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記者会見

伊吹衆議院議長への衆議院制度改革を検討する第3者機関設置申し入れを受けて 石破茂幹事長記者会見

平成26年5月15日(木)14:40~14:45
於:院内第14控室

冒頭発言

(役員会の内容説明)
石破 茂幹事長
先程8党で伊吹議長に、議長の下に第三者機関、それは諮問機関ということでありますが、設置をしていただきたいということで参りました。議員定数、あるいは選挙制度の問題についてであります。民主党の大畠幹事長からは、野党5党の案ということについて提示がありました。先般、議長に報告に来ました後に、全党お考えを聞きましたが、「8党は議長の下に諮問機関たる第三者機関を設けるべく申し入れをすべきである。社民・共産は反対であるということで、全く変化が見られないまま、時間が徒過するのもいかがなものか」、ということで、今日議長に8党が申し入れに行ったものであります。議長の方からは、本日この後、社民党・共産党そろって申し入れがあるということなので、社民党・共産党の意見も聞いてから判断したいということでありました。

質疑応答

NHKの西井です。今日は、8党としては、設置をしていただきたいという要請をしたという理解でよろしいですか。
そうですね。はい。そうです。
NHKの西井です。設置をするべき理由について、今日、8党の中からどのような説明をしたのでしょうか。
これは、私の方からは、現状8党が議席占有率において言えば、もっと上なのかもしれませんが、第三者機関を作るべきだ。つまり、いろいろな議論を繰り返してきましたが、それぞれがそれぞれの党の考え方があって、なかなか結論に至らない。選挙制度でありますから、各党の消長に関するものでありますので、これはある意味当然のことなのかもしれません。議長の下に、そういう客観的な議論をし、答申ができる、諮問機関を作る方が、時間のいたずらな徒過を避けることができるのではないかということで申し入れに至ったものであります。
NHKの西井です。議長からは、設置そのものについては、共産・社民2党の意見を聞くとしても、議長ご本人としては、何か評価などはあったのですか。
それは聞いてみなければ結論は出せないということですが、現時点において議長の個人的な考え方として言えば、それは国会、つまり衆議院の中にそういう機関をきちんと設置する、そして、その設置の可否についても、全党が可否を申し述べ、そして決まったからには、それは国会の正式な機関としてスタートするということに仮になるとすれば、それは設置に反対した党も議論に参加をするという形になるのではないか。つまり、それぞれの党がそれぞれの主権者に対して、それぞれの議席を与えてくれた主権者という意味ですが、主権者に対する責任を果たすというのはどういうことなのか、そして決まったことには従うという民主主義というのをどうやって活かすのかということが、議長の問題意識ではなかったかと思います。いずれにしても、社民党・共産党の意見を聞かなければ、議長の答えが出るわけではないということです。
NHKの西井です。設置するとすれば、議決を経た正式な機関をつくるべきだというのが議長のお考えだということでしょうか。
そうだと思いますね。それは議運理事会なのか、議院運営委員会なのか、はたまた本会議なのか、それはこれから議長がお考えになり、今後は、私と野党を代表する形で民主党幹事長に、「こういうことだが」というお話があり、また各党でお話をし、なるべく早いうちにこれが動き出すことが望ましいと私は思います。
朝日新聞の三輪です。今日中に、また議長から、石破幹事長や民主党の幹事長に伝わることはありますか。
それは知りません。それは、社民・共産の意見を聞いて、議長がお考えをまとめられるのが今日なのか明日なのか、それは私は預かり知らぬというか、わからないことであります。なるべく早い方が良いのではないでしょうか。議長として、深い考えがあると思いますので、それを承るということです。