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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(政府与党協議会後)

平成27年1月19日(月)12:35~12:44
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

ただいま今年最初の政府与党協議会がございましたので私からご報告いたします。まず菅官房長官からのご報告ですが、26日(月)から通常国会が開かれる。予算や多くの法案を出すが、政府としてしっかり説明責任を果たしていきたい。また、総理は現在中東ご訪問中である。それから、与党と連携しながらしっかり進めていきたいというご報告がございました。
私(谷垣幹事長)からは、年末年始にかけて、経済対策、税制改正、あるいは補正予算、平成27年度予算編成と続いたが無事終えることができた。26日(月)から国会が始まるが、政府・与党結束して、まずは補正予算、平成27年度予算の早期成立を目指してしっかりやっていきたい。また、国対にはいろいろ審議日程の調整で苦労をかけるが、よろしくお願いしたい。それから、統一地方選挙が今年の大きな仕事であるわけだが、先週の佐賀県知事選挙の敗因等をしっかり分析しながら統一地方選挙に活かしていきたいということを申し上げました。
井上公明党幹事長からは、26日(月)から国会が始まるが丁寧な国会運営に努めていきたい。また、統一地方選挙を意識しながら、地方議員の追い風となるようにやっていきたいというご発言がござました。
佐藤国対委員長からは、通常国会は26日(月)召集、6月24日(水)までの150日間である。それから、国会日程については年度内の予算の編成・通過を目指していくというご報告がありました。
大口公明党国対委員長からは、難しい法案も多いので、丁寧に進めながら決めるときはしっかり決めるようにしていきたいというご発言がありました。
吉田参議院国対委員長からは、国会日程について衆議院と十分相談しながら進めていきたいというご発言がありました。
長沢公明党参議院国対委員長からは、参議院は会派が11会派あって、なかなかそれぞれ話し合いをしていくのは大変だが、与党間、衆参よく連携してやっていきたいというご発言がございました。
溝手参議院会長、魚住公明党参議院会長からは、今の11会派のお話について、会派間の信頼が大事である。丁寧に進めていきたいというご発言がありました。
伊達参議院幹事長からは、アベノミクスが地方にしっかり伝わっていくように、経済関係の法案をしっかり通していきたいというご発言がありました。
西田公明党参議院幹事長からは、衆参、そして与党間よく連携して進めていきたいというご発言がございました。
また最後に、政府・与党連携して平成27年度予算の年度内成立を目指すことを確認したということです。

 以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。昨日岡田代表代行が民主党の新代表に選ばれましたが、政府与党協議会のなかで民主党の代表選挙について、あるいは民主党と今後どう向き合っていくのかということについて何か意見はありましたか。
いや、これについては特にはありませんでした。ただ、代表は決まったがまだ実務的な作業を進めるメンバーがまだ決まっていないので、国対委員長会談を開いても代理がお出になるような状態だから、決まったらしっかり議論していきたいというようなお話がございました。
NHKの瀧川です。それはどなたからのご発言ですか。
佐藤国対委員長です。
読売新聞の天野です。農協改革についてお尋ねします。20日(火)から党内で農協改革の法案を議論するPTがスタートします。そこで指導・監査権限の廃止などが大きな焦点になると思いますが、JA全中はかなり反発する構えを見せています。改めてこの改革の必要性や、どのように議論を進めていくかについてお聞かせください。
農協というのは、農業者の役に立つというか、日本の農業をさらに良いものにしていくことに尽力していただかなければならない。そういう観点から、発足当時と今ではずいぶん日本の農業を取り巻く状況も違うので、それに合わせたものにしていこうということだと思います。こういう議論をするときは、しばしば何か特定の論点、たとえばそこでは意見が十分まとまっていないような論点に着目されるわけですが、そういう全体の方向をまずお互いに理解し合いながら進めませんと、局部だけを議論するのはよくないということで、これから始まる議論もそういう全体認識をまずもう一回復習するというか、そういうあたりから始めるのだろうと思います。
共同通信の比嘉です。先ほどの民主党代表選の話題に戻ります。通常国会が始まるとまず予算委員会があり、そこで論戦があると思います。野党からの求めがあるかどうか分かりませんが、QTなど自民党と野党との議論というものをどのように今国会では進めていかれるお考えですか。
特に予算ということになりますと、予算であれ安保法制であれ、まず我々が基本的にしなければならないのは、政府・与党としてこの予算で何を狙っていくのか、それを丁寧に説明していくことが何よりも大事ですので、どこが野党と違うのかということも論戦の過程で明らかになっていくだろうと思いますが、まずは政府・与党がここに何を込めているのかということを丁寧に説明していくということを我々は心がけなければいけないのではないかと思います。