリスクを低くしていくというこの法制の基本というか本質的な議論をしっかり行って国民の理解を得ながら成立に向けて頑張っていこうということを申しました。
6月1日(月)のかりゆしの日に合わせ、2日(火)の役員連絡会はかりゆしの着用をお願いしたい。ついては、5月28日(木)に党本部101号室で沖縄県産品の物産展を開いて、そこでかりゆしウェアの即売会も行うということも申しました。
佐藤国対委員長からは、平和安全法制特別委員会の日程について、27日(水)、28日(木)は総理テレビ入りの総括質疑、29日(金)は法案質疑、6月1日(月)は総理テレビ入りの総括的集中審議を行うというご報告がありました。
吉田参議院国対委員長からは、参議院の本会議日程、委員会日程についてご報告がありました。
溝手参議院議員会長からは、参議院選挙制度改革について問題点を整理して進めていきたいというお話でした。
茂木選対委員長からは、参議院選挙の公認申請を今後、各都道府県連から出してもらうというお話がありました。
稲田政務調査会長からは、本日の本会議質疑をしっかりやりたいというお話でした。
鈴木総務会長代理からは、二階総務会長は訪中で本日午後に帰国されるが、明日27日(水)14時から臨時総務会を開くというお話がありました。 馳広報本部長からは、最近の世論調査についてのご報告がありました。

以上です。

質疑応答

Q
TBSの加納です。世論調査の結果は、どういった点をクリアすれば国民の理解が深まる、世論調査の数字が上がると幹事長はお考えですか。
A
世論調査は難しいのですね。世論調査について若干ご発言がありまして、「自分はある程度平和安全法制を分かっている」人というのは半分くらいおられる。ところが、「政府の説明が足りない」という人が8割くらいに及んでいる。これはよく分からない。どういうことなのだ、というような議論はありました。ですから、なかなかどうやって上げていくのかというのもそれはよく数字を分析しないと意味合いがよく分からないのですが、私はこの法制についてはずいぶん政府から説明を受けたり、あるいは与党間の議論にも立ち会ったりしてまいりまして、一つは従来のわが国の安全保障体制というようなものが一応仕組みとしてあって、今回はそこでいわば足らざるものを補い、あるいは仕組みも変えたりするようなことなどいろいろあるわけですが、従来の体系が分かっていると「ここをいじるのだな」というのが割と頭に入るわけですね。ところが、従来の仕組みや問題点といったものが必ずしも多くの方が理解されているのかどうか、ということがあると思うのですね。そうしますと、なかなか今回が何だというのは分かりにくいということがあって、やはり全体像や全体としての狙いというものを丁寧に説明するということではないかと思います。本日、稲田政務調査会長がその辺をいろいろ工夫されてご質問されると思いますが、基本的な点、基本的な狙いということをまずよく説明するということではないかと思います。そうすると、基本的な狙いに対していろいろな問題点が各党から段々これからぶつけられてくると思いますが、そういった展開のなかで段々理解が深まっていくのではないかと思いますが、工夫する必要があると思いますね。
Q
日本経済新聞の酒井です。茂木選対委員長から参議院選挙の公認申請のお話があったということですが、大阪の件でうかがいます。大阪の選挙区では複数擁立ということを自民党幹部の方がいろいろ言及されていますが、維新の党の党勢というものも背景にあると思います。幹事長として大阪で二人立てることについてどう思うかということ、また冬に大阪市長選と大阪府知事選が予定されていますが、それについてはどうお考えですか。
A
その辺は、特に参議院選挙の候補をどうしていくか、それから大阪府知事選、大阪市長選の候補をどうしていくかというのは、まったくそれぞれが無関係なわけではないのですね。だから、二人擁立するということでとりあえずいろいろ設計をしてみるということですが、どういう設計から具体案が出てくるかまだちょっとよく分かりません。
Q
日本経済新聞の酒井です。やはりここで維新の党がこれまで大阪で一定の勢力を保ってきたものを挽回するというようなお考えはあるのでしょうか。
A
大阪で特に考えなければいけないことは、わが党の勢力はだいぶ減っていますので、どうしたら失地回復できるかということは当然のことながら考えていかなければいけない。まずそれは党本部から「こうやって失地回復をしろ」といって押しつけるよりもまず大阪府連でどうやったら失地回復をしてもらえるかよく考えてもらう、よく議論してもらうということが必要ではないかと思います。
Q
テレビ朝日の植村です。本日の午後に安倍総理と維新の党の松野代表が会われると思いますが、先週も挨拶に来られたと思いますが、あえてもう一度仕切り直す理由は何ですか。
A
別に仕切り直したわけではないのです。安倍総理にもご挨拶をしたいというご要望でしたので、そういう機会を作ったということです。