政策

国民の安心と安全のための外国人政策 第一次提言
― 違法外国人ゼロを目指して ―

石破総理に提言を申し入れる特命委員会役員

本特命委員会は、外国人に関する政策を検討してきた政調の様々な本部や調査会などの組織を束ね、総合的かつ施策横断的に取り組むことで、外国人政策全体の一体性と整合性を確保することを目的として立ち上げられたものです。

近年、外国人の就労者や海外からの観光客の増加により、迷惑行為や国民の不安を招くような事態が発生しています。ルールを守らない外国人には厳格に対応し、国民の安心と安全につながる外国人政策をすすめることで、海外活力を取り込む成長型経済の礎とすることが必要です。このような認識の下、3つの原則と3つの方針からなる提言をまとめています。

1.国内社会のグローバル化を前提としていない既存制度全般について、以下の3つの原則に従った見直しを求めています。

  • 法令遵守の徹底:公の秩序の維持の観点も踏まえ、ルールを守る外国人を受け入れ、ルールを守らない外国人には厳格に対応
  • 制度の適正利用:制度の目的に反する利用を防止するため、制度・運用を適正化
  • 透明性の確保:土地の取得や制度の利用状況について、国籍等の実態を把握

これらの原則に基づき、総合的かつ施策横断的に取り組むことで、外国人政策に関する全体の一体性と整合性を確保することとしています。

2.課題解決に向けて、以下の3つの方針に基づいた取り組みを提言しています。

  • 国籍等の情報を報告・共有する制度的枠組みの整備、および出入国・在留管理、土地利用、制度利用状況など、外国人に関する実態の把握
  • 政府機関や自治体のDX化を推進し、双方向の情報共有を可能にする基盤の整備
  • 関係省庁が協力し、継続的な実態把握および制度・運用の不断の見直しを行う司令塔体制の構築

これらの内容を第一次提言としてとりまとめ、政府の早急な対応を求めるとともに、引き続き「違法外国人ゼロ」を目指して党としての議論・実態把握を進めてまいります。

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国民の安心と安全のための外国人政策 第一次提言

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