兵庫県南部の播磨灘に面し、一級河川の加古川の河口に広がる加古川市は、昔は綿花栽培の盛んな地域で、播州木綿は広く知られた名産品でした。しかし明治半ば以降、海外の洋綿に押され衰退を余儀なくされていました。それが今、平成23年に「かこっとんふぁーむ」プロジェクトを開始し、平成28年にかこっとん株式会社を立ち上げた鷲尾吉正社長をリーダーとするコットン産業の復活に注目が集まっています。
耕作放棄地の増加に歯止めをかけ、地元産綿花を農薬不使用での栽培を実現。伝統ある綿花栽培、木綿生産を復活させた取り組みを取材しました。