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記者会見

谷垣幹事長記者会見(政府与党連絡会議後)

平成26年9月9日(火)12:48~13:00
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)
谷垣 禎一幹事長

新しい顔ぶれになりまして、初めての政府・与党連絡会議を終えてまいりました。
まず総理からご挨拶がありまして、豪雨災害についてお見舞いを申し上げると同時に、土砂災害防止法改正などの対策を講じていくのだとおっしゃいました。それから、内閣を改造実施したわけだが、経済最優先で景気回復の実感を得るように取り組んでいくと述べられました。また、地方創生に取り組んでいく、それには大胆な政策実行が必要であるということ。女性リーダー等が輝く社会のシンポジウムも開く、あるいは女性が活躍できる場の環境整備を力入れてやりたいということ。それから、このたびの外遊のご報告。実行実現内閣として負託に応えていく、というようなご挨拶でございました。
それから、山口公明党代表からは、復興、経済再生、あるいは社会保障と税の一体改革を進めていくことが必要であるという話がございました。それから、地方創生、これは年末にパッケージで地方に構築できるものをつくることが必要である。国・地方の協議の場を生かしていかなければいかんというようなお話がありました。それから、中国、韓国との関係改善にあらゆるチャンネルを生かしていくべきだ、というようなご挨拶がございました。
私(谷垣幹事長)からは、石破前幹事長の後を継いでご指名いただきまして、公明党とよく連携を、意思を通じ合わせながら政権を支えて、国民のために政治が動いていくという姿をつくりたいからよろしくというご挨拶をいたしました。
井上公明党幹事長も、政府・与党連携して国民の期待に応えていきたいと、緊密、前広な連携をしていきたいというお話でございました。
あとは、それぞれお話やよろしくというご挨拶がありましたが、要するに、自公よく連携してやっていこうという趣旨の基調で、ご挨拶があったということであります。

以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。山口代表から、中国、韓国、あらゆるチャンネルを生かしてということですが、これはどのような発言があって、またこれについてやりとりというか、あるいは幹事長のほうから何かご発言ありましたか。
特にこれについてやりとりはありません。山口さんからそういうご発言があったということであります。
共同通信の内保です。総理から、新執行部に対して党運営などの指示というのはございましたでしょうか。あわせて、公明党側から、新執行部への期待もしくは注文など、そのようなご発言があれば教えていただけますでしょうか。
総理からは特段、党運営についてのご注文ということはありませんでした。先ほど申し上げたのは、要するに改造安倍内閣、政府として取り組んでいく課題をおっしゃったわけですので、それができる足場を与党としてはしっかりつくっていかなければならないという趣旨は、多分含まれていると思いますが、特段の党運営についてのご注文はありませんでした。
共同通信の内保です。公明党側からは何かございましたか。
先ほど申し上げたように、よく連携をとっていこうというお呼びかけはあって、当然、我々もそれに応えなければいけない。我々のほうからもそういう呼びかけをしていきたいということであります。
福島県知事選の関係では、党本部として副知事の支援方針という話もありますが、その辺り、現況どうなっているか教えていただきたいと思います。
この会議の中では特段、福島の知事選での言及はなかったと思います。それから、今の点は、今、茂木選対委員長が自民党の福島県連執行部といろいろ連携をとってやっておられる。今日も午後、会合があるはずです。何かおっしゃった、示唆されたような結論はまだ出ておりません。
読売新聞の天野です。今朝の経団連の会長との会談について伺います。榊原会長が政策懇談会を積極的に開きたいということに対して、幹事長からそういう形でと応じられたという話なのですが、政策懇談会とは、今まであったものを再開するというイメージなのか、それともまた何か仕切り直して新設するということなのでしょうか。
まだ私の中にイメージがあるわけではありませんが、確かに過去振り返ってみますと、私も党の役員やらせていただいたときに何回かそういう政策対話に参加した記憶がございます。ですから、私は基本的にそういうかつての政策対話をイメージしているわけですが、かつてのあり方だけにとらわれる必要はないわけでして、それぞれ、例えば政調会長がやられるとか、それは各閣僚がやられる場合もあるでしょうね。いろんな政策対話があってしかるべきだと思いますが、これは事務的にもどうしていくか相談する必要があるのかなと思います。
北海道新聞の村田です。先ほどの政府与党の初会合で、総理ともお話しになったようですが、そこではどのようなやりとりをされたのですか。
これは、何を話したということももちろん大事なのですが、要するに、お互い顔を合わせるということが大事だと私は思っておりまして、外遊から帰ったばかりで、我が執行部は今始動を始めたところですけども、今の作業状況というようなことをお話したということであります。
毎日新聞の影山です。先ほど、総務会で党役員が固まりましたが、どういう点に心を砕いて、幹事長としては人事をやられたという評価なのが、分析を兼ねてお願いします。
私は、野党総裁のときも「みんなでやろうぜ」というのを標語として掲げましたが、できるだけいろいろな方が、多様な人材も党におられるわけですから、できるだけ、そういう多様な人材の力を結集していくということですね。もちろん、基本的には適材適所、やはりその職に向いた方に就いていただくということですが、そういう党としてできるだけ力が出しやすい態勢ということですね。
産経新聞の豊田です。関連で質問いたします。今回政調会長代行というポストが新設されましたが、この新設した狙いをどのように認識されているかというところと、どんな働きを期待されているかという2つを伺います。
政調会も活動は多岐にわたっております。特に、今の内閣をご覧いただけると分かりますように、昔は財務大臣とか外務大臣とか経産大臣などで、今は「~担当大臣」などたくさんいらっしゃいますね。それだけこなしていかなきゃかなわない課題も多くなっているのではないかと思います。そういう、つまり、例えば地方創生など、政府でやるということでなれば、党のほうにも何かそれに対応したものが必要でしょう。いろいろなところにそういうものが出てまいりますと、やっぱり全体をグリップする力も必要だということではないかなと私は思っております。
テレビ朝日の千々岩です。先ほど幹事長は「時々総裁とお互い顔を合わせることが大切」とおっしゃいましたが、例えばお二人でどれぐらいのペースでお食事をするとか、何かイメージがおありなのですか。
いや、特段イメージがあるわけでもないのです。つまり一般論として、皆さんの社会でもそうだと思いますけど、政治の世界は特に、やはりお互いに顔を見てないとうまく波長が合わない、すれ違いが多くなるというのはよくある社会ですから、できるだけ波長を合わせていくという努力をしなければいけないのだと思っています。
テレビ朝日の千々岩です。石破前幹事長と安倍総理はその回数が少なかったという指摘もありましたが、その辺も何かお考えがあるのですか。
いや、これは、回数というのは、それはさっき顔を見合わせる回数が必要だと申しましたが、協議ですから電話や何かでも相当程度できることはできるのです。できることはできるのですが、やはり電話だけだと何か、サムシングが足らないというときが時々起こるのかもしれませんね。だから、私も総理と顔を合わせて連携をとるということばかりしなければいけないと思っているわけではないですが、電話でも、それは総理もお忙しいですから、電話で意思疎通ができる場合はそういったこともやらせていただくけれども、時々顔を見ることも必要ではないかということですね。