記者会見

石破幹事長記者会見(政府与党連絡会議後)

平成26年2月3日(月)12:50~12:56
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

石破 茂幹事長

【石破茂幹事長発言】

「補正予算、本予算の早期成立、即執行を目指す」
「わが党並びに公明党から法案を出すにあたって、与党側との事前調整をしっかりとやってもらいたい。わが党はかねてから申し上げているところであるが、いわゆる概要みたいなものだけ理解するだけではいけない。出す法案において、少なくとも部会長は法案をきちんと理解する、逐条というものが理解できる、要は出す側の大臣もそうだが、それと同じだけの理解は、少なくとも部会長には必要だろうと思っており、そのためには事前調整というものをきちんとやっていかなければならない」と発言し、それに対し、締めくくりの官房長官の発言で、「それは徹底する」ということがあった。官房長官の話の中に、逐条という話がワーディングとして出たわけではないが、そういう構えでやってまいりたい。
「東京都知事選挙について、昨日、安倍総理、山口代表の街頭演説が行われた。舛添候補がリードしているかのごとき報道がなされているが、こういうことになると、気が緩むというのが選挙の常であり、残り1週間、まだやることはたくさんあるはずである。その対応をしていきたい。6日(木)から山口県知事選挙であり、その後は石川県知事選挙も行われる。これは、来年の統一地方選挙を視野に入れながら、選挙は対応してまいりたい。いささかも手抜かりのないように、ともすれば、調整において、自民党取りこぼしというような報道がなされることがある。そういうものにきちんと対応できるよう、そういうような報道が出ないように、それは報道は何を書かれても自由なのだが、そのようなご指摘を受けることがないようにしてまいりたい」

質疑応答

NHKの西井です。法案等の事前調整について、会議の中で、誰がどのようなお話をされたのか、詳細をお聞かせください。
これは私、あるいは高市政調会長からそのように申しました。公明党側からは井上幹事長からそういうお話がありました。
NHKの西井です。先日の閣議決定する法案等、何を党の調整にかけるかという話も併せてされたのですか。
そうです。
朝日新聞の三輪です。大阪市の出直し市長選挙について、橋下市長が先日の党大会で、 出直し市長選を行うことを表明しましたが、幹事長の受けとめをお聞かせください。

市長が本日正式に会見をされるということですので、それを聞かずに、今、予断をもってあれこれ申し上げるということは控えたいと存じます。今日までのいろいろな報道だけを聞く限りにおいて、今、そういう市長選挙をやる必然性というのは那辺にありやということ、そして、残存任期ですから、それしかお務めにならないということでありまして、これは市議会はそのまま存続をするわけです。そうすると、地方自治における二元代表制、すなわち、一方の議会というものの意思と、一方の市長の意思というものが食い違うということがあるならば、この二元代表制というものをどのように考えるべきなのかということ、さらには大阪市民、まさしく大阪市政の主権者たる大阪市民がどのようにお考えになるかということを勘案したときに、ちょっとよく理解しかねるというのが私の個人的な感想です。

NHKの西井です。仮に出直し市長選になった場合、自民党として、どのように対応されるのですか。

これは正式に決まっておりません。いろんな報道がありまして、報道に出ていること、また私が仄聞、直接聞いてもいるのですが、「何なのだろうね、これは」という感じです。ですから、党として、どのように対応するかは、今後市長の会見を受けて、府連並びに市連で協議をし、現場の対応を決める。それから、党本部と対応を協議して、わが党の対応を決めるということでありまして、今、ここでこうだということを断定的に申し上げることはいたしません。