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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年2月17日(火)10:37~10:45
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、平成27年度予算の年度内成立の可能性を目指して頑張っていこうというご発言がございました。
私(谷垣幹事長)からは、平成27年度予算の年度内成立を目指して頑張ろうと、「可能性」という言葉を省かせていただきましたが、そのように申し上げました。また、安全保障法制に関する与党協議について、よろしくお願いしますということを申し上げました。
参議院側からは、本日の本会議日程や予算委員会日程、溝手参議院会長が立たれるので頑張ってやっていきたいとのお話がありました。
衆議院側からも、本会議日程や予算委員会日程等の報告がありました。
茂木選対委員長からは、統一地方選の準備状況についてお話がありました。
稲田政務調査会長からは、統一地方選用政策パンフレットの作成状況について、ほぼ出来上がって、本日の総務会にかけるというお話がございました。このあたりは昨日の役員会後の会見と同じです。
田中組織運動本部長からは、2月22日(日)の「竹島の日」記念式典に党代表として出席するというご報告がありました。

以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。茂木選対委員長からの発言で、「統一地方選の準備状況」というのは具体的にどういった内容のことでしょうか。
今静岡市長選挙の推薦依頼が来ているので、それを今持ち回りで決めているなど、その程度のことであります。
テレビ東京の鵜飼です。日銀が政策決定会合を本日と明日で開きますが、地方統一選前に原油安による恩恵が大きい一方で、円安による原料のコスト高などが地方には結構苦しいという声もありまして、追加緩和をすると円安がさらに進むという見方もあります。このあたりどのように見られていますか。
昨日もおそらく同じことを申し上げたと思いますが、私は今の日銀法が改正されて日銀の独立性が高まった時に大蔵政務次官というのをしておりまして、それを尊重するという教育を受けたものですから、日銀の政策決定会合の時に政治の側から、「してはいけない」ということはないのかもしれませんが、差し控えようということです。私の基本的なスタンスでいつもつまらない答弁をして誠に皆さんに申し訳なく思っています。
テレビ東京の鵜飼です。冒頭発言の中で「年度内成立の『可能性』」という言い方について、少し年度内成立が厳しいというような、後退した印象を受けたのですが、この点についてはいかがですか。
高村副総裁は「年度内成立の可能性を目指して頑張ろう」とおっしゃった。私は「年度内成立を目指して頑張ろう」と申し上げた。それから佐藤国対委員長は「年度内成立は十分に可能である」と、若干それぞれニュアンスが異なっております。率直に申し上げますとなかなか予算編成自体が、選挙もあって後に送られたということもあって、相当日程の組み方について国対委員長は苦労されておられるだろうと思います。国対委員長のご苦労の状況の評価はいろいろですが、私は十分努力をしなければいけないと思っております。
共同通信の比嘉です。安全保障法制に関する与党協議が進む中、昨日安倍総理が代表質問の答弁で、自衛隊派遣の恒久法の制定や集団的自衛権の事例としてホルムズ海峡への派遣を挙げるなど、結構明確に述べられています。この点についてはどのようにお考えですか。
本日も総理の答弁についてはそのような報道ぶりがあったように思いますが、例えばホルムズ海峡に関して総理の答弁は、前からあのトーンで答弁をされていると私は思います。ホルムズ海峡が完全に封鎖されたような場合に、新三要件に当たれば、それは機雷を除去するというようなことはできないわけではない。これは別に総理だけが言っておられることではないと思います。新三要件に合すれば行けるのだと。ただその後にいろいろな議論がありまして、総理もおっしゃっていることですが、掃海艇の持っている機能とか、つまりそれは防御能力ということですが、そういったあたりを十分に考慮しなければやみくもに派遣できるものではないというようなこともおっしゃっていたと思いますので、私は何か急に突出した答弁が出たというわけでは決してないと思います。
共同通信の比嘉です。ただ与党協議で自公の溝を埋めようとしている中、公明党が難色を示している機雷掃海の話をあえてお話になったということについてはいかがですか。
これは、実際に行くかどうかは別としまして、法的な整理は昨年の7月1日に大体整理ができているのではないかと私は思っています。