2011年02月01日
衆院予算委員会の基本的質疑の中で、塩崎恭久議員と甘利明議員は民主党政権に欠けていると言われる成長戦略を中心に質問した。
塩崎議員は、菅総理が経済成長の「第3の道」として新たな需要や雇用の創出を挙げながらここに来て、「平成の開国」と称してTPPへの参加を唐突に打ち出していることに「キーコンセプトがここまでぶれるとは、何をやろうとしているのかわからない」と批判。成長戦略における一貫性の無さを「朝令暮改」と指摘し、これが日本国債格下げの背景にあるとの認識を述べた。
一方、甘利議員は菅総理の成長戦略の方向性に疑問を呈した。その上で、「生産性の向上が経済成長の原動力」であることを強調しながら、企業の国際競争力を強化するため、高付加価値産業の育成に向けた経済政策が重要との認識を訴えた。

