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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年10月14日(金)10:30~10:44
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶は、TPPが国益に資するかということで判断されるものであるだけに、交渉の経緯をすべてオープンにすることが国際的に見てよいかどうかという判断が一つあるということでした。
私(二階幹事長)からは、衆議院のTPP特別委員会は本日から審議入りした。今国会の最重要案件であり、多くの方々、また他の政党からも協力の申し出をいただき、また一緒になって頑張ろうという激励を頂戴している。それだけに早期成立を期待の声が高い。充実した審議を行い、今国会での成立に向け、自民党は一丸となって努力を傾けていく。また昨日、安倍総理に新潟県の泉田知事とお会いいただき、知事から退任のご挨拶、つまり3期12年間、自民党に協力いただいたことに感謝するということでありました。総理からも知事の3期12年にわたるわが党への協力、また県民の先頭に立ってご活躍に感謝するというねぎらいの言葉を申されました。わが党は泉田知事の実績を評価するとともに、継承すべき点は大いに継承し、あらゆる方の支援を得て、何としても新潟知事選の勝利に向け頑張りたいという安倍総理の強い信念を泉田知事に伝えたところであります。知事とも固い握手を交わし、今後とも協力し合うということを誓い合った次第であります。

以上です。

質疑応答

Question
読売新聞の天野です。今日から一票の較差に関する判決が順次出ます。幹事長は以前、総裁直属機関で合区の検証をするとおっしゃっていますが、この調整状況について伺います。
Answer
今まだ選挙に没頭しているところでありますから、週明けくらいからスケジュールを組んでもらって、これに対する勉強を始めていきたいと思っています。まとまり次第公表します。
Question
時事通信の水谷です。浅尾慶一郎氏の会派入りに関する調整状況について伺います。
Answer
片っ方は反対です。片っ方は入りたい、統一会派を組みたいということですから、そこを調整していくのが政治だと思いますから、急がず慌てず、同時にそういう問題はスピーディーに解決して次に向かって、神奈川県連・党本部一体となって対応していくべきことは対応していけるようにしたいと思っております。
Question
時事通信の水谷です。幹事長としては会派入りする方向で調整したいというお考えですか。
Answer
幹事長は県連組織の意向を尊重して円満に解決したいと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。復党問題について、山梨県と埼玉県の調整状況について、特に山梨県では比例で現職を抱える岸田派などから不満の声も挙がっていますが、どのように調整されていくお考えですか。
Answer
反対している岸田派とは誰のことですか。
Question
朝日新聞の山岸です。森屋県連会長です。
Answer
そんな派閥同士が意見を言い合うものではなくて、党の組織としてしっかりした対応、自民党の発展のために何が必要かという観点で判断していきたいと思いますが、遮二無二押しまくったらいいものではありませんから、少し頭を冷やして考えていただくことがいいのではないかと思っています。何が自民党のために必要か。自民党はこれから何をしなければいけないのか。そして早晩、これはどんな上手な言い方をしたって早晩選挙があることは間違いないですよね。いつあるかは別ですよ。しかしそういう時に際して、そういうことでやっておられるそれぞれの行動が党のためになるかどうかお考えいただいて、頭を冷やして皆考えて、党のために協力してくれる人には我々はいくらでも力を貸す、こういう気持ちでやっていきたいと思っています。
Question
共同通信の池田です。解散総選挙について、来年5月の区割り審勧告が総理の解散の判断に影響を与えるとお考えでしょうか。
Answer
私は、それは別々に考えるべきだと思います。自民党の都合でやってはいけませんよ。それは選挙ですから、同じ条件で皆が戦うということからすると、自民党だけの考えを押し付けるということはいけないと思いますから、そこは謙虚に慎重にやっていきたいと思っています。
Question
日本経済新聞の羽田野です。生前退位について、来週から有識者会議がスタートします。幹事長は以前、女性天皇や女性宮家の創設について言及されていましたが、現時点でのお考えをお聞かせください。
Answer
今お話のように、6人の有識者の会が始まるわけですから、我々も日本国の傘下にある自民党でございますから、当然その6人の有識者の方々の会議におけるそれぞれの意見等を拝聴して、それからまた自民党の意見も述べていきたいと思います。今は冷静に見守っていくというのがいいのではないかと思っています。
Question
日本経済新聞の羽田野です。日本会議について、最近出版物等で安倍政権に与える影響などが分析されていますが、幹事長は日本会議が政権に与える影響についてどのようにお考えですか。
Answer
それぞれわが国は、結社の自由もあるし表現の自由もあるし、その自由がわが国のいいところだと思います。もちろん行きすぎもありますが、そういうことはあまり抑制的に考えずにできるだけ広くオープンにやっていくことがいいと思いますが、そういう範疇で考えていけばいいと思っていますから、私が今、日本会議について特別のコメントをするほどの見識は持っておりませんから、またよくお話を聞いて判断していきたいと思います。活発にやっていただければそれで結構だと思います。
Question
時事通信の水谷です。衆院福岡6区補選について、党内で両候補の応援に入っているようですが、政権の一体感という意味で支障はあるとお考えですか。
Answer
支障はまったくないと思います。競い合って県民の多くの支持を得た人が当選するという構図でありますから、いずれの候補が当選しても自由民主党に所属されることは間違いないと思っておりますから、しっかりフェアに戦っていただければいいと思っています。私は両方とも入りません。
Question
フジテレビの門脇です。昨夜、ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を受賞されました。同世代としてご感想などはございますか。
Answer
私はその方面についてそう詳しいわけではありませんが、ああいう多彩な立場でご活躍いただいている方々がノーベル賞を受賞されるということは、それだけノーベル賞を受賞されるエリアが広がっていくわけですから、大変素晴らしいことだと思っています。それからまだ新聞等で拝見する程度ですが、各国の反応も非常にいいようでありますから、わが国の人が選ばれなかったのは残念ですが、それを超えて大変立派なことであると称賛したいと思います。