【冒頭発言】（稲田幹事長代行）
本日の役員会の概要を報告致します。
安倍総裁からは、この1～2週間が瀬戸際という専門家の意見も踏まえ、本日から小・中・高・特別支援学校の臨時休校を要請した。子供の安全・健康を第一に考えた判断だ。親の負担軽減に、政府として責任を持つとともに、中小企業・小規模事業者の資金繰りに出来るだけの対策を行う。緊急対応策もまとめていきたい。与党の力もお借りし立法措置も講じる。
北朝鮮の発射事案について、情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げる。
森山国対委員長からは、次回本会議は、参議院予算委員会の状況を見ながら、来週の定例日に法案の趣旨説明質疑で立てる予定である。今週から各委員会の店開きを行い、法案処理の体制を整えていきたい。
先週、新型コロナウイルス対策を議運理事会で申し合わせた。
末松参議院国対委員長からは、予算委員会と各委員会の店開きの報告。
世耕参議院幹事長からは、新型コロナウイルス対策は広報により力を入れてスマホ・SNSを前提にしたわかりやすく見やすい体裁に整えてほしい。不正確な情報に政府としてしっかり反論すべきだ。
下村選対委員長からは、この役員会後に衆院静岡4区補選候補者の深澤陽一氏に安倍総理から公認証を交付して頂く。
岸田政調会長からは、明朝、新型コロナウイルス対策本部を開き、観光、宿泊、運輸業界からヒアリングを行う。
今週は火曜、木曜に政審を開く。
鈴木総務会長からは、今週は火曜、金曜に総務会を開く。
山口組織運動本部長からは、各種団体協議会懇談会の報告。
そして平成31年・令和元年党員数は、108万6,298名、対前年比98.68％、1万4,581名減となった。
その他の発言として、私から、臨時休校に関して、母親だけの負担にならないよう父親も分担して頂きたいとの発言を致しました。
以上です。
【冒頭発言】（二階幹事長）
本日午後、北朝鮮がミサイルを発射したことはご承知の通りであります。わが国のEEZ内への飛来は確認されていないとのことでありますが、これはEEZ内への飛来が確認されていようがいまいが断じて許すことはできない。政府はもっとしっかりした見解を内外に明らかにすべき。今度が一回目ではなく、度々こういうことをなされていることに対して、政府の対応は手ぬるいのではないか。
わが国はミサイル対応の他、新型コロナウイルス対策、来年度予算の審議等、重要な課題が重なっておりますが、いまこそ自民党・内閣が総力を結集して対応していくときであると考えております。
以上です。
【冒頭発言】（林幹事長代理）
メモ（ジャック・マー氏から二階幹事長への手紙）を配布しておりますが、今日の観光立国調査会でも触れましたが、役員会が終わった後にもご報告をさせてもらいました。こういうことで（マスク）100万枚、近々に届く予定でございますので、医師会をはじめ、地域で必要なところに団体を通じて提供しようと検討しているところでございます。
以上です。
質疑応答
- NHKです。安倍総理は全国の学校の臨時休校を要請する判断をされました。今日の参議院予算委員会でも、その是非をめぐって野党との論戦になったわけですけれども、あらためて臨時休校の判断についてどのように受け止めていらっしゃいますか。
- こういう異常な事態に直面して、国全体の責任を担う総理としての思い、決断であろうと思います。党は全面的に支持したいと思います。
- 毎日新聞です。安倍総理が土曜日に新型コロナウイルスの問題で記者会見を開きました。印象はいかがでしたか。
- 当然のことであったと思います。我々は安倍総理のご判断を支持したいと思います。
- 毎日新聞です。安倍総理の土曜日の記者会見では、まだ報道陣から質問がある中で、官邸の司会役の方から会見を打ち切られてしまいましたが、説明は十分だったとお考えでしょうか。
- 現場を見ていないのでその瞬間、その前後のことは承知しませんから、コメントをすることはできませんが、必要であればもう一回やらせればよいのではないでしょうか。
- 日本テレビです。休校に関して、党内に説明なく決めたことに関して、与党内からも唐突だという意見も様々出ていると思いますが、それに関して総理から謝罪等の言葉はありましたでしょうか。
- それは瞬時のご判断ですから、説明があったほうがよいに決まっていますが、無かったからといってわざわざ文句をつける必要は無いと思います。
- 読売新聞です。新型コロナウイルスについて、安倍総理は今日の予算委員会で緊急事態宣言の実施も含めて新型インフルエンザの特別措置法と同等の措置を講ずることができるような新法の立法措置を早急に進めるということですが、野党にも呼びかけるようなことも記者会でおっしゃっていますが、この新たな立法措置の必要性と現在の野党との調整状況がわかれば教えてください。
- こうした状況の中での、国民の生命・財産と我々はよく言いますが、その中の生命に関する重大な事件といいますか問題ですから、これに対して最大の関心・熱意を持って対応しなければならない。その上で、野党のご協力をお願いすることは、当然のことでありますから、ここは真摯に対応したいと思っています。
- 毎日新聞です。立法措置については議員立法と閣法、どちらが望ましいとお考えでしょうか。
- 政府は政府の考え方があるかもしれませんが、私は議員立法がいいと思っています。
- 毎日新聞です。その理由はどのようなものですか。
- 我々議員が、この必要性を感ずるが故に。政府がどうしても政府提案でやりたいということで申し出があるならば、そのときご相談をしたいと思います。
- 北海道新聞です。北海道ではいまだに新型コロナウイルスの感染拡大が続いておりまして、政府からも対策強化の方針は示されましたけれども、長期的な支援が必要になってくると思いますが、この点についてどうお考えでしょうか。
- 北海道全土にわたって関係者の皆さんが大変なご心配をなさっていることは我々も承知しておりますが、これからあらゆる対策を講じて、北海道の皆さんのご心配がないように対応していきたいと思っています。
- 北海道新聞です。関連して、観光業への影響が長期化する恐れがありますけれども、そのあたりの対策はどうお考えでしょうか。
- 観光業に関しては、私も深く関わり合いを持っていて、長年このことに対応しておりますが、これは今後において大きな被害が生じた場合に、それに対してどう対応するかということを考えていかなくてはならないと思っています。
- 北海道新聞です。本日の北朝鮮のミサイル発射と新型コロナウイルスの関連性については何かお考えはありますでしょうか。
- 北朝鮮のミサイルと新型コロナウイルスとどう関係あるかということに関して十分な説明をするだけの知見を持ち合わせておりませんが、そんな特別な関係があるという説がありますか。あなたは仮定の質問をされています。
- NHKです。休校の要請に関連して、それにともなって休まざるを得ない保護者の方に対する休業補償について、先週の幹事長のぶら下がりでも雇用調整助成金の弾力的な運用という話もありましたけれども、この補償の必要性についてあらためてお願いします。
- 補償の問題以前に、やはり国民の健康を守るということが一番大切ですから、そのことに全力を尽くしていきたいと思いますが、その上で必要が生じた場合に適切な対応をしていく。これは当然のことだと思います。
- 共同通信です。静岡4区補選に関して候補者の深澤陽一さんに公認証が渡されたかと思います。党としてこの戦いにどう取り組まれるかあらためてご見解をお願いします。
- 党は全力を尽くしてこの戦いに勝利するように頑張って参ります。私も多少、静岡に関係を持っておりましたから、この戦いには大いに注目して、全力を注ぎたいと思っています。
- 共同通信です。幹事長ご自身が静岡4区に応援に入られることはありますでしょうか。
- 当然、要請があれば、応えていきたいと思います。
- テレビ朝日です。今回、中国から100万枚のマスクが提供されるとのことで、中国でもまだ物資が十分で無い中、こうした支援の申し出があることについてどのようにお感じでしょうか。
- 私は率直にこの対応に感謝をしております。こういう困ったときに助け合うことが本当の友人ですから、中国も我々の日頃の対応に対して十分理解をし、そのことに対して配慮してくださったものと受け止めております。
- テレビ朝日です。中国では習近平国家主席の訪日延期も一部報道されていますが、延期となった場合、影響についてはどうお考えでしょうか。
- 訪日は、先方が訪日したいと言ってきたわけですから、先方が情勢を判断して延期したいと言ってきた場合は、それをそのまま受け止めるということでよいのではないでしょうか。お好きなときにいつでもどうぞと。
- 毎日新聞です。現時点で習近平国家主席の来日について延期の報告を受けたというようなことはありますか。
- 今、現在は何もありません。