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記者会見

定例記者会見(役員会後)

平成23年1月18日(火)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

「徹底的に追い込むことが基本方針。国対を中心に準備をよろしくお願いしたい」と、心構えについての発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「各社の世論調査の動向について、国民の皆さま方が菅内閣の本質というものを見抜いているから、この程度の上昇しかない。改造内閣支持率の上昇率は、史上最低であった」
「国会召集日の24日(月)8時より、全議員・支部長懇談会を開催する」
「20日(木)告示の愛知県知事選挙は、徳重和彦氏への支援活動をよろしくお願いしたい」と発言した。

【大島理森副総裁発言】

「マニフェストの変節、矛盾を徹底的に突いていく」との発言があった。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「突然、昨日、政治倫理審査会幹事懇談会を開きたいとの話があった。岡田幹事長が、国会前に幹事長会談を開いて、民主党の考え方を説明すべきであり、幹事長会談を求めている。小沢氏出席の確約がないままでは、(政倫審には)応じられないと伝えた」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

代表質問等の日程についての発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「江田法務大臣について、議長時代である昨年の通常国会の会期末、本会議を開かなかった。ご本人に対する不信任決議案が出ており、閉会中審査、災害などの問題があり、閉会中審査を開いて派遣等々決めなければならないのにもかかわらず、一切無視した。そういうことをしっかりと正していく国会運営にしないといけない」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「衆議院・参議院連携して、菅内閣の問題点を追及していかなければならない」との話があった。

【石破茂政調会長発言】

「予算の問題点と我々の考え方、自民党はこの予算に対してどのような考えを持って、自民党であればどのような予算を作るのか、しっかりと対応していきたい」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

本日の総務会についての発言があった。

【河村建夫選対局長代理発言】

選挙日程についての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

世論調査についての発言があった。

【川口順子沖縄振興特別委員長・島尻安伊子特別委員会事務局長発言】

2000円札活用アイディアコンテストについて、「皆さま方の財布に2000円札は入っていないと思うが、冠婚葬祭等々に使う、財布に2000円札を入れるスペースのある財布を作るなどのアイディアがあり、2月22日(火)に表彰させていただく」との発言があった。

質疑応答

Q
小沢一郎元代表の政治とカネの問題について、民主党は今日にも政倫審の幹事懇談会を開催する予定ですが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。また、公明党は出席する意向のようですが。
A
私たちは証人喚問を要求していますし、その旗は降ろしていません。政倫審というものは、ご自身が発議されて弁明する場です。小沢さんご本人が出てこないと明言されている中で、そのような茶番に付き合う気は毛頭ありません。公明党の対応は、公党としてのお考えに則って適切にご判断されるものだと考えています。
Q
野党の足並みの乱れとも取られかねないと思いますが。
A
乱れていますか。別に大したことではないのではないですか。(小沢氏が)出てくるのであればやればいいし、出てこないのですから。出てこないとご本人が言っているのだから、茶番に付き合う気つまりは、私どもは毛頭ありません。足並みは乱れていません。今日、(自公で)足並みをそろえていこうと確認したところです。
Q
政倫審の開催について、仮に民主党が自公が欠席する中で議決を行った場合、どのような対応を行いますか。
A
どうでしょうか。(小沢氏は)出て来ないんですよ。アリバイ作りでしょう。それだったらリーダーシップを持って民主党さえOKすれば、証人喚問ができます。本人が出てこないものを開くと言っても、何の意味もないではないですか。そのように私は考えています。
Q
関連で、通常国会の審議には、どのような影響があるとお考えになりますか。
A
先ほどご報告しましたが、11月に7党の幹事長・書記局長が呼び出されました。12月の会期末ギリギリのところでも呼び出されました。努力はしていますが駄目だとのことでした。私たちも公党の役職にあるものが、与党の幹事長のお呼びで出て行って、2度も駄目でした。やりません。そして今度は、1月の菅総理の年頭会見であそこまでお話をされていて、小沢さんが政倫審に出てくるのであればよいのですが出てこないのです。野党をバカにしているのではないでしょうか。何でできないのか、何でやる気がないのか。何で証人喚問では駄目なのか。その話は一切ありません。それはやはり、私たちに申し訳ないと。やる気がないんですと。政倫審の議決はしましたが出てきません。この問題はうやむやですと誤ってもらわないと納得がいきません。結果を出してほしいと考えています。
Q
小沢氏の強制起訴が近いと言われていますが、強制起訴になった場合、同氏への自民党としての対応はどのようなものになりますか。
A
事態がどのように推移するか見守っているところでして、事態が発生した段階で適切に処理したいと考えています。これは司法の問題ですので、あまり立法府に籍を置く者が決まっていない段階で何をするという話は、今は慎んだ方がよいと考えています。
Q
今朝、自民党、公明党で会合を開催されていましたが、菅改造内閣、また与謝野氏の閣僚起用についてどのような意見交換を行ったのですか。
A
マニフェストの変更、成案をまったく示さず物事が決められない責任を野党に転嫁している。そういうものとはしっかりと対峙して正していく。そのようなことをお互いに確認しました。
具体的には、菅総理が言っている社会保障、税の協議会。民主党内がどういう考えなのか分かりません。また民主党の玄葉政策調査会長・国家戦略大臣、直接の担当者である細川厚生労働大臣の話、与謝野さんの話、全部、バラバラです。何をもって政府・与党の考え方なのかなのさえ分からないので、私たちは何も話すことはできないというのが正直なところではないでしょうか。
ともかく政府与党が最低保障年金ということを言われて政権をとりましたが、私たちにはフレームさえ示されていません。後期高齢者医療制度についても廃止するとのことですが、ではどうするかということもまだ具体化していません。一事が万事、このようなことなので、こういうものについてはしっかりと示しなさいと、話はそこからだということで、公明党の皆さんとは一致しました。
Q
通常国会の日程が決まりつつありますが、確認ですが自民党としては、国会審議に応じて対決していくという方向でよろしいですか。
A
先日も質問が出て、審議を拒否するとか、仙谷さんが辞めなかったら審議拒否するのかという話がありましたが、野党が本当に熟議の国会ができるように環境整備するのは、政府与党の責任です。政府・与党が環境整備すれば、私たちは論戦という形で代表質問、予算委員会の質問者、国対委員長を中心に人選に入っています。
今日の役員会でも、参院としても議運があって質疑時間等々が決まった段階で、3名が代表質問には立てるということで、1名は決まっていますが残りの2名についても速やかに決めていく。脇参院国対委員長からもご報告がありました。
私たちは審議拒否するということを言ったことは一度もありませんし、環境整備をすることがあくまで政府・与党の責任であると。その環境が整ったときには、優秀な人材がたくさんいますので、多くの方に質問に立っていただくという立場に一貫して変更はありませんし、臨時国会での論戦を見ていただければ、今のご質問の結果は明らかではないでしょうか。