ニュースのカテゴリを選択する

政策

どこへ行く、鳩山外交!

印刷用PDFデータ

2009年12月15日

鳩山内閣は、この日本をどこに導くつもりなのだろうか。
これが総理の言う“友愛外交”なら、日本の未来はない。

小沢外交は、中国への“土下座外交”だ。

小沢幹事長は、600人(国会議員143人)を超える大デレゲーションでの訪中を実施。参加国会議員が胡錦濤国家主席と次々と記念撮影する様は、異様な光景でした。
問題は、習近平国家副主席の訪日に関して、中国から「訪日の成否は天皇との会見にかかっている」と言われ、小沢幹事長が、そのために官邸に指示を出したと報道されたことです。これは政治主導をはき違えた行為であり、“天皇の政治利用”と批判されても仕方がありません。宮内庁の羽毛田長官は記者会見で、「大きく言えば天皇陛下の政治利用にあたる懸念がある」との見解を示しました。
副主席を歓迎すべきことはもちろんですが、小沢幹事長がこんなに無理をするのは、相手が中国だからなのでしょうか。民主党は、「対等な日米関係」を言う前に、「対等な日中関係」を実践すべきです。

鳩山外交は、小沢の“操り人形外交”だ。

鳩山総理は平野官房長官に会見の実現を指示。長官は、「期間1ヶ月を切った会見要請は受けない」とのルールがあることを知りながら、無理やりに宮内庁を説得した模様。内閣にとって小沢幹事長の指示は絶対のようです。
一方、小沢幹事長の明確な指示がない“沖縄基地移設問題”では、まるで糸の絡まった人形のよう。鳩山総理の言動はブレ続け、結論はすべて先のばし、未だ迷走中です。