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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年4月7日(火)10:30~10:41
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

今朝の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、一つは参議院において予算審議をよろしくお願いするということと、統一地方選挙を頑張ろうということでした。
私(谷垣幹事長)からは、今週参議院では予算審議が大詰めなのでよろしくということと、12日(日)には統一地方選挙前半の投開票日を迎えるので、情勢についてもいろいろ報告があるが気を引き締めていこう。ついては、10日(金)の役員連絡会は取りやめとして、次回の役員連絡会は14日(火)に開催するということを申し上げました。
また、週末に菅官房長官と翁長沖縄県知事が、普天間基地辺野古移設問題について会談をされた、ご案内のとおりでありますが、国と県の立場の違いを埋めていく対応を始める第一歩となったと思うが、党としても沖縄県連新執行部、4月4日(土)から沖縄県連も新執行部になったわけでありますが、その沖縄県連の新執行部と協力しながら政府をサポートしていきたいということを申しました。
佐藤国対委員長、吉田参議院国対委員長からは、本会議日程、予算委員会日程等々についてお話がありました。
あとは、それぞれの方から統一地方選挙等々のご意見や頑張ってやっていこうというお話がありました。
茂木選対委員長からは、統一地方選挙の情勢についてご報告がありまして、一議席でも多く獲得できるようにやっていきたいということでした。
稲田政務調査会長からは、骨太の方針等の議論を始めていきたいということでした。

以上です。

質疑応答

時事通信の大沼です。冒頭の沖縄の関連で、翁長沖縄県知事が菅官房長官との会談だけでなく安倍総理との会談も希望しているようですが、幹事長はそのことに関してどうお考えですか。
特段、まずああいうことで一歩始められたということですからね。あまり先のことは、まだ十分視野にありません。
テレビ朝日の千々岩です。冒頭にも発言されたということですが、改めて今回の会談を幹事長はどのように評価されていますか。
まずは一歩ということではないでしょうか。ずいぶん違いも当然あるわけですしね。それに尽きると思います。
毎日新聞の影山です。「沖縄県連と協力して政府をサポートしていきたい」ということですが、ご自身が沖縄県を訪問されて知事と会談するお考えはありますか。
特にありません。
毎日新聞の影山です。どこかの段階で、県連と話す中で知事との会談というのは視野に入ってくるのでしょうか。
今のところは特に、茫漠としているというだけですね。
共同通信の比嘉です。統一地方選挙についてうかがいます。12日(日)の前半戦の投開票日を前に、現状をどのように分析されているかについてお願いします。
10道県知事選については、今まで北海道や大分、奈良を重点選挙区としてきたわけですね。我々もできるだけ脇を締めていくようにいろいろ運動を展開して、そういう意味ではある程度脇が締まっているというか、堅実に進められているとは思うのですが、さらに緩みのないようにやっていかないと、仮に世論調査等である程度リードしても今までかなりひっくり返ったということがございます。特に、無党派層に強い候補、弱い候補というのがあります。無党派層にも強くて、世論調査で相手方にも相当差をつけているというような場合は比較的安定しているのですが、そこはなかなかいろいろな場合がありますのでね、最後まで気を引き締めていかなければいけない状況だと思います。
 あとは、政令市長選挙等々にはいろいろ不安要因があるところもございますし、都道府県議会ですとまだこれはいろいろなところがありましてね、必ずしも今の段階で全部丸めてお話するような状況ではないと思います。
東京新聞の宮尾です。地方選で無投票のところが最近非常に増えていますが、この状況を幹事長はどう見られているか、あるいはそれを改善する方策は何かございますか。
一般論として言えるかどうか分かりませんが、私が今まで見聞きしてきた範囲内では、なかなか特に、例えば地方の都市の商店街で中堅といったところで頑張っておられる商店街の中心的なリーダーをやっているような人に出ていただきたくても、なかなか出ていただきにくいというのはあります。それは、一つはやはり相当負担が重いが、政令指定都市だとあまりそういうことはないのかもしれませんが、もう少し地方都市になりますと議員としての所得というか収入というのは極めて限られてきて、それでなかなかそれだけでは食べていけないというような事情もありまして、いろいろなことのある仕事の割にはなかなか待遇が大変だというようなことを正直におっしゃる方もいますね。そればかりが原因だとは思いませんが、やはり仕事の重さに見合った、必ずしも金銭的な処遇というだけではありません、「評価」というのがあるのかどうかというようなことがあるように私は感じております。これは、先ほど申し上げたように、一般論として言えるわけではなくて、私自身が「誰か出てもらわなければ困るからあなた出てくれないか」というようなお話をしたごく限られた知見の中では、そのように感じるときがありました。
北海道新聞の村田です。先ほど統一地方選挙に関するお話で、「政令市には不安要因もある」という発言がありましたが、これは札幌市のことでしょうか。
札幌市はかなり厳しい戦いですので、最後まで徹底的に頑張らなければいけないと思いますが、なかなか厳しい戦いをしていると思います。
北海道新聞の村田です。その札幌市について、広島市は確か重点選挙区になっていたかと思いますが、そこに指定されていないという状況の中で、実際指定する可能性についてはいかがお考えですか。
はじめからここは重点としてやっていくということだと私は理解していますが。
北海道新聞の村田です。茂木選対委員長と安倍総理が会談をされた際に、3知事選と広島市長選の4か所を挙げられたと報道されていまして、札幌市は入っていなかったのですが、幹事長としては、札幌市はもうすでに重点区だというご理解なのですね。
そうですね。そのように私は認識しております。
北海道新聞の村田です。北海道知事選について、本日の役員連絡会で何かやりとりはございましたか。
例えば今、道議選も同時に行われているわけですが、道議選と知事選との連携が十分にいっているところと必ずしも十分にいっていないところがあるのではないかというような指摘はありました。したがいまして、茂木選対委員長の下でそこをさらに徹底するように、というような議論がありました。