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記者会見国会災害外交

役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年2月20日(火)10:13~10:24
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告をいたします。
茂木幹事長からは、ロシアによるウクライナ侵略から、今週24日で2年となります。昨日、シュミハリ首相も参加して開催された「日・ウクライナ経済復興推進会議」では、ウクライナの中・長期的な復興に向けて、わが国企業の技術や知見も活かし、農業やインフラ、エネルギー、デジタルなど多岐にわたる支援を行なっていくことを確認しました。日本とウクライナが幅広い分野で連携の強化を図る重要な機会になったと考えています。
政治資金の問題について、先週木曜日には、外部の弁護士チームによるヒアリング結果の報告書が公表されました。報告書は、弁護士チームの皆さんによって、客観性や中立性を十分確保した形で取りまとめていただいたと思っております。
さらに、政治刷新本部の下に設置した3つのワーキンググループも、先週来、それぞれ会合を開催し、議論を進めています。引き続き、政治改革、制度の見直しに全力で取り組んでいきたいと思います。
国会では、「令和6年度予算案」の衆議院通過に向け、山場を迎えつつあります。盛山文科大臣への不信任決議案については、旧統一教会に対する解散命令を裁判所に請求するという厳正な判断を下した大臣との認識に立ち、本日の本会議で粛々と否決していきたいと思います。一方で政倫審の開催も大きな焦点となっており、国対や予算委員会の現場中心に、ご苦労頂いておりますが、一層の緊張感を持って臨みたいと思いますので、よろしくお願い致します。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、「文科大臣不信任決議案」を否決した後、同意人事と、能登半島地震に関する雑損控除の法案2件を採決する。「禁足」とさせていただく。予算委員会は、不信任決議案の提出を受けて審査が止まっているが、正常化の後、年度内成立に向けて速やかに日程協議を進めていく。
野党から政倫審開催の要求があり、先週16日(金)に幹事懇談会を開いて、各党から意見を聴取した。党の聴き取り調査の対象となった現職の衆議院議員51名の出席を求められている。今後の予算審議に影響が出ないように努めていく。
石井参議院国対委員長からは、外交防衛、経済産業の両委員会は、昨日から本日にかけて委員派遣を行っている。震災特例2法案について、先週15日(木)及び昨日の国対間協議を受け、総務、財政金融の両委員会は、委員会の質疑時間を約1時間10分と決定し、開会日時は、衆議院の本会議の動向を注視しながら、委員長に一任となっている。議運は、本日の衆議院における盛山文部科学大臣の不信任決議案の動きをみながら、理事会、公報14時30分を行ない、特例2法案の衆議院送付を前提に、明日21日(水)の本会議をセットする予定。議運における明日の本会議セットが決まったら、明日の10時から総務・財政金融委員会を正式にセットする。本会議は、12時に開会し、各種委員、同意人事、震災特例2法案の採決を行う予定。所要は約20分を見込んでいる。
衆議院においては、盛山文部科学大臣の不信任決議案が本日、本会議で処理される。予算委員会の審議が大詰めを迎えているが、参議院としては衆議院の動きを注視し、浜田国対委員長と連携を密にし、いつからでも対応出来るよう、体制を整えて参る。
関口参議院会長からは、衆議院の皆さんには、連日大変なご苦労をいただき感謝申し上げる。参議院に予算が送られたら、すぐに審議に入れるよう、万全に準備を整えて参るので、よろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、先週、衆議院の予算委員会では地方公聴会が開催され、今後、予算審議の大きな山場を迎えるにあたり、参議院としても準備を加速していく。能登半島地震に対応する2法についても、衆議院の予算審議に影響が無いように国対を中心に準備を進めているので、よろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、特にありませんでした。
渡海政調会長からは、今週は火曜日・木曜日の定例日、いずれも政調審議会を開催。本日は条約7件、閣法5件、政府への提言1件が議題となっている。了承した条約・閣法については、速やかに総務会にお諮りしたい。22日(木)は閣法5件の審査を予定。今後も法案審査が続くので、来週も火曜日・木曜日、ともに政審を開催することにしている。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。案件は、政務調査会からの法案5件・条約等7件の審議を予定している。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について。
伊藤国際局長からは、第21回 国際局主催「国際政治・外交論文コンテスト」について、今回のテーマは、-混沌とする国際社会で、今こそ求められる 『日本の強み』-としました。締め切りは、4月5日(金)とし、党ホームページ、党機関紙の掲載をはじめ、青年局・女性局・中央政治大学院等を通じて、県連等への呼びかけを積極的に行っていく。選考は、国際局役員及び外部の有識者による第一次から第三次までの審査を経て、総裁賞・幹事長賞・国際局長賞を決定する。なお授賞式は、総裁・幹事長の出席のもと、6月中旬に行いたいと考えている。党役員の先生方には、SNS等を通じて、広くご案内いただくなど、ご協力のほど、よろしくお願いする、との報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。盛山文部科学大臣への不信任決議案について伺います。今日、午後の本会議で採決される予定ですけれども、改めて自民党として否決する方針に変わりないかと、また立憲民主党は、旧統一協会と大臣の関係について、東京地裁が行う「審問」の手続きを控えている中で、国民から疑念を抱かれずに公正な審理を進めることは不可能だということを不信任の理由として挙げているわけですけれども、この点について見解を伺います。
Answer
昨日の役員会後の茂木幹事長の記者会見においても、この件について質問があり、お答えしていると思いますけれども、不信任決議案につきましては、本日の本会議において「否決」をするという方針であります。盛山大臣につきましては、旧統一教会に対する解散命令を裁判所に請求するという、極めて厳正な判断をした大臣であるとの基本的な認識に立っております。また、大臣就任にあたり、旧統一教会との関係も完全に断ち切っていると承知をしているところであります。
Question
共同通信です。政治倫理審査会について伺います。昨日、茂木幹事長は会見で、野党要求議員の出席意向の確認を進めているということを明らかにされました。国会日程との兼ね合いもあると思いますが、51人の意向確認となると時間がかかると予想されますが、いつ頃までに意向確認を終えたいとお考えか日程感を教えてください。
Answer
党内でよく連携しながら、進めて参ります、現時点ではそういう事であります。
Question
中国新聞です。歳費法に関して伺います。政治刷新本部の中間取りまとめで「逮捕後の議員報酬の在り方」が検討課題の一つに挙がっております。先週13日には政治資金に関する法整備検討ワーキンググループが始動しました。歳費法改正をめぐってはこの間、多方面から必要性が指摘されつつ、議論が進んでこなかった経緯があります。岸田総理は今国会での政治資金規正法改正に言及していますが、歳費法の改正について、幹事長代行はどうお考えでしょうか。
Answer
歳費法の改正につきましては、党執行部としてもその必要性を認識しているということであります。今、仰ったように、党内の議論はしても、やはり各党との議論が中心になってくると思います。そういったことも含めて、各党各会派の考え方をどうまとめていくかということが今後の課題だと思っております。