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政策

民主党政権では日本が危ない。

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2010年2月9日

1.マニフェスト違反

民主党は先の総選挙のマニフェストで、“ばらまき政策”や“霞が関改革”について大見えを切りました。しかし、政権獲得後、その約束は次々と反故にされています。

●暫定税率の廃止 財源が足りなくて存続に変更
●子ども手当 全額国負担を撤回
現行の児童手当に差額を上乗せしただけ
●後期高齢者医療制度の廃止 当面存続
●高速道路の無料化 ごく一部区間だけで試行的に実施
●天下り全面禁止 日本郵政社長人事では典型的な天下り

民主党の大罪は、ばらまき政策の財源を「ムダの排除、予算の組替えで工面できる」と繰り返していたのに、予算編成の過程でそれは真っ赤なウソであることが明らかになったことです。その結果、平成22年度予算は92.3兆円にも膨らんでしまいました。あれほど、マスコミを巻き込んで大論争した「マニフェスト」は何だったのでしょうか。結果として、有権者を騙したことになるのではないでしょうか。この裏切り行為こそ、鳩山総理が「ハト」ではなく「サギ」と揶揄されている所以なのです。

2.小沢独裁の民主党

民主党の実質的支配者は小沢幹事長です。それを示す事例には枚挙にいとまがありません。

●中国に140人もの国会議員を引き連れて行った朝貢外交。
●中国の意向で天皇の政治利用と疑われる動きを指示。
●韓国を訪問した際、代表者でもないのに「外国人参政権付与法」の早期成立を約束。
●陳情を党幹事長室に一元化。
●民主党大会で、「検察と戦う」ことを宣言。

小沢幹事長が政治とカネの問題で不起訴になったとはいえ、元秘書の国会議員が起訴されており、小沢幹事長の責任は重大です。しかし、民主党内から目立った批判の声があがらないのは極めて異常。小沢独裁はここまできています。民主党にはその名の通り「自由」がないのです。

3.ブレ続ける鳩山総理の軽率な発言

鳩山総理は、「宇宙人」と呼ばれていますが、確かに一国の総理としては考えられないほどの軽い発言が目立ちます。また、その軽さゆえに、当然その発言はブレ続けています。

●普天間移設問題で、「国外か最低でも県外移設」からはじまって、数え切れないほどの迷走発言。
●暫定税率廃止問題で、「国民との約束だから」と言っていたのが、小沢幹事長の一言で結局存続。
●小沢献金疑惑問題で、「どうぞ戦ってください」は、意味不明な訂正発言に終始。
石川議員の起訴に関しての「起訴されないことを望む」との発言は、すぐに撤回。
●外国人参政権問題では、「日本はわが国だけのものじゃない」との仰天発言。

鳩山総理が、「朝三暮四」と「朝令暮改」を混同して答弁したことはご愛敬ですが、国益に関わる問題での軽率・軽薄な発言は許すことができません。

【インターネットの『謎の鳥』より】
中国から見れば「カモ」、欧州から見れば「アホウドリ」
米国から見れば「チキン」、日本の有権者から見れば「サギ」
でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。
私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。

4.小沢&鳩山の政治資金疑惑

小沢幹事長と鳩山総理という民主党の2トップが同時に政治資金問題で疑惑の渦中にあるということは、これまでに例がない極めて異常な事態です。
小沢幹事長は、不起訴処分であったものの「極めて黒に近いグレー」というのが検察の判断です。数十億円にも及ぶ不明朗な金の動きの「疑惑」は払拭されていません。現職国会議員を含む元秘書らは起訴されており、小沢幹事長の監督責任、政治責任は大きいのです。国会の場で明白に説明する責任があるのです。
かつて鳩山総理は、「秘書の責任は議員の責任」と発言しており、この発言は重い。12億円もの資金をもらいながら、秘書のやったことで「まったく知らなかった」では、世の中で通用しません。国会での説明が不可欠です。
私たちは1日も早く「政治とカネ」の問題にピリオドを打ち、景気対策をはじめ目前の課題の解決に取り組むべきであると考えています。