2010年5月21日
4月20日、宮崎県で確認された口蹄疫問題で、わが党は翌日には現地に視察団を派遣。谷垣総裁も急遽現地入りし、過去の経験を生かして素早く対応しました。現地での意見交換を踏まえ、政府に対し3度にわたり“申し入れ”を行ってきました。 後手後手の対応を繰り返す政府・民主党に代り、わが党は「被害拡大阻止」を最優先し、問題の解決に全力を尽くします。
自民党の“経験知”に基づく要請で、やっと動いた政府・民主党
- ■ 全頭殺処分
- 発生初期から一定エリア内における「全頭殺処分」を提案し続けましたが、政府は拒否。
5月18日になって、やっと方針転換。
- ■ 現地対策本部の設置
- 衆議院委員会におけるわが党議員の指摘を受け、発生から1ヶ月後にやっと設置。
- ■ 自衛隊の派遣
- 政府は「事が大きくなる」と自衛隊の派遣に消極的な姿勢を取っていましたが、5月に入ってやっと現地に100人を派遣。
- ■ 一般車の消毒
- 関係業者に加え一般車への消毒実施を要請。これを受け、政府は5月8日から実施。
続々と地元からの怒りと悲鳴!
現地自治体からは、「何をやっていいかわからない状況」、「政府からの指示はほとんどなく『穴を掘って埋めろ』と言っているだけ」と、政府の対応の遅れに対する怒りと悲鳴が上がっています。
政府の責任は明らか!
平成12年の時は、わが党の迅速な対応により処分された家畜頭数は740頭にとどまりましたが、今回は11万頭を超えています。農業者の方々の声を無視し、キューバ等への外遊や選挙活動を優先した赤松農相の行動は言語道断。政府の初動に問題があったのは明らかです。
わが党は被害拡大阻止を最優先!
わが党は、谷垣総裁が「今は与野党ともに力を挙げて口蹄疫を封じ込めなければならない」と述べた通り党派を超えて協力し、まずは被害拡大阻止に全力を尽くします。そして問題解決後にはしっかりと政府・民主党の責任を追及します。