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記者会見

石破茂幹事長(ぶら下がり記者会見)

平成26年4月8日(火)14:35~14:40
於:院内第14控室

質疑応答

(代表質問)テレビ東京の内田です。選挙制度改革を巡って各党の幹事長・書記局長が議長とお会いになりました。どういったお話だったのか、お聞かせください。

「先般の4日(金)、幹事長・書記局長会談を行い、都合29回実務者の協議を重ねて参りましたが、結論を見るに至りませんでした。自民党・公明党、社民党・共産党を除く野党は、議長の下に有識者からなるメンバーによって第三者機関を設立していただき、選挙制度のあり方、定数削減の具体策について、自民党・公明党の案、あるいは野党5党の具体案を踏まえた上で調査・検討をしていただきご意見を承るということが最善であり、自公の案と野党5党の案は違うのですが、それを踏まえた上で、第三者機関で調査・研究をしていただき、ご意見を承りたいということになりました。社民党・共産党はそのような機関を設けること自体に反対であるという状況であります」ということを報告しました。議長の方からは、「これは三権分立から考えて、当然公職選挙法の改正ということになる。賛否はあるけれども、これは議会において行うべきものであり、自由民主党総裁たる安倍晋三氏が『議長の下に』と言ったのは、そういう三権分立の考え方も踏まえた上で、非常に謙虚な立場でそういうことを発言したと認識している」という発言がありました。社民党・共産党はそういうものを設けること自体に反対であるということであって、できれば全党が気持よく一致をするということが望ましいので、伊吹議長から社民党・共産党、この2党の会派代表をお招きして、存念を聞いてみたいということの提案があり、社民党は「了承」、共産党は「持ち帰り」ということで、本日の会合を了したところであります。8党は、議長のそのような社民・共産両党の意見を聞きたいという議長のご発言を了としたということであります。

 (代表質問)テレビ東京の内田です。そうしますと、今日の段階では8党の第三者機関の設置が望ましいということについての議長のご判断、そのあたりの結論は出たのですか。
それはありません。はい。
NHKの西井です。議長の社民党・共産党とのお話ですが、どのような立場で議長はお話をするのか、つまり第三者機関に対してある程度できれば設置したいというご意向があるのかどうかというのは、どのようにお考えですか。
全くそういうことについての発言はなく、社民党・共産党は、「議論として、この選挙制度の功罪を議論する方が先ではないか。定数削減そのものに反対である」ということを述べておられますが、いつまで経っても物事が決まらないということは望ましいことではない。民主主義というのはそういうものではない。しかし議長のご発言の中で、第三者機関を設けるということを前提として、社民・共産の話を聞くとか、あるいは説得をするとか、そういうことではなく、今日は限られた時間でもありますので、「どういう考えなのですか。議論をすることにも反対なのですか」と聞き、「議論することには反対ではありません」ということなので、それではどうすればいいのかを聞いてみたいということであったと記憶しております。
テレビ朝日の水頭です。今日は、日程的な目途についてのお話はなかったのですか。
なるべく早いうちにというお話はありましたが、共産党は持ち帰るとおっしゃったので、持ち帰った結果がどうなるかは私の知るところではありません。なるべく早い方が望ましいと思います。
NHKの西井です。今日は、この間の幹事長・書記局長会談のメンバー全員が出席したということですか。
そうですね。実務者は誰も入っておりませんが、幹事長・書記局長は全員揃っておりました。