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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員会連絡後)

平成27年2月3日(火)10:39~10:54
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、冒頭高村副総裁からのご挨拶で、ISILによる邦人拘束事案については痛恨の極みである。テロリストの狙いは、政府と日本国民を分断させることがその一つであるからそうならないようにしていこう。それから国会決議でしっかり団結している姿を示していこうということを言われました。 私(谷垣幹事長)からも、ISILの問題に関しては高村副総裁と同様のことを申し上げて、政府・与党結束してやっていこう。邦人保護、国内対策等のテロ対策にもきちんと対応していこうということを申しました。
また、補正予算は今参議院で審議をいただいているがよろしくお願いする。その後は、平成27年度予算の年度内成立ということで頑張ろうということを申し上げたところです。
佐藤国対委員長からは、予算委員会集中審議を明日行う。国会決議については、速やかに対応できるように準備しているというご報告がありました。
吉田参議院国対委員長からは、予算委員会の本会議日程についてお話があり、2月5日(木)に予算委員会集中審議ということで協議中であるということであります。
茂木選対委員長からは、愛知県知事選挙の結果、また三重県知事選挙、広島市長選挙の推薦申請、それから衆議院の選挙区支部長、比例区支部長の選任基準等々についてお話がありました。
稲田政務調査会長からは、統一地方選挙の公約作業を行っているというご報告がありました。

以上です。

質疑応答

テレビ東京の鵜飼です。今回のISILによる邦人拘束事案を受けまして、改めて今国会で、閣議決定もされて方針にも示されている自衛隊による海外での邦人救助については、法整備を進めていく必要があるとお考えですか。
その辺は今どういう議論になっているのか詳細は承知しておりませんが、以前の扱いでも 明らかに領域国、そしてその実効支配の及ぶ範囲の承認を必要としているはずですし、また武器使用については当然のことながら厳格な問題がある。そういう枠内で何ができるかという議論、まだ議論が未成熟な分野であることも確かで、国民の間からはこういうときに何ができるのかという問題意識もあるので、少しそういうことも綿密に議論をする必要はあると思います。
テレビ東京の鵜飼です。議論の結果次第では今後そういう可能性もあると思いますが、いかがですか。
まだそこまで十分視野は持っておりません。
テレビ東京の鵜飼です。与党幹事長のお立場としては、議論をどのような方向にもっていきたいとお考えですか。
もっていきたいとか前のめりになるというより、仮にそういうことができるとしても判断は非常に難しいと思います。そういうことも含めて、まずきちんと議論を整理する必要があると思います。
NHKの瀧川です。国会決議に関してですが、現在の各党との調整状況および実現する時期の目安はいかがでしょうか。
そうゆっくりしていては意義がなくなりますのでね。そろそろそういう各党との折衝に入っているころではないかと思います。もう国対委員長にはそういう報告で準備をするように指示はしております。
NHKの瀧川です。この決議には、幹事長としてどういう精神を盛り込みたいとお考えでしょうか。
それはやはり、このような卑劣なテロは許さない。それから、テロには屈しないような日本の努力・決意というものを盛り込んでいく必要があるのかなと思いますが、具体的にはやはり各党で調整していただく必要があると思います。
読売新聞の天野です。今晩補正予算が参院で成立する見込みですが、選挙で訴えてきたこととも絡めて、改めてこの補正予算の意義を教えてください。
補正予算は、選挙自体はアベノミクスを前に進めるというか全国津々浦々までその実感が及ぶようにということを訴えてきたわけですね。選挙中にもそういう議論がずっとございましたが、消費や何かに弱いところがある、あるいは地方でもうすでによい効果を実感できているところもあるが地方にはなかなか及んでいないということがありましたので、地方にどう実感を持っていただくか、それから消費をどう刺激するか。ですから、地方で使い勝手のよい交付金等々をつくって、いろいろ地方の消費を刺激できるような方策、それから住宅ローン等々をどうしていくかなどいろいろなものを入れて、消費あるいは地方にそういう実感が及ぶようなことを盛り込んだ補正予算であるということだと思います。