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記者会見

石破茂幹事長記者会見 (役員連絡会後)

平成25年10月21日(月)17:28~17:35
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

石破茂幹事長

【安倍晋三総裁発言】

「今日から予算委員会が始まった。緩みがないように気を引き締めてやらなければならない」

【石破茂幹事長発言】

「来年の党大会は1月19日(日)午前10時から、グランドプリンスホテル新高輪で行う。大会運営員会を設置することになるが、その人選は組織運動本部、政務調査会、広報本部、参議院から推薦いただく」
党大会は今年も新機軸でやったつもりだが、来年の党大会も、来られた方が来て良かったと思っていただけるような党大会にしたい。衆参ともに多数を頂いて、初の党大会である。テーマを明確にし、形式だけにならないように運営したい。

質疑応答

Q
読売新聞の羽尻です。国会改革について、昼の会見では、実施時期について、「来年の常会から一つでも」と発言されました。以前は、「できれば今国会から一つでも二つでも」とおっしゃっていたと思いますが、全党に呼びかけるとなると、どうしても時期がずれてしまうという認識なのか、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
これは先程国対委員長から報告があり、今週の23日(水)に民主党で国会改革の案を決定するという連絡が、佐藤国対委員長にあったそうです。そうすると、そこから各党に呼び掛けてもらいたいということだそうで、よく確認を取り、まず全党に呼び掛けることにしたいと思います。これは、野党第1党である民主党が、野党各党にこの話を持ちかけたところ、「自民・民主・公明・維新だけでやるのはひどいではないか」という指摘が相次いだということです。
国会改革は急がないと、どんどん国益を損なうことになります。どっちが与党だろうが、野党だろうが、審議をさらに効率化することも必要なことでしょう。あるいは閣僚が国務に専念できる、「国務に専念できる」と言うと「国会は国務ではないのか」という批判を頂きますが、やはり要求大臣が出れば良いのであって、総理の国会での議論は、党首討論に軸足を移していくべきなのでしょう。どういう形で国権の最高機関がその役割を果たすか。あるいは当選期数の浅い方々、別に浅くなくても良いのですが、委員会は質問者と答弁者だけでやっていて、他の委員はただ無言の業をやっているようなことで本当でいいのか。
私は憲法調査会で記憶があるのですが、フリーディスカッションがあり、それぞれの議員がそれぞれの考え方を述べ合うことも極めて有意義だったと思いますし、今でも憲法調査会で行われていると思います。それが憲法調査会のみならず、それぞれの委員会において、それぞれの議員が、それぞれの考え方、党の考え方から逸脱したものではいけませんが、そのように国会議論の活性化が、そもそも平成11年にできた国会活性化法は、その趣旨でできた法律のはずです。今、つらつらとあの法律を読んでみて、この法律の通りになっているかと言えば、全然なっていない。我々、あの法律を通した者として、責任を感じるべきではないかと思っています。これは我々で通した法律です。形はできているけれども、中身が伴っていないということですから、少数党の意見を切り捨てるということを言っているのではなく、皆で通した法律の趣旨に則ってやとうではないかということですから、どの党も国会改革に向けて、今のままで良いということにならないはずです。今国会中に一つでも二つでも答えを出すことに、努めてまいりたいし、そうあらねばならないということです。
Q
読売新聞の羽尻です。この臨時国会に何か一つでもということですか。
A
例えば、午前中も申し上げたが、質問通告は2日前にやってくださいとか、それぐらいのことはできるでしょう。
Q
読売新聞の羽尻です。昼の政府与党協議会で、今後の目途などをお話しされたのですか。
A
お昼の時は、「国会運営が乱暴なので、幹事長会談にも応じない」というよくわからない対応、昨日のNHK日曜討論の後に、そのような発言があったのでしょうか。我々は何を言われているのか、よくわからなくて、そもそも幹事長会談にすら応じないとなれば、話にもならないわけで、どうもそこは軌道が修正されているのではないかと思います。ただ民主党としても、自分たちの案も何もなく、そういう会に出てくることについては、いろいろなご議論があるのでしょうから、民主党によく確認をした上で、全党に呼び掛けるということで、今の時点ではそのような考え方です。