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記者会見

役員会・役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年9月13日(火)10:40~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員会・役員連絡会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、台風10号をはじめとする豪雨災害で、亡くなられた方々に対して心から哀悼の意を捧げます。被災をされた方々に対してのお見舞いも申し上げたいと思います。東北、北海道の農作物の莫大な被害が出ておりますが、明日、自身が入るということになっている。したがって、政府・与党一体となって、全力でこの災害に対応していきたい。また、北朝鮮の問題について、北朝鮮の核実験は断固として容認できない。オバマ米大統領、朴韓国大統領とともに、断固とした対応をしていきたいということをお互いに確認した。今後、機動的に対応できるように協力をお願いしたい。また、26日(月)から臨時国会が始まる予定だが、補正予算、TPP等を成立させ、アベノミクスを一層加速させるように国民の負託に応えていきたいということでした。
高村副総裁からのご挨拶で、政府や党としても国民の支持が高まっているが、課題も内外に山積しているわけだから気を引き締めてやっていこうではないかということでした。
私(二階幹事長)からは、すでにご案内のとおり、9日(金)に加藤紘一元幹事長がご逝去された。当選13回、在職38年9か月のご経歴で、内閣官房長官、防衛庁長官等を歴任されている。通夜密葬は近親者で行われた。幹事長、政調会長をご経験されていることから、党葬に該当する。ご遺族のご意向を確かめたところ、党葬をお受けいただけるということになったので、党と加藤家の合同で行う。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。日時や場所については、15日(木)正午から、青山葬儀所、葬儀委員長は安倍総裁であります。
吉田参議院幹事長からは、人事が固まってきたので参議院として衆議院と連携してしっかりやっていきたいというご発言がございました。
古屋選対委員長からは、東京10区補選について、公募中で締切は本日となっている。したがって必勝態勢を築いていきたい。また、福岡6区については、関係方面と調整中で、一定の段階に至れば改めてご報告をするということでした。
茂木政務調査会長からは、北朝鮮の核実験については対策本部を開き、緊急党声明を出した。政調のなかの特別委員長、調査会長人事について、政調内に「働き方特命委員会」を設けることになったというご報告がありました。
細田総務会長からは、本日、総務会を開くということでした。
平沢広報本部長からは、報道機関の世論調査についてご報告がございました。
それから、無所属議員の統一会派結成については、各県連の事情があるので丁寧に進めてほしいというご意見があったということです。

以上です。

質疑応答

question
時事通信の水谷です。一部報道で憲法審査会長に保岡興治衆議院議員を続投させる方針であるということがあるのですが、事実関係と事実であれば起用の理由についてお願いいたします。
answer
まだ承っておりません。
question
フジテレビの門脇です。富山市議会で政務活動費の不正があり、自民党市議の辞職が相次いでいますが、幹事長としての受け止めをお願いいたします。
answer
政務活動費というのは、今さら申すまでもなく、議員の調査、研究、その他の政治活動に資するために必要な経費としてこれを交付され、その使途や報告については、一定のルールがありますので、そのルールに従って、自ら襟を正していく必要があることは言うまでもありません。国民の皆さんから後ろ指をさされるようなことはいかなる階級の議員であっても、厳にそうしたことにならないように、生活を含めて、襟を正していかなくてはなりません。この問題について、党としては、党所属の各級の議員に対して、こういうことに対してはお互いに襟を正してしっかりやっていこうということの通達を出すべく、今、関係者にそのことを指示したところであります。
question
毎日新聞の水脇です。本日、東京10区補選の公募が締め切りだということですが、どういった候補を望まれるでしょうか。
answer
必ず選挙は勝たなきゃならんわけですよ。やるだけやりましたがこうでしたという弁解はいくらしたってしょうがない。そういう意味では、必勝、その名にふさわしい候補者を立てていこうと思っております。必ず勝ちますから、どうぞご支援ください。
question
共同通信の田窪です。本日、沖縄を訪問されますが、その狙いについて伺います。
answer
何かを狙って沖縄に行くのではありません。私は幹事長に就任してできるだけ早い機会に訪問したいと思っておりましたが、このままいきますと国会も開かれますから、できるだけ早い機会にこのことはやっておきたい。特に沖縄から要請されたものでもなく、私の方から就任のご挨拶に、行くならば、まだ国会が開かれていないわけですから、他の、幹事長代行、幹事長代理、そういう人たちも日程の許す範囲で、ご同行いただければという気持ちですが、何か全員ご参加いただくわけですから、党の沖縄を重視している姿勢はこのことからおのずから明らかになっていくと思います。
question
NHKの田尻です。無所属議員との統一会派について、幹事長としてはどう進めていくお考えですか。
answer
この無所属議員というお立場の方々に対しては、選挙で争ってきた経緯もある場合もあるわけです。そういう経緯のある地域というか県連は、できるだけ早くそういうことは円満に収めていただきたいと私の方は願っておりますが、今のところはほぼ円満な推移を見ておると思っておりますが、難しいところがあれば、また、党の副幹事長を現地に派遣するなどして、意見の調整は積極的に図っていきたいと思っていますが、今のところ、その必要にすぐ迫られておるというわけではありません。
question
NHKの田尻です。統一会派というのは臨時国会までにというお考えでしょうか。
answer
おかげさまで、現状は、こだわらずということでいきたいと思っています。できれば早い方が、超したことはないという思いですが、今、すぐ急いでやらなければいけないということもありませんから、拙速は慎んで円満な結果を得たいと思っています。
question
東京新聞の大野です。もんじゅの廃炉に向けて政府が最終調整に入ったという報道がありましたが、これについての受け止めやご意見をお願いいたします。
answer
今日現在、幹事長のところまでその報告は政府からなされておりませんから、その報告を得てお返事したいと思います。
question
産経新聞の澤田です。先ほど、民進党の蓮舫氏が台湾との二重国籍であったことを発表されました。この問題について、またこれまで説明が二転三転してきたことについて幹事長はどのようにお考えでしょうか。
answer
他の政党の方ですから、それぞれの政党内でこういう問題は協議されるのが適当であって、私の方から、台湾国籍がどうか、二重がどうだったかということは特に申し上げるつもりはありません。