自民党は2月25日、「信頼と共感の政治を、皆さんとともに。」を主題とする令和4年党運動方針の案を総務会で了承しました。同日、党運動方針案起草委員会の小渕優子委員長と柴山昌彦委員が記者会見を行い、内容を説明しました。
岸田文雄総裁の下で初めてとなる今年の運動方針案は、コロナ禍のさまざまな不安に寄り添って謙虚に国民の声を聞き、信頼と共感を背景とした政治を進めていくとの姿勢を前面に打ち出すとともに、今夏の参院選必勝に向けた覚悟や新型コロナ対策などを丁寧に記述しています。構成は①前文②党活動③重点政策④憲法改正―とし、多岐にわたる内容を盛り込みながら、読みやすさにも配慮して文章量を抑えました。
党活動では、「最大の政治決戦」である参院選の必勝に向け、「他を圧する運動量をもって、最後の最後まで一票を削り出す」との哲理を貫いて各級選挙に勝利していく覚悟を明記。昨年の衆院選での勝利に緩むことなく不断の努力を重ねるとした上で、候補者が謙虚な姿勢で有権者一人一人に寄り添い活動する重要性も示しました。
重点政策には、現下の感染拡大や今後の新たな感染症も見据えた「新型コロナ対策」や岸田総裁の目玉政策である「新しい資本主義」をはじめ11分野を列挙。憲法改正については、改組された「憲法改正実現本部」による取り組みをはじめ、憲法改正の早期実現に向けたわが党の具体的な活動を記述しています。
運動方針案は、3月13日に開催される党大会で議案となります。
