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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員会・役員連絡会後)

平成27年1月13日(火)11:10~11:22
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

まず本日の役員会ですが、冒頭、昨年12月21日にございました宮崎県知事選で再選されました河野俊嗣知事が宮崎県連の方々とご一緒に御礼に来ていただきました。
安倍総裁からご挨拶をいただきまして、まず佐賀知事選は大変残念な結果であった。敗因分析をしっかりやって統一地方選挙に活かしていきたいということをおっしゃられました。また平成27年度予算は明日閣議決定をする。総選挙で約束したことを盛り込めた。財政健全化の目標も踏まえたものとなったというご発言がございました。それから、フランスのテロ事件に心から哀悼の意を表したい。卑劣な行為は絶対に許されない。言論・報道の自由は守り抜くという我が国としてのコメントを出したということをおっしゃられました。また16日から21日まで中東を訪問するというご趣旨のご挨拶がございました。
高村副総裁からは、佐賀の知事選は大変残念だったが、「負けに不思議な負けなし」と言うから、敗因を分析し次につなげていこうというお話でした。
私(谷垣幹事長)からは、一つは予算編成それぞれご努力をいただいたということの御礼と、補正予算、本予算の早期成立を目指して頑張ろうということを申し上げました。また佐賀の知事選は大変残念であった。敗因分析をよくして引き締めてやっていきたいということを申し上げました。
佐藤国対委員長は、農水委員会をやるという日程と、16日に議運理事会を開いて官房長官から通常国会召集の伝達を受けるという発言がございました。
吉田参議院国対委員長からも、農水委員会の閉中審査の日程と、16日に参議院として議運理事会を開くというお話がございました。
あとはいろいろなお話がありましたが、茂木選対委員長からは佐賀県知事選挙結果について、候補者の政治手法が争点となったということを報告されました。それから山梨県知事選、北九州市長選についてもご報告がございました。
稲田政調会長からは、予算編成作業を一通り終えることができた。統一地方選挙に向けた政策の作業準備に入りたいということでした。
二階総務会長からは、総務会で出された意見はしっかり政調と相談していきたいというご発言がございました。
役員連絡会もほぼ役員会と同様の内容でございました。
私から、先ほど申し上げたことに加えまして、まだ決定はしていないのですが、今まで全国幹事長会議というのを党大会の前日に行っておりました。ところが、例年は1月に行っている党大会を3月に延期をいたしましたので、統一地方選挙の直前となってしまいます。そこで、前倒しで全国幹事長会議を開いて統一地方選挙に向けてそこでしっかり議論することにしたいということです。まだ日程等は決めておりません。1月にやるか2月にやるかなどこれから検討するということを申しました。

以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。佐賀県知事選についてですが、総理から農協改革に関する姿勢について何かご発言はあったのでしょうか。
ございません。総理はよく敗因分析をしてほしいということでした。先ほど茂木選対委員長がおっしゃったことの趣旨は、政策の中身、例えば佐賀県をどのように持っていくかということなどについてはさほど大きな論点の違いというのはなかったと思う。むしろ政治手法等々をめぐっての議論があったという趣旨であります。
NHKの瀧川です。役員会では、他の役員の方から佐賀知事選についてどのような発言がありましたか。
「残念だった」とか「よく分析をして後に活かしていこう」などというのはほぼ共通のトーンであります。あとは例えば、「選挙というのは勝ち負けがあるので勝ったときは謙虚に負けたときは毅然としていこう」というようなお話とかいくつかございましたが、おおむねのトーンは先ほど申し上げたように「よく分析してそれを謙虚に活かしていこう」ということであったと思います。
NHKの瀧川です。党内には統一地方選に向けて農協との関係性、あるいは配慮を求める声もあったと思いますが、そこはやはり幹事長としては切り離して考えているということですか。
私も非常にそういうことを言われる向きもなかったわけではないと思いますが、どちらかというとやはり私は政治手法の違いのようなことが争点であったのではないか。そのほか例えば原発とかオスプレイなどについても顕著な対立があったわけではないように見ておりました。
共同通信の比嘉です。佐賀県知事選についてですが、佐賀県知事選で敗北して自民党としては知事選で連続して負けてしまっているという状況かと思います。これについて幹事長はどうしてそうなったとお考えですか。
今おっしゃったことについて、必ずしも連続というわけではなくて、先ほど申し上げたように、年末でどちらかというと目が向いていないかもしれませんが、宮崎県知事選挙等々もあったのですね。いろいろな選挙が実はこの間になかったわけではないのですが、やはり我々の候補は相当思い切った手法でいろいろな問題を解決してきた方であります。そういう思い切った手法に対する反発というのも、当然思い切った仕事をされる方には反発もある。これは佐賀の場合に限りません。そういった点が一番今度は大きかったのかなと選挙中からも感じていました。
時事通信の大沼です。今回の知事選は保守分裂となり、衆院選でも地方によっては保守分裂となっているところもありました。統一地方選挙に向けて、県連組織の引き締め等どのようなことをやっていこうと考えてらっしゃいますか。
主として統一地方選挙の闘い方というのはそれぞれの地域によって違いますので、基本的にはやはりそれぞれの県連で考えていただくということだろうと思います。ただ今回は衆議院選挙の直後でありますので、衆議院選挙で各自民党の候補者が主張してきたこと、それからそれが予算編成等々でどう活かされているか、これが主として地方政策が今回の衆議院選挙の論点でございましたので、そこを誤りなく十分にそれぞれの地域地域に伝わるようにしていく、この努力はしていかなければいけないと思います。