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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成26年5月13日(火)10:38~10:45
於:院内平河クラブ会見場
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質疑応答

NHKの西井です。冒頭の高村副総裁のご挨拶で、安保法制懇の報告書を受けた後の自公協議について、「総理から会見でどれを取り上げるかというお話があって、その上で協議する」というお話でしたが、幹事長のイメージとしては、安保法制懇の中でどんなものを取り上げて協議するのでしょうか。それには、これまでおっしゃっている3つのテーマというものは入ってくるのかという見通しについて、ご所見をお聞かせください。
それは安保法制懇で何が書かれるか、物を見たことがないのでわかりません。ただ、この3つのテーマ自体は必須でしょう。3つはやる。ただ、総理が何とおっしゃるかわかりません。安保法制懇は、かなり意欲的と言うか、今までできないと言われていたものを、憲法の精神に則った上で、その範囲内であればできる限りのものをやるのだというものが仮に出るとすれば、安倍内閣としてそれが全部できればそれは良いのかもしれないが、時間の制約もあり、現下の厳しい状況もあり、また国民意識の理解醸成ということもあり、とにかく、これとこれ、つまり事例をお示しになると思います。明日、見てみなければ、わかりませんが。そういうものを可能にするためには、どのような法整備が必要なのかという投げ掛けが総理からあるとすれば、それは総理から提示のあったものについてやるということであって、安保法制懇が100出したとして、総理がお示しになるのは、そのうちの70%なのか80%なのか、それは見てみないとわからないです。
NHKの西井です。協議の時期について、これは自民・公明両党内で、どのような手続きで発足するものになるのですか。そして、開始の時期について、現段階でどのようにお考えですか。
公明党のことはわかりません。公明党のことはわかりませんが、わが党としては、自公の協議をスタートするという場合に、これは一種のPTのメンバーみたいな形になりますので、何かの手続きが必要だということではなくて、それを例えば甲乙丙丁と決めたとすれば、それをご報告みたいな形になるのだろうと思います。それが、決めたものがひっくり返るとか、そのようなことではありません。メンバー的には、その分野に、ある程度では困るので、精通という言葉はあまり好きではないが、憲法論、あるいは周辺の情勢、あるいは国連憲章、あるいは関連する諸法制に通暁した者、なおかつ、政治判断を伴いますので、政府との連絡を密にしながら政治判断が可能な人みたいなことになるのではないでしょうか。その人数も、あまり多くない人数になろうかと思います。自公同数にするか、公明党のご了解を得て、いろいろな事務の担当もするみたいな人を自民党で1人多く出すか、それはこれから幹事長同士で話をしたいと思います。 時期については、早ければ早いほど良いので、もし今週中に出るとするならば、今週中にスタートをする。間髪を入れないほうが良いと思います。
朝日新聞の三輪です。PTみたいな形ということであれば、政調の下になるのではないのですか。そもそもどういう意思決定の中にあるのでしょうか。
政調の下ではないと思いますね。この安全保障法制整備推進本部は直轄で動いておりますので、政調の下に、という形ではありません。政調の下に作るのであれば、それなりの手続きが要ります。ただ、政調と全然無関係という話でも何でもありませんが、これは79条機関として置いています。ですから多分PTという名前にはならないと思いますね。
今の安全保障法制整備推進本部とは、また別の79条機関を設置するのですか。
違います。安全保障法制整備推進本部のメンバーを出すという形です。