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記者会見国会予算参議院選挙

役員連絡会後 茂木幹事長記者会見

2021年12月14日(火) 9:47~9:57
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告いたします。
私からは、昨日より予算委員会での本格的論戦が始まった。限られた会期の中で、今回の経済対策を強力に進める裏付けとなる補正予算の早期成立に向け全力を挙げ、国民の期待に応えて参りたいとお話をしました。
また、昨日夕方の役員会で総裁からご発言のありました、子育て世帯への給付金については、地方自治体の判断により最大限柔軟な制度設計を行う。こういった総裁のご判断を支持したい。つまり、全部現金で10万円配っても、それは許容すると、こういうかたちを取りました。
それから、雇用調整助成金について、事務所で受給していたことが明らかになった場合には、仮に議員本人が申請に関与していなかったとしても、これは適法であっても、国民意識、こういったものを重視して、自民党としては返金すると、こういう対応にしたいと思います。
また、来年夏の参議院選挙対応もあり、先週末は青森・岩手、昨日は大阪に出張し、県連の役員の皆さん、府連の役員の皆さん、また地元で様々な業を営んでいる皆さんと直接、意見交換、視察を行ってきた。遠藤選対委員長、参議院側ともよく連携し、参議院選への準備をさらに加速させて参りたいと、そのように発言いたしました。
髙木国対委員長からは、予算委員会は、昨日に引き続き、今日テレビ入りの基本的質疑を行っている。明日は締めくくり質疑と討論、採決、緊急上程ということで合意している。午後から総務委員会と経産委員会で補正関連法案を審査し、16時には本会議を開会できる見込みであるという報告がありました。この本会議には、歳費2割削減の歳費法、それから同意人事を上程し、また、内閣委員会で給付金の差押を禁止する議員立法を起草できれば、こちらも上程するという話がありました。
岡田参議院国対委員長からは、予算委員会は、補正予算の衆議院からの送付を受けて、16日から審議に入る予定である。初日は趣旨説明を行い、基本的質疑を7時間。2日目も基本的質疑7時間を行う予定である。タイトな日程であり、衆議院と密に連携して臨んで参りたい。
関口参議院会長からは、昨日より衆議院で予算委員会が始まったが、参議院としても、しっかりと準備を行っていきたいという話がありました。
世耕参議院幹事長からは、予算を参議院の方に送っていただいたら、速やかに処理するようにしたい。また昨日、6回目の参議院改革協議会が開催され、参議院のあり方や選挙制度について、最高裁の元判事を含めて、有識者の意見を聴取した。大変参考になる様々なご意見をいただいたという話でありました。今後のテーマとしては、議員の身分保障などについて参議院としてしっかり議論を深めたい。こういうお話がありました。
遠藤選対委員長からは、衆議院総選挙後の選挙区支部長・比例区支部長の選任に関して、本日、支部長選任に関する会議を開催し、これまで各都道府県連の了承を得られた現職を中心とする各支部長を決定したいという話がありました。また、昨日まで沖縄に出張に行っていた。沖縄は参議院、それから知事選に加えて、1月の名護から始まり、41の市町村のうち、18の市町村で首長選挙が行われる。しっかり戦っていきたいという話がありました。
高市政調会長からは、先週、来年度の税制改正大綱と予算編成大綱を取りまとめた。今週は、各部会で具体的な予算額も含めて議論を行い、来週早々には、政審のメンバーで全ての部会長から、議論の内容や大臣折衝案件などについて報告を受ける予定である。今週の政審は、本日火曜日と17日金曜日に開催するという話がありました。
福田総務会長からは、総務会は、本日と17日金曜日に開催をする。17日の金曜日は3件の閣議決定を議題とするという話がありました。
衛藤党紀委員長からは、昨日、午後5時から党紀委員会を開催した。山﨑拓元衆議院議員の先の衆議院選での他党候補への応援に関して審議を行い、一年間の党員資格停止処分ということを決定した。こういう報告がありました。
役員連絡会の概要については以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。文通費についてお伺いします。臨時国会の会期は、あと一週間となりましたが、まだ各党で折り合いがついておりません。自民党として国民に応えるためには、どうしたら良いのか、また使途公開と国庫返納についてもお考えをお聞かせください。
Answer
この文書交通費、問題の発端となりましたのは、今回の衆議院選が終わって一日しか衆議院の資格のない方に全額100万円が支給されると。もしくは我々のように前職議員であって、14日までしか現職でなかった人にも全額が支払われたと。これについて疑問が呈されたということでありまして、これについては基本的に自民党は、もう決定しておりますが、各党で自主的に返納してもらうと、日割りの形で返納してもらう、このことが重要だと思っております。国民の関心から言っても、こういったことはおかしいねということで、やはり働いてない日までそういった文書交通費が支給される制度を見直して欲しい、つまり日割りの形にしてほしい。こういったことが基本にあるんだと思います。その上で、今回さらにどこまで改正できるかと。これについては各党、会派の議論によってどこまで進めるかという問題だと、そのように思っておりまして、おそらく各党の方で、では文書交通費というものは、どこまでの範囲を含むのかと、様々な議論が行われていると承知をいたしておりまして、それがまとまりましたら、そのかたちでありますし、まとまらなければ、どういう処理をするのかと、それについても各党、会派で残された会期の中でしっかり議論してほしいと思っております。