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食料生産現場の「危機」に備える
緊急対策で肥料・飼料・小麦高騰に対応

食料生産現場の「危機」に備える 緊急対策で肥料・飼料・小麦高騰に対応

国民生活に影響を及ぼす物価高。世界的な肥料、飼料、小麦の高騰はわが国の食料生産現場や食卓に大きな影響を与える恐れがあります。政府与党では4月に取りまとめた原油価格・物価高騰等総合緊急対策で、肥料、飼料、小麦の高騰対策を盛り込み、令和4年度予算の予備費で対策に取り組んでいます。

肥料 代替国から原材料を輸入 輸送・保管費を支援

化学肥料の原料は尿素、りん安、塩化カリの3つ。いずれもわが国は海外からの輸入に依存しています。りん安の原材料となるりん鉱石は、モロッコ・西サハラ、中国、エジプトの3か国で世界の約8割、塩化カリの原材料となるカリ鉱石は、カナダ、ベラルーシの2か国で世界の約7割を占め、特定の国に偏在していることが特徴です。
昨年から穀物需要の世界的な増加や、原油・天然ガス等エネルギー価格上昇に伴い、肥料原料の価格も高騰。主要な生産国である中国が国内価格を安定させるため、尿素・りん安の輸出検査を厳格化し、中国からの肥料原料の輸入が停滞していることも高騰に拍車をかけています。
緊急対策では化学肥料原料調達支援緊急対策事業に約100億円を計上。本年秋までの調達が必要な肥料について、代替国からの輸入を進め、その際に発生する輸送費や保管費といったコストを緊急的に支援し、肥料の安定供給を図ります。

食料生産現場の「危機」に備える 緊急対策で肥料・飼料・小麦高騰に対応

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