ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

政府与党協議会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年5月22日(月)12:54~13:05
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の政府与党協議会ですが、まず菅官房長官からは、北朝鮮の度重なる挑発行為、ミサイル発射は断じて許されない。日米韓、またロシア、中国などとも連携していく。次に、天皇退位法案のご審議についてよろしくお願いしたい。それから、成長戦略や骨太方針について、与党の皆さんとも連携していきたいということでした。
私(二階幹事長)からは、昨日の北朝鮮のミサイル発射に関し、わが党は緊急に役員会を開催した。昨晩遅くから終わったのは夜中の12時でした。国民は大変な危険にさらされている。今月末のG7サミットでは明確なメッセージを出すことは当然で、政府、外交当局は心してかかっていただきたい。また、テロ等準備罪は明日衆議院で本会議の予定だが、大きなヤマ場を迎える。残る会期も少ないが、重要法案の成立に向け、政府与党一致結束していくということを申し上げました。
井上公明党幹事長からは、北朝鮮のミサイル発射には実効性ある対応が必要だ。また、天皇退位法案は議会として総意が国民に伝わるようにしていていきたい。それから、教員の過重労働について政府に申し入れしたいというご発言でした。
竹下国対委員長からは、テロ等準備罪法案は明日、参議院に送付できるように頑張りたい。また、区割り法案についても運び方を詰めているというご発言がありました。
松山参議院国対委員長からは、テロ等準備罪の参議院への送付の様子を見ながら今後の日程を考えていくというご報告でした。
橋本参議院議員会長からは、先週末、参議院創設70周年で議員総会室を開放し、好評だったというご発言でした。
また、菅官房長官からサミットでの北朝鮮問題、教員の過重労働についてはしっかりと対応していきたいというご発言がありました。

以上です。

質疑応答

Question
NHKの田尻です。テロ等準備罪について、明日の本会議に向けどう進めていくお考えですか。
Answer
これは当然多くの意見を聞くことが大事ですから、時間等あまり区切らずに粛々とご意見を拝聴しながら対応していくという基本的な方針には変わりありません。
Question
NHKの田尻です。限られた会期のなかで重要法案の審議をどのように進めていくお考えですか。
Answer
会期が少ないからと言って拙速にやっていいのではありませんから、あくまでも慎重に運んでいきたい。できれば会期延長がなくても対応できることを望みますが、これから先はしっかりやっていくだけです。
Question
読売新聞の小田倉です。都議選について、弊社の世論調査で投票先として自民党が25%、都民ファーストの会が22%との結果となりました。この結果の受け止めと今後の党としての戦略について伺います。
Answer
私ども世論調査というものに対しては、政治をやっていく以上、常にこのことにしっかり耳を傾けていくということが大事でありますが、そうだからといって世論調査のとおりになるわけではないんです、選挙の結果は。皆さんベテランだからお分かりのとおりです。ですから、その結果が、世論調査を参考にしながら選挙の本番はいよいよこれからですから、しっかり頑張っていきたいと思いますし、しかしなんだかんだ言っても、東京都とはいえ一地方のそうした選挙でしょ。ですからやっぱりご本人が頑張り、ご本人の支持者、有権者の皆さんが鉢巻き締めて頑張るような気持ちにならなければ、選挙は評論ばっかりしていたって前には進みません。そういう意味では、しっかりした対応をして、党としてなし得る全力を尽くしてやっていく。こういうことです。
Question
時事通信の水谷です。憲法改正について昨日、総理が年内の取りまとめを明言されました。 幹事長としてどのように進めていくお考えですか。
Answer
それは総理のご発言ですから、それを最大限尊重していかなくてはなりませんが、直接私が聞いているわけではありませんから、また機会があったらそこらを確かめてみたいと思います。
Question
日本テレビの中村です。先週の厚労部会での大西英男衆院議員の発言について、受け止めと今後どのように対応していくお考えですか。
Answer
まだ詳しい報告は受けておりません。本人がどこかで釈明をするという話は伝わってきておりますが、釈明する前にちゃんと執行部の方へ釈明すべきことであるかどうかというくらいの報告は、所属の周辺の人たちが報告してくる必要がありますよね。だけど、今のところ何もありません。
Question
朝日新聞の山岸です。本日の会議で会期延長についてお話はありましたか。
Answer
なかったです。