平成29年2月13日(金)16:36~16:46
於:党本部4Fエレベーターホール前
於:党本部4Fエレベーターホール前
冒頭発言
日米両国は、安全保障や経済の両面でお互いにかけがえのない存在であり、世界の平和と安定のために、ともに主導的役割を果たすことを相互に確認し、理解を深めることができた素晴らしい会談であったと、われわれもそう評価したいし、また内外のいろいろな関係者の皆さんからの評価もそのように言われていることであって、誠に大成功であったと思っております。同時に、個人的なお互いに信頼関係を構築するということでは、当然、ゴルフも含めて、そういう両者の信頼関係を築き上げる第一歩になったという意味で、これまた評価させていただきたい。このように思っております。われわれの感じたままを申し上げたということであります。
以上です。
質疑応答
- 共同通信の池田です。弊社の世論調査では、7割の国民が今回の会談を評価すると答えています。こうした国民の期待に対して、今後、日米関係をどのように発展していくことが望ましいとお考えですか。
- わたしはこの日米間の両首脳の会談が、恐らく両側の国民の皆さんの評価がそこにあると思うわけですが、そういう意味では、先ほども申し上げたように、大成功の会談であったと思います。しかし、付け加えれば、アメリカと日本との間は遠いようでも近い間柄でありますし、特に精神的にもっともっと頻繁に日米会談が行われてしかるべきだ。それだけの価値ある両国の存在であると私は思っておりますので、今後ともそうしたことを総理にも進言申し上げたいと思います。
- 時事通信の水谷です。総理はゴルフなどで大統領と親密な関係を築いたと評価される一方で、大統領のご機嫌を取ったとの評価もありますが、このような指摘について幹事長はどのようにお考えですか。
- 取るに足らないことじゃありませんか。一週間もお互いに議論したのなら別だが、短い期間での対談ですからね。これはそんなに何もかも満点にはいきませんよ。しかし、われわれはあれで十分だと思います。
- 時事通信の水谷です。大統領の年内訪日が決まったようですが、それまでの解散総選挙はないだろうという見方もあります。解散とトランプ大統領の関係について幹事長はどのようにお考えですか。
- 日本はアメリカに従属しているわけではないですからね。トランプ大統領が来ようが来まいが、解散するとかしないとかということとの関係は全くありません。私はそう思っています。
- TBSの室井です。会談のなかでは自動車問題や対日貿易赤字の問題、あるいは在日米軍の駐留経費の問題がほとんど指摘されませんでしたが、この点についてはどのようにお考えですか。
- それは今日まで日米両国において、あるいは特に日本国において、そうしたことでこの会談でぎくしゃくすることのないように十分、関係者が配慮に配慮を重ねて、この日米会談に臨んでいっているわけですから、私はそういうことであっても大いに結構であったではないかということです。そこで意見を衝突させてどうだこうだというよりも、いろいろな問題はまだまだあると思いますよ。そのことはまたおいおいずっとやっていけばいいんです。そういう意味では、日米会談と言ってもたまに会って言うのではなくて、時々あるいは頻繁にそういう会談があってもいいのではないかということを申し上げたのはそういう意味です。
- NHKの田尻です。今後、交渉において厳しい局面も出てくると思いますが、日米間の交渉をどのように進めていくべきとお考えですか。
- 文句なしに大変よかった会談ではないかという評価が内外で言われているわけですが、われわれもそのとおりだと思います。今後においてもしっかりした両国の関係を構築し、また一歩も二歩も前進させるようにお互いに努力をしていく。このことが大事ではないか。会談をやったからといって、一回うまくいったからといってそのまま置いておくのではなくて、これはどんどんといい関係をさらに前進させるように両国ともに協力すべきであると思っています。
- 朝日新聞の山岸です。幹事長のところには総理などからご報告はありましたか。
- 官房長官から時々連絡・報告がありますが、今のところは満足されているんじゃないですか。アメリカへ行っておられるメンバーも日本に残っているメンバーも互いに満足しているのではないかと思います。
- 読売新聞の小田倉です。日米首脳会談にタイミングを合わせるかのように北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。今回の発射についてどのように受け止められていますか。
- われわれは昨日、北朝鮮のそういう暴挙に対して、日本はちゃんと問題点を直視して、こういうことを認めていない、許していないのだというメッセージが届くように、昨日のうちに私は自民党のなかの緊急会議を開き、協議をしたところであります。この後ももう一度会議がある。昨日はお休みの日にもかかわらず緊急会議を開いた。こういうことです。もういくら言葉を費やしても許し難い行為であるということです。