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政策

公共事業は、すべて悪か?

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2009年12月10日

民主党は、「コンクリートから人へ」をキャッチフレーズにして、“公共事業悪玉論”を展開しています。 本当に、全ての公共事業が不要なのでしょうか?

悪玉の象徴にされた“八ツ場ダム”

民主党は、長い年月をかけて地元の調整がなされ、7割程度まで進んでいる“八ツ場ダム”を突然に中止すると宣言。選挙で約束したからと言って、1都5県の自治体や住民の意向は全く無視です。
一方、小沢幹事長のお膝元の岩手県のダムはどうかと言えば、見直し、中止の話は全く聞こえてきません。
ここでも民主党のご都合主義が発揮されているのです。

「費用対効果」だけでは計れない道路整備。

鳩山政権は、選挙で約束した政策の財源を確保するため、わが党が作成した平成21年度補正予算のムダ洗い出しを実施しました。
しかし、ムダの削除と言いながら、結局は未執行事業を停止しただけでした。交通の安全対策として盛り込んでいた高速道路4車線化事業も執行停止に。強い要望がある事業を一方的に停止し、他の事業に予算を付け替えることは、極めて強権的な行為であると言わざるを得ません。
地域生活に不可欠な道路は、“費用対効果”だけにとらわれることなく、積極的に整備すべきです。
“未来への投資”との考え方も必要です。