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お知らせ党大会

第88回党大会 山口那津男公明党代表挨拶

第88回党大会 山口那津男公明党代表挨拶

思えばこの自公連立の歴史、私が公明党代表になった時、自民党は谷垣禎一総裁でした。下野をしたばかりの両党が臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の思いを共にしながら耐え忍び、そして安倍晋三総裁の下で政権を奪還することができました。デフレを脱却し国際社会に日本の存在を高からしめて、着実に改革を進めてきました。誰しも予期をしなかったコロナ感染拡大の中、安倍総裁は菅義偉総裁にバトンタッチすることとなりました。

昨年9月にわが党も党大会を行い、就任間もない菅義偉総理・総裁に来賓としてごあいさつを頂きました。最も拍手の多かった菅総理・総裁のお話は、選挙に臨む時に誰も顧みてくれない中、自らアンケート調査用紙を作り、道行く人に配り、自ら回収し答えを要約して、またそれを配られた時の話です。そうしたことを繰り返しながら一つ一つコミュニケーションの輪を広げていきました。そうしたごあいさつを頂いた時に場内に拍手がこだましました。公明党議員の日頃の姿勢と菅総裁のその行いが共感を得られた、その瞬間だったと思います。

こうした出発点をもとにさまざまな課題に直面しますが、今最も国民が心配し期待していることは、一刻も早くコロナの感染を抜け出し、次の時代の展望を開いてもらいたいということだと思います。今日をもって緊急事態宣言は解除となりますが、リバウンドを何としても防いでいかなければならず、これからのワクチン接種や東京五輪・パラリンピックがどうなるのか。こうした課題を一つ一つ誠実に着実に乗り越えて、ポストコロナの時代を切り開いてまいりたいと思います。歴代総裁にご指導ご鞭撻を賜りましたこと、改めて心から厚く感謝と御礼を申し上げます。

本年は選挙の年でもあります。秋の衆院の任期満了までのいずれかで選挙が行われ、また東京都議選も7月に予定されています。選挙協力をしっかり行ない最大の成果を生み出すことが、この連立を組む自公の責任でもあります。政策課題を国民に分かりやすく提示し、そして選挙協力をしっかり行ない、必ずや国民の期待に応えられる国民のために働ける、そういう政治を作っていこうではありませんか。

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