ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員会後 細田博之幹事長代行記者会見

平成28年8月1日(月) 17:30~17:44
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

細田博之幹事長代行

本日の役員会ですが、安倍総裁からは、都知事選挙は自民党にとって残念な結果となった。ご尽力いただいた都連関係者の皆様に御礼を申し上げたい。4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを成功させるために、今回示された民意をかみしめながら、ともに力を合わせて取り組んでいきたい。また、党・閣僚人事について、明後日に内閣改造と党役員人事を合わせて行う考えで、この際ご一任を願いたいということです。これは常に組閣と党役員人事の前には総裁が役員会でする発言と同じであります。それからもう一つ政策的な面では、明日、経済対策を決定する。アベノミクスを一層加速してデフレからの脱出等、これから経済成長を最大限まで引き上げていかなければならない。経済のみならず各般の政策を強力に実行し、先の参議院選挙での国民の皆さんの負託に全力で答えなければならない。役員各位には一億総活躍社会に向けた力強いスタートを切るとともに先般の参議院選挙の勝利など大変なご尽力をいただいたことに改めて感謝申し上げたいということでした。 高村副総裁からは、明後日に内閣改造と党役員人事が行われるということで、引き続きしっかりやっていこうということでした。
私(細田幹事長代行)からは、総裁から党役員人事を行う旨の発言があった。人事については総裁に一任したいと思うのでよろしくお願いしたいと申し上げ、異議なしということで、つまり人事について総裁に一任ができたわけでございます。党役員の任期は原則9月末日ですが、今回は8月に入ったばかりでございますから繰り上げて行う。しかし新しい役員の任期は従来通り9月末日、つまり1年2か月程度になるということを申し上げました。新しい役員、いろいろな役員がありますから、発令されるまでは前任者が引き続き職務を行うということを申し上げました。それから、これまでの選挙を振り返って、参議院選挙、その前の北海道5区補選など、多くの成果を収めることができた。ご協力に感謝申し上げたい。東京都知事選は、茂木選対委員長はじめ都連の議員を中心に当初の遅れを挽回して懸命に追い上げていただいた。残念な結果ではあるが結果を真摯に受け止めてしっかり分析を行って次の戦いにつなげていきたいということを申しました。
石井参議院国対委員長代行からは、伊達参議院議長、郡司参議院副議長が選出されたというご報告がありました。
橋本参議院議員会長からは、就任のご挨拶がありました。また、自民党会派は議長になった伊達参議院議員を除いて122となったというご報告がありました。
茂木選対委員長からは、都知事選挙は一歩及ばず残念だった。都議会議員の補欠選挙は全て自民党の公認候補が勝利を収めた。10月下旬には東京10区と福岡6区の補欠選挙が行われるので準備を進めたいということでした。
稲田政務調査会長、二階総務会長からは、経済対策について政審、総務会の手続きを進めたいというご発言がありました。 最後に申し上げますと、人事の具体的内容については一切言及はありませんでした。既に決まった参議院議長、参議院議員会長、参議院幹事長以外は特に言及はありませんでした。それは明後日の人事まで待つというこということです。

以上です。

質疑応答

question
朝日新聞の笹川です。都知事選について、小池百合子氏は自民党推薦の増田氏が出たにもかかわらず出馬に踏み切ったわけですが、小池氏に対する処分について何かお考えはありますか。
answer
まだ分かりません。これはいろいろ協議すると思いますがね。ただ、安倍総裁の先ほどの発言は、都知事選挙で決まったので、4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを成功させるため、今回示された民意をかみしめながら、都民とともに力を合わせて取り組んでいきたいという発言がありましたので、そのために一緒に努力するという趣旨ではないかと思います。それ以上具体的にはほとんど何も言っておりません。
question
朝日新聞の笹川です。都連は自民党推薦以外の候補を支援した場合は処分の対象になるという文書を所属議員に出しましたが、これに対して世論の反発や批判はあったと思いますが、これが選挙戦に与えた影響についてどのようにお考えですか。
answer
それはよく分かりませんね。それはよく分析をしなければいけないと思っております。しかし実際は、順番は最初に小池氏が出ると言った。それから自民党は増田氏を支援すると言った。そうしたら鳥越氏が出てきたという順番ですから、そういう順番で考えるとどういう分析をしたらいいのか、今後の検討課題だと思いますね。
question
読売新聞の萩原です。天皇陛下の生前退位について、幹事長代行はこれまで天皇陛下のご意思を尊重し、国会として真剣に検討する必要がある。結果として法改正が必要になるとおっしゃっていますが、お考えはお変わりないでしょうか。
answer
憲法上の天皇陛下の地位と国民の象徴であるということが憲法上書かれているわけですが、予測していないようなこともたくさんあって、これからいろいろなご意思が表明されるとも言われておりますが、具体的なものとしては我々も認識しておりませんので、今後議論すべきことであろうと思いますね。今のところ、こうでなければならないということはないと思います。