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記者会見

石破茂幹事長記者会見(政府与党協議会後)

平成26年2月17日(月)12:38~12:44
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

石破 茂幹事長

【菅義偉官房長官発言】

「予算委員会が順調に進捗しているが、引き続き万全を期していく」
「松江で行われる竹島の日の式典には、亀岡偉民政務官を派遣する」
「TPP閣僚会合は22日からシンガポールで行われる。妥結に向けて努力をしたい」
「法制局長官については、来週にも状況を明らかにしたいと考えている」
「大雪対策について、例えば、大雪で自動車を乗り捨てて、この言い方は難しいところであるが、要はこのまま乗っておってもどうにもならないということで、そのまま自動車をやむを得ずそこに置いて移動した後、除雪車が来る場合に、そこへ置かれた自動車が障害になった場合、どのようにしたら良いかということについて、自治体からいろいろな悩み、困惑等々が寄せられている」との発言があった。これは財産権も絡み、非常に難しいお話になる。法的措置が必要なのかもしれない。政府においても検討がなされることであるが、与党においても、そのような検討はしなければならないという議論が出ていた。

【細田博之幹事長代行】

選挙制度改革各党協議会についての発言があった。

質疑応答

 朝日新聞の三輪です。法制局長官の件のについて、官房長官から「来週にも状況を」との発言がありましたが、退院や国会への復帰等、もう少し詳しいお話はあったのですか。
ありません。それはそのような状況であるということですので、政府としても、これは法制局長官ですから、国民に対しても、国会に対しても、きちんとした対応をとらねばならないという、普通の、当たり前のお話です。
共同通信の内保です。今の大雪対策の関係で、放置自動車の対応で法改正というのは、具体的にどの法律を改正するお考えなのですか。

これはわかりません。道路交通法なのか、道路法なのか。これは大震災、大津波の時もそのようなことがあり、いろいろな緊急車両が通る場合に、多くの車が、放置という言い方は、別に誰も放置したくてしているわけではないので、言い方には気を付けなければいけませんが、それを除去しなければ、緊急車両が通行できないという場合、これが広いスペースがあって、どこかへ除去できれば誰も苦労しないのですが、それを物的な何か圧力を加えて、そこを通るスペースを作るということになると、じゃあ所有者の所有権はどうなるのか。それも駐車違反という話にならないので、そうすると、移動できるぐらいなら苦労しないわけで、移動ができるぐらいなら、除雪車が通るので、そういうものはどうするのだというのは、これは相当難しいお話になると思います。どの法律をどのように手当てをしていくかということについて、今の段階で確たるお話があるわけではありません。ただ、今回大雪の経験がないところで、大雪が降っているので、そういう予想しない状況があちらこちらで現出している。それに対してどう対応するかというのは、もうこの冬、雪が降らないと決まったものでもありませんが、かなり喫緊の課題にはなります。ただ、それはもう何でもエイヤと言って、どかしてしまう、あるいはもうぶち壊してしまうというような話に簡単にはならないのは、それはもう考えればすぐわかることです。

朝日新聞の三輪です。TPPについて、今、甘利大臣も日米の交渉の中で、アメリカ側からは全ての関税撤廃を求められているということですが、党としてはやっぱり重要5品目を守るという立場だと思います。今日の会議の中で、党側からの意向も政府に伝えたのですか。

それはありません。党としてというより、これは国会の決議として重要5品目の例外なき関税の撤廃はしないということは国会で決まっているわけであって、そこはこれから交渉事が大詰めに向けて進展することになります。
そもそも、この交渉に我々はなぜ参加をしたのかと言えば、総理とオバマ大統領との会談において、アメリカは一定の工業製品、日本は一定の農産品というセンシティブな項目があるということを確認の上で入っているわけですから、その点は交渉の経緯から言ってもそうですし、国会の決議から言ってもそうです。ただ、それと農政改革というのはセットですから、守るべきものは守る。しかし、それで現状の農業構造が維持をされるというわけではないということですが、逆に構造改革さえすれば、守るべきものを守らなくてもいいというお話には全然ならないので、そこは私ども、きちんと使い分けながら、両方の達成を目指すということです。