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政策

表紙を変えても、民主党の本質は変わらない。

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2010年6月28日

その1:政策に“背骨”がない。

民主党には、政党の憲法とも言える「綱領」が存在しません。バックボーンがないため、政策に一貫性がないのです。
民主党の目玉政策である「子ども手当」や「高速道路無料化」は、すぐに内容が変更され、ガソリンの暫定税率廃止もうやむや。バラマキ政策の財源は無駄の撲滅で捻出可能と豪語していたのに、いまは消費税に言及するように変わりました。普天間基地の問題では、最終的に「辺野古案」に戻り、沖縄県民も連立パートナーの社民党もみごとに裏切り、日米関係への悪影響も甚大でした。
民主党のマニフェスト違反は明白で、その政策に一貫性は見られません。

その2:疑惑を隠し、逃げる姿勢。

鳩山総理、小沢幹事長が辞任したからといって、「政治とカネ」の問題が解決したわけではありません。菅総理に代っても問題はそのまま残っています。ましてや、荒井・蓮舫両大臣の新しい疑惑が発覚し、その説明が求められているのです。疑惑をひたすら「隠し、逃げる」のが民主党の姿勢です。

その3:国会議論を封じ、選挙を最優先する姿勢。

国会には、永い歴史からくる多くのルールがあります。民主党は、これらをことごとく無視する横暴な国会運営を行ってきました。菅新総理も予算員会を1日も開かず国会の議論を封じ込めてしまいました。参議院にあっては、野党が揃って提出した「問責決議案」を完全に無視し、本会議を開かずに会期を強引に終了してしまったのです。このために、政府が重要法案としていたすべての法案が廃案になり、第174国会の法案成立は過去最低の55.6%でした。
これは、支持率の高いうちに選挙を行おうとする党利党略があったからです。