ニュースのカテゴリを選択する

政策

逃げるな、民主党 課題山積の国会を強引に閉会

印刷用PDFデータ

2010年6月16日

これまで、総理が交代したときには必ず、予算委員会(衆参各3日間)が開会され、新内閣の方針が国民の前で堂々と議論されてきました。
しかし、選挙第1の民主党は、議論すべき緊急課題が山積しているのにもかかわらず、強引に国会を閉じてしまいました。これは言論を封じ込め、国会の権威を踏みにじる行為としか言えません。

政治とカネの問題を隠したまま

鳩山首相や小沢幹事長が辞職したからと言って、問題が解決したわけではありません。
ましてや、荒井国家戦略担当大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、川端文部科学大臣の事務所費問題が新たに生じているのです。
クリーンな政治を標榜する民主党なら、堂々と国会で説明すべきです。

口蹄疫問題を放置したまま

口蹄疫の勢いがおさまらず、新たなステージに入ってしまいました。
ここで国として責任ある対応を取らなければ、取り返しのつかないことになってしまいます。
国会で議論し、万全な対応策を決定すべきです。

約束を反故し続ける民主党

普天間基地移設問題に関して、「国外、少なくとも県外」とした沖縄県民との約束を反故。県外移設を信じた社民党は連立を離脱。
郵政改革法案を今国会で成立させるとの国民新党との約束も反故。
今国会を閉じる前に予算委員会を開くという野党との約束も反故。
マニフェストをくつがえし、国民との約束も反故。

「隠す、逃げる、騙す」の姿勢と
選挙第一主義は、小沢民主党そのものです。

民主党のマニフェスト違反の数々

(1)月額26,000円の子供手当て(財源5.3兆円)
月額13,000円で実現したが、全額国庫負担ではなく、地方にも負担。
来年度の満額26,000円支給は、断念。

(2)公立高校の授業料実質無償化
朝鮮学校の扱いについては、未だ結論出ず。

(3)ガソリン税の暫定税率廃止(2.5兆円)
小沢幹事長の「天の声」で撤回・継続

(4)農業の戸別所得補償(今年度予算5,618億円)
申請件数は約55万件(コメ販売農家180万戸の1/3以下)※5月末
23年度からは、麦や大豆等に拡大、予算規模も1兆円となるが不可能?

(5)年金制度の改革(記録問題への集中対応期間(2年間)2,000億円)
実際は22年度予算910億円と概算要求から半減。
22年度の照合は全体の約10%、23年度以降の計画は立っていない。

(6)年金保険料の流用を禁止
年金手帳作成等の事務的経費の社会保険事業運営費4,475億円のうち、年金保険料から2,046億円が充当。

(7)高速道路の原則無料化(1.3兆円)
22年度予算は、6,000億円の概算要求が1,000億円に削減、37路線50区間(1,626キロ 高速道総延長約18%)の社会実験に変更。
前原大臣が新たな上限料金制度(実質値上げ)を発表も、小沢幹事長の「天の声」で頓挫。

(8)天下りのあっせんの全面禁止
斎藤次郎旧大蔵省事務次官を日本郵政社長に起用。

自民党は、もう一度“いちばん”の日本を取り戻すために、
まっとうな政治を貫きます。