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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成26年2月25日(火)10:00~10:07
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

石破 茂幹事長

【石破茂幹事長発言】

「徳田毅衆議院議員の議員辞職が承認されれば、鹿児島2区補欠選挙が4月15日告示、27日投票で行われる。これに対する対応は、時間もないので、県連の意向をよく聴取しながら、党として対応したい」
石垣市長選挙の関連で、(琉球新報の『陸自、石垣に2候補地』との見出しの記事に対して、)防衛省から、内容証明付きの申し入れをしたと聞いている。これは防衛省において対応することであり、わが党からどうこう言う話ではないが、その旨は防衛大臣の会見等々で、防衛省担当からお聞きいただきたい。

質疑応答

テレビ朝日の水頭です。鹿児島2区補欠選挙について、4月以降、集団的自衛権の議論や、消費増税後の景気など、ある程度、安倍政権の支持率に影響するようなテーマが増えてくると思いますが、その中での補選の位置付けと、どのように取り組んでいくのか、幹事長のご所見をお聞かせください。
議員辞職された理由についても、わが党としては、きちんとその総括をして臨むということ、なぜ、この選挙になっているかということが根本にありますので、そこを逃げてはいけないと思っております。その上で、お尋ねの消費増税、そして、その後続きますTPP、あるいは原発の取り扱い、さらには安全保障法制等々、国政選挙であり、地方選挙ではありませんので、国政の課題についても、私どもとして、きちんとお話をするということだと思います。時期が、4月ですので、またその時には、事態は動いていると思います。政府与党の中でいろいろな調整をしながらやっていきませんと、選挙に臨みましたと、みんながバラバラなことを言っておりますということですと、有権者に大変ご迷惑をおかけしますので、そこはきちんとした統一を図りながら、選挙戦で明確に選択肢を提示をするという形で臨むのが選挙のたしなみ、心得かと存じます。
 朝日新聞の三輪です。エネルギー基本計画について、本日、閣僚会議で決まりましたが、これについての受けとめをお聞かせください。特に、党内には原発推進派のお考えの方もいれば、逆に事故をきちんと検証して考え直すべきだと言う人もいます。その中、今回のエネルギー基本計画としては、原発をベース電源と位置付け、また核燃料サイクルに関しても今後も続けていくと書いていますが、課題もあると思います。これについて、まず原発、あと核燃料サイクルについては、どのようにお考えでしょうか。

再生可能エネルギーの比率を上げる、そしてまた原発の依存度を下げるということは、わが党の公約です。ですから、党内は、それで方針として決めております。ただ、福島第1原発がなぜ事故を起こしたかということをきちんと解明するということをしなくて良いと言っている人は、1人もいません。それなくして、お話は前に進みません。ですから、意見の対立は党内にあるわけではなくて、どのようにして再生可能エネルギーの比率を上げ、どのようにして原発の比率を落としていき、なおかつエネルギー安全保障というものをどう考えるか。全ては安全が確認された上で、という大前提付きですが、これから先、経済に与える影響、それがまた消費税とも大きく絡んでくることです。安全、安心の確認をどのようにしてきちんと行うのかというのを全ての大前提とした上で、いろいろな議論が展開されるということです。ですから、政府の考え方というものをよく聴取し、私も決定文書をまだ読んでいるわけではありませんが、そこにいろいろな含意があろうかと思っております。そこを、有権者から直接選ばれている我々議員の立場できちんと点検し、わが党の公約というものが実際に行われていくという実感、そして、そこには経済の成長、雇用の確保、そして好循環というものがあるので、それと整合するような議論をしていくということだと思っておりますし、そのようになるものと考えております。

読売新聞の工藤です。この夏にも内閣改造や党役員人事が行われる公算と、本紙でも今日報じているのですが、女性の登用といった観点など、どのような内閣改造や党役員人事が行われていくか、幹事長のご所見をお聞かせください。
御紙だけが報じているかと思いますが、それは、人事権者は総裁ですので、総裁の人事権について、幹事長がとやかく申し上げるべきことではありません。それは、人事は総裁の専権事項であるということは、わが党の厳然たる事実です。その上において、総理総裁が今まで言っておられることが、総理総裁の中で、さらにどのようにして実現していくか等々、例えば今、ご指摘の女性の登用ということも、党役員の中に女性の方、例えば総務会長であり、政調会長であり、広報本部長であり、あるいは参議院政審会長であり、多くの女性の方がポジションにつかれて、能力を存分に発揮をしておられるわけであって、それを総裁がどのようにお考えになるか、このことについて、私がコメントすべきだとは考えておりません。