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記者会見

役員会後 萩生田幹事長代行記者会見

2018年11月26日(月)17:40~17:51
於:院内平河クラブ会見場

萩生田幹事長代行

【冒頭発言】(稲田筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
まず安倍総裁より、入管法は今日衆参予算委員会で集中審議があったが、引き続き、政府として丁寧に説明していく。事情が許せば、今週29日からアルゼンチンでのG20に出席する。来年の議長国としてG20大阪サミットの成功につなげていきたい。2025年大阪万博の開催国に選ばれたことは、自民党や議連関係者、地元や誘致委員会の皆さんのおかげだ。ここからが本番で世界中の人に夢や驚きを与え、日本全体を元気にするような万博を実現するため、党の力も借りオールジャパンの体制で、全力で取り組みたいというご発言がありました。
森山国対委員長からは、法務委員会は入管法について明日9時から2時間の質疑を行う。維新を除く野党が様々な動きをしてくる可能性があることから、どのような動きにも対応できるよう万全を期していきたいとのご報告がありました。
岡田広参院議員副会長から、会期は残り2週間だ。入管法はじめ、各法案の早期成立目指す。統一地方選の前哨戦として茨城県議選(11/30-12/9)が行われるので、支援願いたいとのご発言がありました。
吉田参議院幹事長からは、ふるさと対話は、参院としても、しっかりと取り組むとのご発言がございました。
梶山選対委員長代理からは、佐賀県知事選挙 山口よしのり候補に、先ほど安倍総理から推薦証を交付したとのご発言がありました。
岸田政調会長から、今週から、来年度予算編成の議論が本格化する。明日、経済成長戦略本部・政調全体会議を開き、30日の総務会に向けて議論を行う。その後、予算編成大綱の作業を行う。従来より予算編成の議論のスタートを早め、予算額や重点項目等の議論を、党を挙げて行いたいとのご発言がありました。
加藤総務会長からは、明日、総務会を開催するとのご発言がありました。
その他のご発言として、岡田直樹参議院幹事長代行より、歳費削減法案について報告があり、役員会で了承されました。

以上です。

【冒頭発言】(萩生田幹事長代行)

二階幹事長は本日群馬県に出張されていますので、私から、今週の国会は、野党から色んな動きが出てくると予想されているが、政府与党は連携を密にし、一致結束して行動していきたい旨発言をいたしました。

以上です。

質疑応答

Question
日本テレビです。明日の入管法の採決は、予定通り行われるということでしょうか。
Answer
役員会では、明日2時間の質疑を行う旨、国対委員長より報告がありました。その後の委員会の取組み方については現場にお任せしておりますので、もし現場がそのように判断をすれば、そうしたいと思います。
Question
朝日新聞です。佐賀県知事選について、他にやり取りがございましたらお教え下さい。
Answer
特段細かいやり取りはございませんが、前回は保守分裂で選挙を行いました。今回は現職の4年間の実績を評価して山口さんを推薦しましたので、その意味においては、前回2陣営に分かれて戦ったわが党の国会議員や県会議員がいるわけですので、その点はしっかりと結束して行っていただきたいと私の方からもお願いいたしました。また、参議院選挙も控えておりますので、この知事選から参院選までシームレスでしっかりとした体制を整えて欲しいということも要望したところです。
Question
フジテレビです。本日、韓国の国会議員が10月に続き、再び竹島に上陸しました。日韓関係が緊張している中でのこうした行為について、どのようにお考えでしょうか。
Answer
韓国の現職国会議員がわが国固有の領土である竹島に上陸したということが事実だとすれば、極めて遺憾だと思います。先週、和解・癒やし財団の解散が一方的に発表されました。本件についても政府与党としては承服し難い事実です。ただ一方で大統領は、日本への再交渉はしない、また、日韓合意は破棄しないということの確認をしているようですので、ある意味の見方をすれば、財団の役割は終わったという見方も出来なくはないのかも知れません。戦時中の朝鮮人の労働問題についても、司法の場で、我々が驚くような結果が出ており、そのような意味では韓国政府には日韓関係の重要性をともに理解していただき、しっかりとした対応をしていただきたいと願っています。
Question
共同通信です。今日、公明党の山口代表が講演で憲法改正について、来年は天皇陛下の退位やG20など政治課題が目白押しで憲法改正については、しっかりと合意を熟成していく政治的な余裕は見いだし難いとの発言がありました。この発言に対して、自民党としてどのように受け止められますか。
Answer
憲法改正は法律と違い、それぞれの党の取組みや思いがあります。わが党としては、勿論、政治的にしっかり腰を据えて議論するべき内容だと思っていますので、そのような日程観は1つの意見として受け止めたいと思いますが、既にわが党は4項目について、国民の皆さんに昨年の10月の総選挙でお諮りしをし、ご了承いただいたと思っておりますので、ぜひ憲法審査会の場で作業を進めていきたいというのが考えです。いたずらに期限を決めて議論をするつもりはありませんが、ぜひ、様々な意見の交換を、国会の場で始めていただきたいというのが、引き続きのわれわれの願いです。
Question
共同通信です。山口代表は講演の中で、来年の参院選に合わせた衆参ダブル選について、力が結集しづらいということで、解散権を持つ人は熟慮すべきだという発言がありましたが、代行はどのようにこの発言を受け止められますか。
Answer
解散は、総理の専権事項ですから山口代表のみならずわれわれも含めて、全ては総理の決断に委ねるのだと思います。力が結集するかどうか、それはよく分かりませんが、総理がそのことを今まで発言したこともあるわけではないわけなので、そういう意味ではコメントのしようがない内容です。
Question
北海道新聞です。入管法の件について、改めて早ければ明日にも委員会採決と衆院通過、緊急上程を行う可能性もありますが、国民的にはまだまだこの法案、理解が広まっていないという世論調査もあります。現在の審議の状況と採決について、代行のお考えはいかがでしょうか。
Answer
これは先程申し上げたよう現場の判断を尊重したいと思います。私の考え方を聞いていただくならば、今回提出している法案の制度設計はかなりきちんと出来ていて、いま何が国会で議論されているかと言えば、技能実習制度の不備について、今までの検証が足りないのではないか、あるいはそういったことをきちんと直さずして、新しい制度で良いのかというのが、野党の皆さんのご意見だと思いますので、これは当然、法案が成立したからといって、技能実習制度は全く触らない、深掘りをしないということではなくて、党としても問題意識を持っておりますので、ぜひ外国の皆さんが安心して日本で良い仕事をし、良い技術を身につけていただくように制度をブラッシュアップしていくための努力は、どういう事態になっても続けていきたいと思っています。
Question
毎日新聞です。会議冒頭に、総理がG20に出席する外交日程の件を話されていましたが、G20出席後の外交日程についてご発言はありましたか。
Answer
事情が許せば、29日からアルゼンチンのG20に出席したいということの報告がありましたが、その後の日程については、今日は話はありませんでした。あえて申し上げれば、参議院の審議の中で、外務省が事前にまだ了承していない外遊日程を出したことで混乱したことのお詫びがございました。